HP Directplus -HP公式オンラインストア-
ウイルスバスター公式トレンドマイクロ・オンラインショップ
毎日の生活に役立つ!面白い!『こんな便利な商品があったのか!!』特集
本ページはプロモーションが含まれています。
  
 

[PR]バックアップソフトのレビュー AOMEI Backupperを試してみた

 

スポンサーリンク

 
[PR]バックアップソフトのレビュー AOMEI Backupperを試してみた

久々レビュー依頼を頂いた。AOMEI社様のバックアップツールについてレビューする。
ソフトウェアのまとめはこちら。

  

この記事のポイント

  • AOMEI様のバックアップソフトであるBackupperを試してみた
  • 容易なUIで操作でき、手軽にバックアップの設定ができる
  • 有償版ではフォルダの同期機能などもあり。必要な人には重宝する機能

 

AOMEI社とは

シンガポールの会社で創立は2010年と若い会社。会社紹介のページを読むと「データ保険会社」で
あると書いてある。ん?なんだろ。

マーライオン、懐かしい。

生命保険のようにリスク管理をするために、データにも保険が必要と提唱しているようだ。データ保険は備えていれば100%リスク回避できる。備えていないからPCが壊れてからあたふたする。こういう製品への投資は必要な経費だ。特に仕事でPCを使っている人、自分のように家計簿をつけていてデータが消えると確定申告などで非常に困る人は導入を考えたほうが良い。

AOMEI

AOMEI 出典:AOMEI社様 WEBページ 以下同じ

自分は初耳の会社だが、AOMEI社様の製品は日本だけでなくアメリカ、ドイツ、カナダ、イギリスなど180以上の国と地域で使われており、ユーザ企業にはLenovo, マクドナルドなどS&P 500 に入る企業も含まれている。

AOMEI Backupperとは

AOMEI Backupperは世界中で使われているバックアップソフトウェアで、バックアップ、復元だけでなくHDDクローンの作成やファイル同期機能まである。無料なのに使える機能が多いことが特徴だ。

例えばOSドライブのバックアップをすると、ドライブが万が一クラッシュしたとしてもバックアップイメージから復元できる。クラッシュだけでなく、何らかのソフトウェアのインストールが原因で動作がおかしくなった場合にも戻すことができる。データもバックアップしておくことで、万が一ランサムウェアに感染して「お金を払え、でないとデータを消すぞ!!」と脅されたとしても、まるごと感染前のOSとデータに復元すれば問題ない。

製品は個人向け、中小企業向け、大企業向けのカテゴリがあり、機能が若干異なる。個人向けでは無料のStandard版、有償のProfessional版がある。

AOMEI Backuppers

AOMEI Backuppers

ここでは個人向け有償版のProfessional版を使ってレビューするが、一部機能はStandard版でも使用できる。以下で(Pro)と書かれているものはStandard版では利用できないので注意。ただしProは一定期間のお試しが可能なので使って気に入ったら支払えばよいだろう。

AOMEI Backupper

AOMEI Backupper

最後に実際に操作したレビューを記載している。レビューした情報は下の「レビューした操作」を参照。

ハードウェア要件

最小ハードウェア要件は下記の通り。スペックだけ見るとPentium3の頃のPCでも使えそうに思えるが、実際にこのスペックで使うことはないだろう。

  • 500 MHzx86または互換CPU
  • 256MBのRAMメモリ

対応OS

すでにサポート終了になったOSをいろいろな理由で使い続ける人はいる。そういう需要も考えてなのかXP~7までも含まれている。もちろん最新の10も対象だ。

  • Microsoft Windows XP(すべてのエディション、32ビットと64ビット)
  • Microsoft Windows Vista(すべてのエディション、32ビットと64ビット)
  • Microsoft Windows 7(すべてのエディション、32ビットと64ビット)
  • Microsoft Windows 8/8.1(すべてのエディション、32ビットと64ビット)
  • Microsoft Windows 10(すべてのエディション、32ビットと64ビット)
  • Microsoft Windows Server 2003 and 2003 R2(すべてのエディション、32ビットと64ビット)
  • Microsoft Windows Server 2008 and 2008 R2(すべてのエディション、32ビットと64ビット)
  • Microsoft Windows Home Server(WHS)2011、Windows Small Business Server(SBS)2011
  • Microsoft Windows Server 2012、2012 R2、2016、2019(すべてのエディション)

対応ファイルシステム

これはOSに関連してくるが、みたところWindowsでは問題ない。EXT2/3とあるのはLinuxで使われるものだが、最近はExt4やXFSを使っているので古い。ReFSなんて懐かしいな。使われているのか?

