【Alma Linux】CentOS後継のAlma Linuxが10.2正式版を提供開始
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CentOS8の後継の一つ、AlmaLinuxから次のメジャーバージョンである10.2の正式版が提供開始。
CentOS後継問題のまとめはこちらから。
AlmaLinuxのアップデート
前回の10.2Betaリリース開始時の記事はこちら。
本家RHELでは半年ごとのマイナーバージョンのアップデートが続いている。
先日の10.2Betaのリリースから評価され、順当にGAとなった。
なお、8.x系は2024年5月の8.10で終了している。9.x系は2027年5月のリリースで終了予定だ。
10.2正式版の提供
下記のようにAlma Linuxがアナウンスしている。
提供されるCPUアーキテクチャは以下のもの。
- Intel/AMD (x86_64)V3アーキテクチャに対応したバイナリ
- Intel/AMD (x86_64_v2)V2アーキテクチャに対応したバイナリ
- ARM64 (aarch64)
- IBM PowerPC (ppc64le)
- IBM Z (s390x)
10.1の新機能
詳細はリリースノートを参照。
Beta版の際の記事から引用する。
コンパイラ
- LLVM Toolset 21.1.8
- Rust Toolset 1.92.0
- GCC Toolset 15 (gcc 15.2.1)
言語など
- Python 3.14
- PostgreSQL 18
- MariaDB 11.8
- Ruby 4.0
- PHP 8.4
セキュリティ関連
- SELinux-policy 42.1.18
- SSSD 2.12.0
- OpenSSL 3.5.5
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コンテナ、仮想化
- podman 5.8.0
- libvirt 11.10.0
- QEMU-KVM 10.1.0
その他
- Git 2.52.0
- Git-LFS 3.7.1
- Samba 4.23.5
- GNOME 49
RHELからの差分
Alma LinuxはRHEL完全互換から離れ、新たな潮流を目指しているのかもしれない。今回はRHEL10からの差分がリリースノートに書かれている。詳細はリリースノートを参照。
- Btrfsのサポートを追加。Btrfsボリュームからの起動機能も含む
- x86-64-v2アーキテクチャを追加
- 32ビット(i686)ユーザー空間のサポートを追加
- いくつかのデバイスドライバに対して、アップストリームで無効化されていたハードウェアのPCI IDを再度追加するために変更
注意点
8.9から、Alma LinuxはソースコードレベルでRHELの完全互換ではなくなっている。これはRedHatのソースコード開示の方針変更により、いわゆるクローンOSをライセンス違反なしで作ることが困難になったためだ。
Alma Linuxはソースコード互換を捨て、アプリケーションレベルでの互換性維持を目指している。
このため、良かれと思ってバグを解決するコードをAlma Linuxが盛り込んでも、RedHatはそれをまだ実施してない、という意味でのソースコード不一致の可能性がある。
RedHatの方針変更によるいざこざについての結論は下記記事を参照。
まとめ
まだ10.xを使っている人は少ないだろうから、9.x、8.xから移行する人はdnfコマンドでできるかもしれないけど、パッケージの依存性に注意だ。移行の評価は欠かせない。
ダウンロードはここから。
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著者プロフィール
irvine
ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。