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EaseUS Partition Master でパーティション編集を試してみた

2021年4月28日 - HDD, Jisaku7, SSD, アプリケーション, 依頼レビュー
    
EaseUS Partition Master でパーティション編集を試してみた

EaseUS様から久々のレビュー依頼をいただいた。
EaseUS様からは過去に下記レビューをさせていただいている。興味がある方は下記リンクから参照してほしい。

今回はパーティション編集ソフトウェアである、EaseUS Partition Masterを使ってみる。フリー版と有償版を使ってみる。

パーティション編集ソフトの用途

最近はめっきり使わない方法になったと思うが、以前はストレージが高価だったので1つのストレージをOS用、データ用と分けてCドライブ、Dドライブとして使うことがあった。なぜこういう事をするのかというと、OSドライブに空き容量がないとOSやアプリが不安定になり、最悪クラッシュしていたためだ。

その原因はデータ用ファイルが増大したため、いつの間にか空き容量が0になっているということが多かった。何も考えずにコピーやバックアップを取っているとこうなったものだ。慌ててファイルを削除したっけ。

こんな状況を避けるため物理的にC、Dドライブを別のストレージに分けたかったが、ストレージが高価だったので論理的に別ドライブ、つまりパーティションを分けて使っていた。そういう時代だった。

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こういう構成で使っているときに、安価で大容量のストレージがでると、新しいドライブを買ってきてCあるいはDドライブの容量をついでに増やしたくなる。パーティション編集ソフトウェアがなければEドライブを追加して増分をデータ用に割り当てるのだが、この場合は新しいドライブに対してOSのインストールからしなければならない。OSだけでなく数多くの慣れ親しんだソフトウェアもそうだ。そしてたいていはカスタマイズ情報を引き継げず再設定が必要だった。とても面倒な作業だった。
しかしパーティション編集ソフトがあれば、旧ストレージの内容を新ストレージに移して、さらにパーティションの大きさを変えることができる。OSの再インストールも不要なので時間短縮ができてよいことづくめだ。

パーティションのサイズ変更がないとしても、OSの再インストール、ソフトウェアのインストールと再設定に膨大な時間を使う事を考えると、OSが挙動不審な状況でなければクローンを作ってさっと新しいドライブに移行してしまいたい

パーティション編集ソフトウェアは今でもこういう用途に使えそうだ。

Partition Masterの概要

詳細は公式サイトを見ていただきたいが、ドライブを新しいものに交換する際に活躍するツールだ。特にOSが載ったドライブの場合は単純なコピーができないので、こういうツールがないとOSの再インストールをするしか手がない。

自分自身も他社製品だが、数年前にノートPCのHDDをSSDに換装した際に小さくなるOSドライブに対して使ったことがある。しかしこういうケースは現在ではレアだろう。

EaseUS Partition Masterは、パーティション編集ソフトに必要な下記機能を備えている。

この他、使用済みのドライブを破棄したい場合に、ドライブの中身を消してしまう機能もある。全ての記憶可能な領域にデータを書きこむ方法なので、情報漏洩が気になる方は頼りにできそうだ。

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過去にはこういう事件があった。何もせずに廃棄するのは危険な時代だ。

なお、Windowsの管理機能にある、ドライブをフォーマットする機能も持つ。管理機能を起動しなくてもPartition Masterだけで完結できるのは便利だ。

ほかの機能や詳細については公式ページを参照してほしい。

インストール

非常に簡単だ。インストールするフォルダの変更をしないのなら数クリックで終わる。画面だけ載せる。

Partition Masterインストール

Partition Masterインストール

Partition Masterインストール

Partition Masterインストール

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Partition Masterインストール

Partition Masterインストール

インストールが終わって起動すると、こういう画面が表示される。すべてのドライブと下に選択中のドライブのパーティション状態。そして右にはコマンドが並ぶ。

Partition Master

Partition Master

レビュー内容

ではどのくらい簡単にできてしまうか。下記のユースケースで確認・レビューする。

  1. 仮想マシンのHDD拡張
  2. 仮想マシンOSドライブのコピー→新仮想マシンへクローン(PRO版)
  3. VM用SSDの拡張(PRO版)

注意点は、フリーで使えるStandard版ではデータ用ドライブのクローン作成やパーティションの拡張ができるが、OSパーティションを含むドライブに対してはクローン作成はできない。有償のPro版が必要だ。今回はEaseUS様にライセンスコードを提供いただいている。
なお、レビューはRyzen 3600の自作メインPCのJisaku7で行っている。Jisaku7上の仮想マシンはHyper-Vで作っている。

1 仮想マシンのHDD拡張

HDDと書いているが実態はSSD上に置いた仮想ドライブだ。仮想マシンなので少しでも速く処理できるようにSSDに設定している。データ用に30GBで作ったEドライブを50GBに拡張するという操作をしてみた。仮想マシン上の操作ではあるが基本は物理マシン、つまり通常のPCでも同じである。