  • FAT16
  • FAT32
  • NTFS
  • ReFS
  • Ext2/3、ExFAT
バックアップ

バックアップ

バックアップの種類

多彩な種類がある。まずは紹介。Standard/Pro版の差も紹介していく。

システムバックアップ

現在のCドライブ(システム、Windows)の状態とパソコンの起動に必要なデータをまとめてバックアップする。バックアップ時点までに行ったソフトウェア/アプリケーション/ドライバのインストールや設定内容も保存することができる。(ほかのドライブにインストールしたものは当然入らないが)

何らかの理由でWindowsシステムの不具合が生じた際に、このバックアップからシステムイメージを復元して、パソコンをバックアップ時点の状態に戻すことができる。

ディスクバックアップ

ドライブを丸ごとイメージにする。ドライブ上の全てのパーティション/ボリューム、データをまとめて、ひとつのイメージファイルにする。そのイメージファイルを使うと、ドライブ全体を簡単に復元できる。

パーティションバックアップ

ドライブ内を複数のパーティションに分割できる。データ用のドライブなら個々のパーティションをD,Eドライブというように分割することができる。これによるメリットは分割したパーティションサイズを超えて書き込むことができないという点くらいで、最近はあまりやらない。

ブートドライブはOSの入ったCドライブだけでなくブート用、回復用のいくつかのパーティションがある。
一つ以上のパーティション/ボリューム(ダイナミックボリューム)を簡単にバックアップできる。ドライブ全体ではなく特定のパーティションだけをバックアップするため、時間もイメージファイルの容量も節約できる。ディスクバックアップのサブセットだ。

ファイルバックアップ

データ用ファイルの場合はこちらを選択することが多いだろう。
個々のファイル/フォルダだけをバックアップすることができる。作成したバックアップから必要になったときに必要なファイルだけを復元することができる。ファイルだけなのでOSブート用の設定などは含まれないことに注意。
特定の拡張子を持つファイルをバックアップ対象から除外する、あるいは対象とすることができる。ほかにシステムファイルを除外するかしないかも選択できるようだ。

バックアップ方法

バックアップする方法がいろいろある。多くを無料版でも使えるのは魅力的だ。

  • インテリジェントセクターのバックアップ
    使用済み領域のセクターだけをバックアップする。イメージファイルのサイズが小さくなるため、バックアップ時間とバックアップ用のディスク容量を節約することができる。500GBのドライブでも200GBしか使っていなければ、データが載っていない300GBはバックアップしないという事だ。
  • VSS対応
  • 増分、差分バックアップ
    「フルバックアップ」「増分スキーム」「差分スキーム」の3種類がある。

    • フルバックアップ 対象をすべてバックアップする。
    • 差分 初回行われたフルバックアップから変更や追加されたデータのみバックアップする。(Pro)
    • 増分 前回行われたバックアップ(フルまたは増分バックアップ)から変更や追加されたデータのみバックアップする。復元する場合はフルバックアップと指定した増分までの履歴すべてをマージする必要がある。
  • コマンドライン(Pro)
    GUIだけでなくコマンドラインで操作できる。RPAでGUIを操作するよりはバッチ処理を容易に構築できるので便利。ただし個人用途でこれが必要とは思えない。
  • バックアップスキーム(Pro)
    不要になったイメージファイルを自動的に削除して、バックアップに使用するディスク領域を管理したり、節約したりする。個人用のバックアップソフトではなかなかないが、あれば便利な機能。えてして、バックアップ先の容量がなくて自動バックアップが失敗するものだから。
  • バックアップ先
    下記の各種フォルダにイメージファイルを書き出せる。

    • 外付けHDD
    • USBメモリ
    • ローカルドライブ
    • NAS
    • クラウドストレージ
  • ファイル同期
    同期機能はファイルやフォルダをローカルドライブ、外付けHDD、同一ネットワーク内のパソコン、NAS/共有フォルダ、USBメモリ、クラウドストレージなど、いろいろな場所へ同期することができる。同期により、ファイルまたはフォルダを常に別の場所にバックアップすることができる。(バックアップというよりはその時点のレプリカ、クローンといったほうが良いだろう)仕事で作成するデータファイルを定期的にバックアップしておきたいという用途には便利だ。ただし履歴管理まではしてくれないようなので注意。

