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バックアップソフトのレビュー AOMEI Backupperを試してみた

2021年4月4日 - Jisaku7, アプリケーション, 依頼レビュー
    
バックアップソフトのレビュー AOMEI Backupperを試してみた

久々レビュー依頼を頂いた。AOMEI社様のバックアップツールについてレビューする。
ソフトウェアのまとめはこちら。

AOMEI社とは

シンガポールの会社で創立は2010年と若い会社。会社紹介のページを読むと「データ保険会社」で
あると書いてある。ん?なんだろ。

マーライオン、懐かしい。

生命保険のようにリスク管理をするために、データにも保険が必要と提唱しているようだ。データ保険は備えていれば100%リスク回避できる。備えていないからPCが壊れてからあたふたする。こういう製品への投資は必要な経費だ。特に仕事でPCを使っている人、自分のように家計簿をつけていてデータが消えると確定申告などで非常に困る人は導入を考えたほうが良い。

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AOMEI

AOMEI

出典:AOMEI社様 WEBページ 以下同じ

自分は初耳の会社だが、AOMEI社様の製品は日本だけでなくアメリカ、ドイツ、カナダ、イギリスなど180以上の国と地域で使われており、ユーザ企業にはLenovo, マクドナルドなどS&P 500 に入る企業も含まれている。

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AOMEI Backupperとは

AOMEI Backupperは世界中で使われているバックアップソフトウェアで、バックアップ、復元だけでなくHDDクローンの作成やファイル同期機能まである。無料なのに使える機能が多いことが特徴だ。

例えばOSドライブのバックアップをすると、ドライブが万が一クラッシュしたとしてもバックアップイメージから復元できる。クラッシュだけでなく、何らかのソフトウェアのインストールが原因で動作がおかしくなった場合にも戻すことができる。データもバックアップしておくことで、万が一ランサムウェアに感染して「お金を払え、でないとデータを消すぞ!!」と脅されたとしても、まるごと感染前のOSとデータに復元すれば問題ない。

製品は個人向け、中小企業向け、大企業向けのカテゴリがあり、機能が若干異なる。個人向けでは無料のStandard版、有償のProfessional版がある。

AOMEI Backuppers

AOMEI Backuppers

ここでは個人向け有償版のProfessional版を使ってレビューするが、一部機能はStandard版でも使用できる。以下で(Pro)と書かれているものはStandard版では利用できないので注意。ただしProは一定期間のお試しが可能なので使って気に入ったら支払えばよいだろう。

AOMEI Backupper

AOMEI Backupper

最後に実際に操作したレビューを記載している。レビューした情報は下の「レビューした操作」を参照。

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ハードウェア要件

最小ハードウェア要件は下記の通り。スペックだけ見るとPentium3の頃のPCでも使えそうに思えるが、実際にこのスペックで使うことはないだろう。

対応OS

すでにサポート終了になったOSをいろいろな理由で使い続ける人はいる。そういう需要も考えてなのかXP~7までも含まれている。もちろん最新の10も対象だ。

対応ファイルシステム

これはOSに関連してくるが、みたところWindowsでは問題ない。EXT2/3とあるのはLinuxで使われるものだが、最近はExt4やXFSを使っているので古い。ReFSなんて懐かしいな。使われているのか?

バックアップ

バックアップ

バックアップの種類

多彩な種類がある。まずは紹介。Standard/Pro版の差も紹介していく。

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システムバックアップ

現在のCドライブ(システム、Windows)の状態とパソコンの起動に必要なデータをまとめてバックアップする。バックアップ時点までに行ったソフトウェア/アプリケーション/ドライバのインストールや設定内容も保存することができる。(ほかのドライブにインストールしたものは当然入らないが)

何らかの理由でWindowsシステムの不具合が生じた際に、このバックアップからシステムイメージを復元して、パソコンをバックアップ時点の状態に戻すことができる。

ディスクバックアップ

ドライブを丸ごとイメージにする。ドライブ上の全てのパーティション/ボリューム、データをまとめて、ひとつのイメージファイルにする。そのイメージファイルを使うと、ドライブ全体を簡単に復元できる。

パーティションバックアップ

ドライブ内を複数のパーティションに分割できる。データ用のドライブなら個々のパーティションをD,Eドライブというように分割することができる。これによるメリットは分割したパーティションサイズを超えて書き込むことができないという点くらいで、最近はあまりやらない。

ブートドライブはOSの入ったCドライブだけでなくブート用、回復用のいくつかのパーティションがある。
一つ以上のパーティション/ボリューム(ダイナミックボリューム)を簡単にバックアップできる。ドライブ全体ではなく特定のパーティションだけをバックアップするため、時間もイメージファイルの容量も節約できる。ディスクバックアップのサブセットだ。

ファイルバックアップ

データ用ファイルの場合はこちらを選択することが多いだろう。
個々のファイル/フォルダだけをバックアップすることができる。作成したバックアップから必要になったときに必要なファイルだけを復元することができる。ファイルだけなのでOSブート用の設定などは含まれないことに注意。
特定の拡張子を持つファイルをバックアップ対象から除外する、あるいは対象とすることができる。ほかにシステムファイルを除外するかしないかも選択できるようだ。

バックアップ方法

バックアップする方法がいろいろある。多くを無料版でも使えるのは魅力的だ。

付加機能

バックアップスケジュール

定期的に自動バックアップすることができる。この機能は結構有用だ。手動でバックアップしているとたまに忘れてしまうからだ。選択肢は「デイリー」「ウィークリー」「マンスリー」「イベントトリガー(Pro)
「USB挿入(Pro)」「リアルタイム同期(Pro)」がある。前半3つはわかると思うので後ろの3つを補足する。