まずはHyper-Vの管理画面で新しい仮想ドライブを固定容量50GBで作成しておく。次いでこれを仮想マシンにアタッチし、30GBのサイズでEドライブとして作成する。

仮想HDDアタッチ

仮想HDDアタッチ

仮想HDDアタッチ

仮想HDDアタッチ

仮想HDDアタッチ

仮想HDDアタッチ

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仮想HDDアタッチ

仮想HDDアタッチ

仮想HDDアタッチ

仮想HDDアタッチ

20GBが未使用のままだ。Eドライブに約8GBのデータファイルをコピーする。パーティション編集がうまくいっているか、拡張後に調べるためだ。

検証用データ

検証用データ

用意ができたので、これをEaseUS Partition Masterで拡張する。

  1. Eドライブを選択する。サイズ調整/移動 をクリックする。
    パーティション拡張

    パーティション拡張

  2. 容量拡張をマウスで調整して設定する。
    パーティション拡張

    パーティション拡張

  3. 50GBに変更したので、OKを押して確定する。
    パーティション拡張

    パーティション拡張

  4. 実行はいったん保留になるので、左上の 操作を実行する を押す。
    パーティション拡張

    パーティション拡張

  5. 保留していた操作の実行を開始する。適用ボタンを押すと開始する。
    パーティション拡張

    パーティション拡張

    パーティション拡張

    パーティション拡張

  6. 20GBの拡張だけなので、わずか1分で終わっている。
    管理ツールで見てもEドライブは50GBになっていることがわかる。

    パーティション拡張

    パーティション拡張

5クリック程度で簡単にドライブの容量を大きくすることができた。Eドライブは問題なくアクセスできている。置いたファイルも大丈夫そうだ。
今回はパーティション後ろに未使用の領域があって簡単に拡張できる状態であったが、パーティションの配置位置を移動する、前の方に拡張するといったこともパーティション編集ソフトでは可能だ。

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2 仮想マシンOSドライブのコピー→新仮想マシンへクローン(PRO)

続いて、Windows10 インサイダプログラム用に作っていた仮想マシンのCドライブを新しい仮想ドライブにコピーする。これをもとに新しい仮想マシンを作る。OSドライブのコピーなので単純なWindows上のコピーでは目的は達成できない。Partition Masterのようなツールを使ってクローンを作る必要がある。なお、これも仮想マシン上の操作ではあるが基本は物理マシン、つまり通常のPCでも同じである。

クローンについては説明が不要と思うが念のため。一般用語でつかわれているように、まったく同じものをもう一つ作ることをクローンという。IT業界ではバックアップ目的でOSをインストールしたドライブをクローンにより複製することを指すことが多い。

  1. まずは150GB固定で作った仮想ハードディスクをデータドライブとして1と別の仮想マシンにアタッチする。Eドライブとする。
    OSドライブのクローン

    OSドライブのクローン

  2. これをEaseUS Partition Masterでクローン作成する。クローン元のディスク0をクリックして、右の操作コマンドエリアからクローンをクリックする。
    OSドライブのクローン

    OSドライブのクローン

  3. クローン先のディスク2を選択し、実行 ボタンを押す。
    OSドライブのクローン

    OSドライブのクローン

  4. おっと、この操作は有償版が必要と表示があった。EaseUS様から頂いライセンスコードを入力する。
    OSドライブのクローン

    OSドライブのクローン

  5. クローンの作成を開始した。
    OSドライブのクローン

    OSドライブのクローン

  6. 7分程度で作成を終了して、再起動方法の案内が表示された。
    OSドライブのクローン

    OSドライブのクローン

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5クリックでクローン作成は終わった。OSをコピーしたのでこのドライブを使って新たな仮想マシンを作る。
Hyper-Vの管理コンソールにて、Eドライブをクローン作成した仮想マシンから切り離す。そしてvCPUなどはいつも通りに指定し、仮想ハードディスクだけ既存のものを使うように指定して新規に仮想マシンを作成する。注意点は下図の既存の仮想ハードディスクを使用するようにする点だけ。

OSドライブのクローン

OSドライブのクローン

設定が終わり仮想マシンを起動すると、正常に起動したように見えた。しかしログインしようとしてPINコードの再設定を要求された。おそらくマイクロソフトに登録されているハード情報が一致しないのだろう。

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OSドライブのクローン

OSドライブのクローン

OSドライブのクローン

OSドライブのクローン

PINコードの再設定を行ってログインしたらシステムのバージョンを確認する。クローン元とおなじだ。

Windowsバージョン

Windowsバージョン

ログインしてSIDを表示すると前のものと一致。そうだろうな。
上がクローン先、下がクローン元だ。コマンドは以下のものを使う。
whoami /user

クローン先SID

クローン先SID

クローン元SID

クローン元SID

マスクしている個所を含めて、まったく同じ数字だった。
この場合、同時に2台を起動するとどちらか後から起動したものが使えないと思うので要注意。あくまでもバックアップ用途に使うべし。