    • ミラー同期(Pro)
      ミラー(鏡)のように2つのフォルダが一致するように同期する機能。
      ソースフォルダで変更(新しく追加または修正)されたファイルがターゲットフォルダに同期され、同期先のフォルダは常に同期元のフォルダと同じファイルを保持する機能。ターゲットフォルダでソースフォルダと一致していないファイルは、削除または上書きされる。
    • 双方向同期(Pro)
      ミラー同期でソースフォルダとターゲットフォルダが双方向で同期する機能。
      ソースフォルダで新しく追加、修正または削除されたファイルがターゲットフォルダへ同期され、ターゲットフォルダで新しく追加、修正または削除されたファイルもソースフォルダへ同期される機能。相互に、一方でファイルを変更すると、もう一方のフォルダで同期を取る。2拠点で同時に1つのプロジェクトに関する作業をするイメージだろうか。
    • リアルタイム同期(Pro)
      設定したフォルダをリアルタイム監視して、ソースフォルダ内のファイルまたはフォルダの変更・更新が発生すると、その変更・更新を直ちにソースフォルダからターゲットフォルダへ同期する。
      WindowsやLinuxのAPIを使うとこういうプログラムを書けることを知っているが、こういうのをやっているのはバックアップソフトでは初めて聞いた。簡易的なバックアップ機能が欲しい人にはいいだろう。

      リアルタイム同期

      リアルタイム同期

付加機能

バックアップスケジュール

定期的に自動バックアップすることができる。この機能は結構有用だ。手動でバックアップしているとたまに忘れてしまうからだ。選択肢は「デイリー」「ウィークリー」「マンスリー」「イベントトリガー(Pro)
「USB挿入(Pro)」「リアルタイム同期(Pro)」がある。前半3つはわかると思うので後ろの3つを補足する。

  • イベントトリガー(Pro)
    何らかの操作をした時を契機にバックアップする。決められている4つのイベントは、ユーザのログオン、ユーザのログオフ、システムの起動、システムの停止。ユーザが定義できないのは残念なところだが、要所を抑えていると思う。
  • USB挿入(Pro)
    USBメモリをパソコンに接続すると、バックアップが自動的に開始する。USBメモリの中身をバックアップするのか、その逆なのか。おそらくどちらもできるのだろう。
  • リアルタイム同期(Pro)
    上記参照

その他のオプション

バックアップに関するオプションがまだある。

  • 圧縮レベル(Pro)
    普通/高レベルを選択できる。
  • 暗号化(Pro)
    データをおいたサーバはセキュリティ対策を十分しているのに、バックアップファイルはセキュリティ対策が不十分なサーバに置くケースがある。そんな場合に情報漏洩しないように暗号化をする場合がある。
    個人用途であれば不要と思うが、業務で使うなら欲しい機能だろう。
  • イメージの分割(Pro)
    イメージファイルが巨大になると扱いにくい。例えばブルーレイに書き出そうとした場合、20GB程度で分割する必要がある。自動分割、あるいはサイズ指定ができる。
  • 電子メール通知(制限あり)
    バックアップが終わったときに結果をメール通知したい時に使う。Standard版では、GmailサーバーとHotmailサーバーのみをサポートしている。ProではSMS、AOMEIサーバ、SMTPサーバなど利用可能。

復元

バックアップソフトを使っても復元の時のことまで考えないことが多い。いざというときに慌てて方法を確認しがちだ。かく言う自分もそうだ。1式しかないシステムに取り立てのバックアップを復元して使えるかどうかを試す、というのはなかなかやりたがらない。仕事ならやるしかないのだが。
復元は基本的にバックアップと対になっている。事前に確認しておかないと、いざというときに困る作業だ。下記機能がある。できて当たり前と思える機能が並ぶが、最後のユニバーサル復元があるのは嬉しい。

  • システム復元
  • ディスク復元
  • パーティション復元
  • ファイル復元
  • セクタ単位の復元
    セクタバイセクタ方式の復元
  • パーティションの編集
    ターゲットドライブ(クローン先または復元先)上のパーティションの大きさや場所を調整できる。
  • ユニバーサル復元(Pro)
    別のシステムで作成したバックアップイメージを利用して、他のシステムに復元を行える。ソフトウェア環境はそのまま、ハードウェアだけを入れ替えたい場合などに役立ちそうだ。
    複数台のコンピュータに同じシステムを展開したり、物理マシンから仮想マシンへ(または仮想マシンから物理マシンへ)システムを移行したりすることもできるそうだ。
    仮想化環境ではテンプレートにして仮想マシンのベースになるイメージを作って、同じ構成の仮想マシンを作成できる。

