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11月上旬に発売予定の模様。
【Xperia™史上初の有機ELディスプレイ】
ブラビア®で培った高画質技術を結集、引き込まれるような映像美の有機ELディスプレイ。
カメラまかせでかんたん、きれいに撮れる高性能カメラ搭載の、「Xperia XZ3」登場です♪詳細は → https://t.co/wjwOLXD1Os pic.twitter.com/nvArIWsyj6
— au (@au_official) 2018年10月11日
先ごろドイツで開催されたIFAにて、ソニーモバイルから新しいXperia XZ3が発表された話。
ソニー製スマホのまとめはこちら。
毎年恒例8月末のIFAと2月のMWCでは恒例で新機種が各社から発表される。
昨年はXZ1が発表され、日本では11月頃から販売された。
その後今年のMWCでXZ2が発表された。
そして今年のIFAではXZ3と、年2回のペースで発表、販売されている。
この調子で行けば、XZ100が出るのは、2067年か。(ジョークです)
自分が買った最初のXperiaは実は初のMVNOで使ったAXだ。
初のLTE対応機らしいが、お世辞にもバッテリの持ちは良くない。
仕方ないので、交換用のバッテリを用意して通勤に使っていた。
(自分が持つスマホではこれが自分で容易にバッテリ交換出来る最後の機種。
当時はモバイルバッテリなど存在価値がなかった。)
バッテリの問題と、当時使っていたMVNOがあまり速くなかったこともあり、結局使わなくなった。
AXは実はミッドレンジ向けの機種でその後も数台続き、大きさだけは今のCompactシリーズに続いている。
しかし、ソニーモバイルの国内戦略は変わっている。
競合の多いミッドレンジではなく、画面が大きいハイエンドを主戦場に選んだ。
このため、かつてMVNO向けにJ1 compactという1機種だけを販売した。
しかし、今は海外でのみXAシリーズというミッドレンジ向けを販売するのみで、
国内はハイエンドしか投入していない。
そんなハイエンドだが、5代続いたZシリーズが終わり、X Performanceシリーズが始まった。
これは続かず名前が変わり、XZになった。
Zシリーズは重量が重く電池の持ちが良くないと言われていたが、Xで改良され、
それがあって名前が変わったのだろう。
名前を変える=機能が大きく変わった、と、わかりやすい。
そのXからXZに変わった経緯はよくわからない。
単にネーミングの悪さがあって定義し直しただけかもしれない。
若干の変更のみで、典型的なマイナチェンジだ。
カバーやフイルムがそのまま使える。(XZsは若干カメラが飛び出ているが)
カメラは先読み撮影、ハイスピード撮影に対応し、メモリ容量が3GBから
4GBに増えた程度で後は変更点が見当たらない。
ソニーモバイルの戦略として、年1回大きく変えて、半年後は小変更にとどめているのだろう。
流石に半年に一回メジャーチェンジをするほどの体力はないだろうし、ネタもないと思う。
一方でXZ1はXZsから変更量は少ないものの、名前を変えていることからもメジャーチェンジなのだろう。
XZsからXZ3までどういう点が変わったか、見てみよう。
XZsは2017年夏モデル。
XZ1は同秋冬モデル。
主な変更は、
HDR動画コンテンツに対応
Snapdragon 820→835により、処理能力向上
32GB→64GBに倍増
2900mAh→2700mAh に減っている。このため、待ち受け時間は、700時間→420時間に短くなった
XZsは表面だった。
液晶画面の上部にあった。(確かそうした理由は背面カバーを金属にしたからだったと思う。)
ICカードリーダにガラスの画面を当てることになるので違和感があるが、まあ許容範囲だった。
しかしさすがに不評だったのか、XZ1では普通に裏面に戻った。
カメラ周りの機能追加は、
カメラ撮影でいろいろ遊びたい人には、たまらないのだろう。
音が良くなった
自分自身はXZsで十分だったので、さほど魅力的には見えなかった。