その他のオプション

バックアップに関するオプションがまだある。

復元

バックアップソフトを使っても復元の時のことまで考えないことが多い。いざというときに慌てて方法を確認しがちだ。かく言う自分もそうだ。1式しかないシステムに取り立てのバックアップを復元して使えるかどうかを試す、というのはなかなかやりたがらない。仕事ならやるしかないのだが。
復元は基本的にバックアップと対になっている。事前に確認しておかないと、いざというときに困る作業だ。下記機能がある。できて当たり前と思える機能が並ぶが、最後のユニバーサル復元があるのは嬉しい。

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クローン

クローンとは、ドライブを丸ごとコピーすることだ。OSドライブのクローンを作っておけば、万が一OSドライブが壊れてもクローンのドライブに差し替えることで再起動できる。ただしクローンを取ってから交換するまでのOSに対する更新は反映されていないので、差し替えてそのままで故障前から継続できるかというとそうではない。Windowsよりは頻繁なアップデートを控えるLinux向きな手法だ。
注意点は、Windowsの場合は同じSIDのシステムになるので、クローンでもう1システムを作って起動するとライセンス違反になる。また検出されてどちらかしか動かないと思われる。あくまでもクラッシュに備えた予備パーツであることに注意。

クローン

クローン

ユーティリティ

その他ツールを簡単に紹介。

ツール

ツール

ツール

ツール

サポート

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レビューした操作

ここからが実際に使ってみた記録だ。インストールはするすると進むので省略。下記の機能を確認してみた。

順に詳細を説明しながらやった結果を書く。操作はRyzen5 3600の自作PCであるJisaku7で行った。ストレージ構成は下記の通り。

3ドライブは異なるSATAケーブルでマザーボードと直結している。

1 リアルタイム同期(Pro)

SSDに書かれた内容をリアルタイムでHDDに反映する。その際の負荷を見る。
写真ファイル9095、フォルダ235、総容量35.8GBのフォルダを、OSの入ったSSDのCドライブにコピーし、リアルタイム同期を設定してEドライブにコピーが終わるまでの時間を測定。ターゲットはHDDドライブのEドライブ。
まず、リアルタイム同期を設定する。

リアルタイム同期

リアルタイム同期

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リアルタイム同期

リアルタイム同期

リアルタイム同期

リアルタイム同期

準備のためにCドライブにコピーしている最中にその裏でEドライブにも同期のコピーが走っていた。Eドライブへの同期中はEドライブは書き込みが大量に発生するので負荷が100%になっている。一方で高速なSSDであるCドライブはReadであるので負荷はたいしたことはない。実行中の体感速度はCドライブの負荷が低いためであろう、へんな引っ掛かりもなく普通に使えている。ファイルの一括コピーは7分で終了した。なお、同期を停止するような機能は見当たらなかったので、いったんタスクを削除するしかないのかもしれない。

リアルタイム同期

リアルタイム同期

2 OSドライブのバックアップ

OSの入ったCドライブをバックアップする。バックアップ先はHDDのEドライブだ。
CドライブはSSDで、およそ430GB使用している。

OSバックアップ

OSバックアップ

いろいろ設定できるがここはStandard版とProfessional版で異なるので注意。

OSバックアップ

OSバックアップ

OSバックアップ

OSバックアップ

実行すると負荷は下図の通り。CPUはたいしたことないが、バックアップ対象のCドライブの負荷がRead多発で100%近い。この状態になると体感も悪くなって、操作が引っ掛かる。何もせず見守るしかない。

OSバックアップ

OSバックアップ

37分かかって終わる。途中でBluetoothが切れたが、このバックアップとの関連性は不明。

OSバックアップ

OSバックアップ

3 フォルダのバックアップ

最後にデータフォルダを想定したバックアップをした。この使い方は日常的にやっているものなので興味がある。
HDDのDドライブにある写真フォルダの写真をバックアップした。35.8GB、9,095ファイル、235フォルダの構成だ。これを上と同じくHDDのEドライブにバックアップする。まずは設定する。

ファイルバックアップ

ファイルバックアップ

実行中の負荷は下図の通り。バックアップ対象のあるDドライブもバックアップ先のEドライブも負荷が40%弱だ。これはバックアップファイルを作成するのに圧縮処理などを行うため、純粋なデータの読み書き以外にも時間がかかるので、若干ストレージの負荷が下がるという事だろう。単純なファイルのコピーであれば、通常は書き込み側のEドライブが100%になるものだ。

ファイルバックアップ

ファイルバックアップ

12分で終わった。

ファイルバックアップ

ファイルバックアップ

使った感想

使っていない機能を含めて、良い点と思ったものは下記。

イマイチな点も、もちろんある。

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最後におすすめ度を書く。
機能   ★★★★★
性能   ★★★☆☆  評価時間が不十分のため
サポート ★★★☆☆  対応はしていただけたが、解決できなかった
お勧め度 ★★★★☆  無料でここまで使えるのは素晴らしい

Professional版は体験期間が過ぎるとライセンス購入する必要がある。Standard版ではできないこともあるので、仕事に使ったり趣味でも重要なデータを扱うPCであれば、まずはStandard版を試してみるといい。使ってみてよいと思ったらProfessional版に切り替えてもいいだろう。

バックアップは日ごろからやらないと意味がないものなので、スケジュール登録できて自動でやってくれる本製品はずぼらな方にもお勧めできそうだ。

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