3 VM用SSDの拡張(PRO)

これは物理マシンで実施した。Jisaku7のVM用に500GBのSSDをいれていたが、手狭になったので1TBに拡張する。
VM用ドライブを載せているFドライブ(SSD 500GB)を、USB接続の箱に入れてつないだGドライブ(SSD 1TB)にクローンする。
Standard版でクローン実行をしようとしたが、Pro版が必要と表示された。もしかしたら仮想OSを含めていると物理PCのOSパーティションとして検出してしまい、クローン作成ができないようになっているのかもしれない。

気を取り直して、2で仮想マシンにいったん割り当てたProのライセンスコードをEaseUS様に連絡して解放していただき、再度Jisaku7に割り当てて実行した。

    1. ディスク9にフォーマットしていないUSB接続の1TB SSDがある。
      まずFドライブをクリックして、右のコマンド一覧のクローンをクリックする。

      仮想マシンドライブのクローン作成

      仮想マシンドライブのクローン作成

    2. 次にクローン先のドライブを指定する。今回はディスク9だ。フォーマットされていないがGドライブになる予定だ。
      仮想マシンドライブのクローン作成

      仮想マシンドライブのクローン作成

    3. ライセンスの入力を指示されたので先ほど解放したライセンスコードを入力する。
      仮想マシンドライブのクローン作成

      仮想マシンドライブのクローン作成

    4. クローン作成を開始する。負荷状況は下図のようにクローン元のFドライブは50%ぐらいでジグザグになっている。表示されていないがクローン先のGドライブは95%程度だった。書き込みに時間がかかるため読み込み側は半分程度の負荷になっているという事だな。
      仮想マシンドライブのクローン作成

      仮想マシンドライブのクローン作成

    5. かなり長い時間がかかってクローン作成を終えた。500GBのうち使っていたのは460GB程度だったがクローン作成は50分かかった。
      もっとも1つ1つの仮想マシンのファイルをコピーして作成する方法ではうまく移動できなかったし、仮想マシンをインポートする方法は今回のツール以上に手間がかかる。簡単にやってしまいたいのであれば今回の方法がベストだろう。

      仮想マシンドライブのクローン作成

      仮想マシンドライブのクローン作成

ドライブをつなぎ変えて、Gドライブだった新ドライブをFドライブに変更する。

仮想マシンドライブのクローン作成

仮想マシンドライブのクローン作成

Fドライブに変更後に今まで通りに仮想マシンを起動したが、何も問題なかった。楽ちんだ。

使ってみた感想

こういうソフトウェアはGUIを使って直感的に操作できるUIを提供しており、マニュアルなどなくても操作できる。今回のレビューは全くマニュアルを読んでいない。画面に表示されているものでこれをクリックすればよいとわかるからだ。分厚いマニュアルを読まないとパーティション編集のような複雑な作業ができないのでは困るので、助かる。

今回やりたいことは全て実施できた。惜しいのはフリー版では操作できる機能が限られているので、OSドライブを大容量のSSDに拡張したい時などに使えないことだ。もしかしたら1回だけのためになるかもしれないが、そのためにソフトウェアを買う事になる。OSの再インストール、アプリケーションの再インストール、ブラウザの設定のカスタマイズなどいろいろな設定作業をする時間を買えると思えば安いものなので、時間と費用を吟味してほしい。

特に仕事で使っているPCで絶対にダウンタイムを許容できないような作業に使う場合は、あらかじめOSドライブのクローンを作っておいて保管しておくべきだ。そして定期的にクローンを更新しておくことで、万が一の故障時でもさっとOSドライブを交換するだけで作業を継続できる。PCの復旧などという本業とは関係ない作業で本業が進まないのでは困るであろう。代替PCを用意する方法もあるが、PCの修理後に結局はソフトウェアのインストールなど修理業者がやってくれない作業をしなければならない。その手間を省くのにはクローン作成がぴったりだ。費用も時間もPC復旧にかけられないSOHOや自営業者には本ツールは強い味方だ。

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データはもちろんNASに置き、RAIDで保護して定期的にバックアップを取る。これで万全だ。バックアップについてはレビューを2つ書いているので参照してほしい。

最近のPCはCPUの性能が劇的に向上することは少ない。メモリとストレージの増強で数年使い続けられる。10年前のノートPCのストレージをSSDに替えただけでまだ使える。使っていくうちにストレージが手狭になることは多い。メモリは増設できなくてもストレージの交換は通常できるので、交換する際にこういうソフトウェアが必要になる。必要になったら探してインストールしてもよいが、この機会にEaseUS Partition Masterの名前を覚えておくのもいいだろう。

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