クローン

クローンとは、ドライブを丸ごとコピーすることだ。OSドライブのクローンを作っておけば、万が一OSドライブが壊れてもクローンのドライブに差し替えることで再起動できる。ただしクローンを取ってから交換するまでのOSに対する更新は反映されていないので、差し替えてそのままで故障前から継続できるかというとそうではない。Windowsよりは頻繁なアップデートを控えるLinux向きな手法だ。
注意点は、Windowsの場合は同じSIDのシステムになるので、クローンでもう1システムを作って起動するとライセンス違反になる。また検出されてどちらかしか動かないと思われる。あくまでもクラッシュに備えた予備パーツであることに注意。

クローン

クローン

  • ディスククローン(制限あり)
    Standard版ではデータドライブのみ対応。OSドライブではMBR方式のみ可能とのことなので最近のOSでは使えない。必要な人はProfessional版を購入すべし。
  • システムクローン(Pro)
    使用しているシステムを別のHDDやSSDにコピー、移行することができる。OSドライブのまるごとコピーができるが、あくまでも移行用と考えたほうが良い。
  • パーティションクローン
  • パーティションサイズの調整

ユーティリティ

その他ツールを簡単に紹介。

ツール

ツール

ツール

ツール

  • イメージのチェック
    イメージが壊れていないかを確認する。
  • イメージのマウント(Pro)
    イメージファイルをマウントして、中からファイルを取り出すことができる。
  • イメージの合併(Pro)
    フルバックアップとその関連する増分バックアップを単一のバックアップに結合する。結合により復元が早くなる。
  • ログ表示
  • タスクのエクスポート/インポート
    バックアップタスクを別の場所にエクスポート・移動することができる。同じ設定を他のPCでやりたい場合に有効。
  • ブータブルディスクの作成
  • 回復環境の作成
  • ディスクの消去
  • PXE Boot Tool(Pro)
    ネットワークからOS起動させる方法を提供する。

サポート

  • FAQ、メール
    日本語で対応してもらえる。こういう外資企業の場合、日本語で対応しても日本に担当者がいるとは限らないことと、人員が限られているため対応に時間がかかる場合がある。また、無償版の場合はどこまでサポートしてくれるのかは不明だ。対応時間はStandardは営業時間内、Professional版は年中無休とのこと。いくつか日本語で質問させていただいたが、ほとんどが翌営業日に回答をいただけたので問題はないだろう。
  • エラーコード:英語で記載
    ないよりマシだが、内容を万人が理解するのは難しそう。ただしエラーはあまり発生しないものと思う。必要なら機械翻訳だ。

レビューした操作

ここからが実際に使ってみた記録だ。インストールはするすると進むので省略。下記の機能を確認してみた。

  • リアルタイム同期
  • OSドライブのバックアップ
  • フォルダのバックアップ

順に詳細を説明しながらやった結果を書く。操作はRyzen5 3600の自作PCであるJisaku7で行った。ストレージ構成は下記の通り。

  • Cドライブ シリコンパワー製SSD 500GB
  • D,Eドライブ WD製HDD WD60EZAZ×2(DM-SMR)

3ドライブは異なるSATAケーブルでマザーボードと直結している。

1 リアルタイム同期(Pro)

SSDに書かれた内容をリアルタイムでHDDに反映する。その際の負荷を見る。
写真ファイル9095、フォルダ235、総容量35.8GBのフォルダを、OSの入ったSSDのCドライブにコピーし、リアルタイム同期を設定してEドライブにコピーが終わるまでの時間を測定。ターゲットはHDDドライブのEドライブ。
まず、リアルタイム同期を設定する。

リアルタイム同期

リアルタイム同期

リアルタイム同期

リアルタイム同期

リアルタイム同期

リアルタイム同期

準備のためにCドライブにコピーしている最中にその裏でEドライブにも同期のコピーが走っていた。Eドライブへの同期中はEドライブは書き込みが大量に発生するので負荷が100%になっている。一方で高速なSSDであるCドライブはReadであるので負荷はたいしたことはない。実行中の体感速度はCドライブの負荷が低いためであろう、へんな引っ掛かりもなく普通に使えている。ファイルの一括コピーは7分で終了した。なお、同期を停止するような機能は見当たらなかったので、いったんタスクを削除するしかないのかもしれない。