しかし、Pie対応がXZsでは見送られらた。
1年程度の延命のために出たばかりで割高の機種を買った。
その価値が妥当かどうかはまだわからない、というように自分の中では整理している。
同様に、XZ1からXZ2のマイナチェンジの内容は、下記の通り。
(XZ1を買った直後のリリースなので、あまり認識してなかったが)
XZ1までは画面周りの厚みがあった。
他社に比べると古臭さは否めない。XZ2では外観を変えた。
大きくなった。
5.2インチ→5.7インチ、1080×1980→1080×2160に大きくなっている。
流行りのフルHDを超える解像度。
これも他社との比較からの変更だろう。
右横の電源ボタン兼用→背面へ移動。
個人的にはmotoのように正面下がいい。
背面はカバーすると隠れるし、テーブルにおいたときに見ようとすると持ち上げなければならない。
一方で手で持っているときは片手だけでロック解除できるのは便利。
指紋センサを2箇所つけるしかないのではないか。
iPhoneもそうだがレガシなコネクタは廃止方向。
厚みを削るには効果的。
USB-Cのコネクタに挿す変換アダプタわ使う。
Bluetoothによるワイヤレス、という手もある。
2700mAh→3060mAhへ増量し、Qiに対応。
XZ1で減らしたのが不評だったのだろう。
SnapDragon 835→845へ。
1300万画素→500万画素に減らしている。
しかし3Dクリエータに対応。
映像に合わせて、本体を振動。
映画やゲームを見るのに良い。
同様に、今回のXZ2からXZ3のメジャーチェンジの内容は、主に4つ。
これが一番大きいと思う。
昨年iPhoneXで使われて話題になった有機ELディスプレイになった。
XZ2の5.7インチから6インチに若干大きくなっている。
液晶とは液状の結晶に電気を加えることで、隙間な空き具合を調整出来る部材だ。
隙間が開くと後ろからの光が見えるので、後ろの光がRGB、すなわち赤、緑、青の
光の3原色を用意し高密度で配置することで、人間の目では3原色の光の濃淡に応じた色に見える。
液晶は自身が発光するわけではないので、バックライトが必要。
昔は蛍光管だったが、今はLEDになっている。
一方で有機ELは、有機体に電気をかけると発光する性質を使い、液晶のようにバックライトは不要。
このため薄くできる。
柔らかい素材で有機体を挟むことも可能なため、曲げられるディスプレイの研究が進められている。
1080×2160→1400×2880
フルHDのさらに上を行く解像度。
画面の大きさはあまり変わらないので精細になるが、dpi調整をするので、
アイコンが小さくて使いづらい、ということはないだろう。
そのうち、ローエンド機種まで普通に4K解像度になるのかな。
Android8から9に変わった。
変更点はいろいろあるが、下記参照。
端末上のメニューではなく、端末の横を叩くことでショートカット画面を呼び出せる。
motoのジェスチャーに相当か。
違うのは設定ではなく、XZ3が認識したユーザーがよく使うアプリが表示される点。
1週間の使い方をAIで分析するのだそうだ。
昨今、AIと言えばなんでもイケイケになっている気がする。
3060mAh→3360mAhに、増量。
バッテリ容量は多いほどいい。
ただし重くなるのは勘弁。
今回は有機ELにして部品が減り、軽くなった分をバッテリ追加に使ったのだろう。
インカメラを500万画素→1300万画素に戻した。
ボケ、美顔モード追加。
カメラ性能はともかく、付随するアプリケーションは他社に追いついた、というところか。
他社がやる自撮り機能への対応だろう。
SnapDragon845、メモリ4GBのまま。
有機ELディスプレイの登場で画面周りはそろそろ飽和していそうだ。
次の改良は処理とかあるいは通信速度だろうか。
夏のXZ4がどうマイナチェンジしてくるか、期待。
2019/11/1補足
2019年夏に安くなったXZ3を購入。
Xperia XZ3についてのまとめはこちら。
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