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2020年5月14日更新
USの商務省が度重なる虚偽報告に対する制裁として、
中国ZTE製品をUSから7年間輸出禁止とした。
ZTEは日本でスマートフォンを販売している。
スマートフォン、タブレットに関するニュースのまとめはこちら。
日本でも昔、東芝ココム違反事件などあった。輸出規制にひっかかるものには、
例えば高度な暗号化機能などの技術や兵器に転用可能な機械部品、製造装置がある。
輸出違反は企業だけでなく、担当した個人も実刑の可能性がある。
また、面倒臭い点として、日本から輸出する場合でもUS原産の技術が含まれる場合は、
USのEAR(Export Administration Regulations)に違反してはならない。
輸出するのは日本なのになぜと思うが、そういうルールだから仕方ない。
US原産の暗号化技術を組み込んだ製品を日本で作り、輸出規制対象国に売ると逮捕される。
規制対象国は、今はアフガニスタン、中央アフリカ、コンゴ民主共和国、
エリトリア、イラク、レバノン、リビア、北朝鮮、ソマリア、スーダンがある。
どこも危険な国である。
普通の企業は輸出規制品をその国に直接売ることはないと思うが、第三国を経由して
売っても調査されれば逃れられない。
輸出管理については真面目にやっていない企業が多いと思うが、問題が起きると
企業だけでなく担当者も実刑があるので、国民の義務として知っておく必要があると思う。
知らなかった、では法律違反はすまない。
USはZTEとファーウェイに対し、スパイ行為があるとして政府関係機関での購入をやめる
方針らしい。確かにファーウェイのタブレット、MediaPad m3はLTE通信ができない場合、
Baiduに何か通信している。
こういうのがあると、バックドアを仕込まれている、と思ってしまうのだろうな。
2019/4/14追記
その後確認した際には、Baiduへの通信は確認できなくなっていた。なんでだろ。
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