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CentOS8の後継の一つ、Alma Linuxから8.x系の最終バージョンである8.10の正式版が提供開始になった。
CentOS後継問題のまとめはこちらから。
ベータ版提供の記事はこちら。
9.4と比べてGA版リリースまでに時間がかかった。本家RHEL8.10のGAが5月22日なので、RHELで問題が見つかって直していたのだろう。。
対応するアーキテクチャは、x86_64,aarch64,ppc64le, s390xとのこと。9.3と同じだ。
詳細はリリースノートを参照。
目立つ機能追加はなく、基本的に更新だ。8.10から変更はない。
8.9から、Alma LinuxはソースコードレベルでRHELの完全互換ではなくなっている。これはRedHatのソースコード開示の方針変更により、いわゆるクローンOSをライセンス違反なしで作ることが困難になったためだ。
Alma Linuxはソースコード互換を捨て、アプリケーションレベルでの互換性維持を目指している。
このため、良かれと思ってバグを解決するコードをAlma Linuxが盛り込んでも、RedHatはそれをまだ実施してない、という意味でのソースコード不一致の可能性がある。
RedHatの方針変更によるいざこざについての結論は下記記事を参照。
8.x系を使う人はyumやdnfで更新することが可能だ。従い新規にインストールする必要はない。
7.x系を使う人は深刻だ。サポート期限は迫っている。8.xや9.xに移行するには時間がない。セキュリティリスクを考慮しつつ使い続けるか、有償の延長サポートをやってくれるベンダを探すかだ。後者をやりつつ8.xへの移行を急ぐことが現実的だろう。
ダウンロードはここから。
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