リアルタイム同期

リアルタイム同期

2 OSドライブのバックアップ

OSの入ったCドライブをバックアップする。バックアップ先はHDDのEドライブだ。
CドライブはSSDで、およそ430GB使用している。

OSバックアップ

OSバックアップ

いろいろ設定できるがここはStandard版とProfessional版で異なるので注意。

OSバックアップ

OSバックアップ

OSバックアップ

OSバックアップ

実行すると負荷は下図の通り。CPUはたいしたことないが、バックアップ対象のCドライブの負荷がRead多発で100%近い。この状態になると体感も悪くなって、操作が引っ掛かる。何もせず見守るしかない。

OSバックアップ

OSバックアップ

37分かかって終わる。途中でBluetoothが切れたが、このバックアップとの関連性は不明。

OSバックアップ

OSバックアップ

3 フォルダのバックアップ

最後にデータフォルダを想定したバックアップをした。この使い方は日常的にやっているものなので興味がある。
HDDのDドライブにある写真フォルダの写真をバックアップした。35.8GB、9,095ファイル、235フォルダの構成だ。これを上と同じくHDDのEドライブにバックアップする。まずは設定する。

ファイルバックアップ

ファイルバックアップ

実行中の負荷は下図の通り。バックアップ対象のあるDドライブもバックアップ先のEドライブも負荷が40%弱だ。これはバックアップファイルを作成するのに圧縮処理などを行うため、純粋なデータの読み書き以外にも時間がかかるので、若干ストレージの負荷が下がるという事だろう。単純なファイルのコピーであれば、通常は書き込み側のEドライブが100%になるものだ。

ファイルバックアップ

ファイルバックアップ

12分で終わった。

ファイルバックアップ

ファイルバックアップ

使った感想

使っていない機能を含めて、良い点と思ったものは下記。

  • タスクの設定のエクスポートが可能(未検証)
  • スケジュールで自動実行が可能(未検証)
  • フォルダ同期機能がある
    他では見たことない。欲しい人は欲しい機能。
  • 速い、かな
    体感だけであり短期間の検証なので断定できないが、バックアップが早く終わっているように思える。アクセス方法なのかAPIが特殊なのかわからないが、短時間で済むならそのほうがいい。

イマイチな点も、もちろんある。

  • インストールフォルダの指定ができない
    大きな問題ではないが、自由にできないのはどうなんだろうねと思う。隠しコマンドなどで指定できるのかもしれない。
  • インストールできないPCがあった
    サポートに聞いて対応を試みたがどうしてもできなかったのであきらめた。DellのCore第8世代CPUを搭載したInspironにStandard版をインストールして、ノートPCでの様子も確認しようと思った。しかし何度やってもインストール終盤でエラーとなってしまう。インストールできたように見えるので起動するも、同様のエラーになって使えない。
    AOMEI様に問い合わせして対応策を頂いたが、それでもだめだった。さらにやればできるのかもしれないが、そのためにPCを1台つぶすようなことになっても困る。バックアップソフトの確認のためにバックアップなしでパッケージの削除など行うのはちょっと危険だ。
    なお、対応策とはVC++ 2005のランタイムパッケージの修復であった。なぜ2021年に2005のランタイムなのかという点も気になるが、うまくできなかったことはここに記録しておく。

最後におすすめ度を書く。
機能   ★★★★★
性能   ★★★☆☆  評価時間が不十分のため
サポート ★★★☆☆  対応はしていただけたが、解決できなかった
お勧め度 ★★★★☆  無料でここまで使えるのは素晴らしい

Professional版は体験期間が過ぎるとライセンス購入する必要がある。Standard版ではできないこともあるので、仕事に使ったり趣味でも重要なデータを扱うPCであれば、まずはStandard版を試してみるといい。使ってみてよいと思ったらProfessional版に切り替えてもいいだろう。

バックアップは日ごろからやらないと意味がないものなので、スケジュール登録できて自動でやってくれる本製品はずぼらな方にもお勧めできそうだ。

(Visited 970 times, 1 visits today)

PR

   
著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です