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7月2日から始まったauの大障害。全国的に電話もネットも不通になった。
この事故の教訓から何をユーザは学ぶのか。
ずっと使っている auについてのまとめはこちら。
事故はどういう経緯で起こったか。
自分の見聞きしたところを一緒に並べてみた。情報源はこちら。
KDDI発表 | 自分の経験 | |
7月2日 1:30頃 | 事故を知らずに寝ていた | |
7月2日 11:00頃 | 電話を使おうとしたらアンテナ ピクトなしに気づく。ネット検索して 障害発生中と分かる。(1) |
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7月2日 17:00頃 | 子供のおけいこの迎えに行くが持たせている 携帯電話が使えない。待っている 間の自分はmineo回線でネットに アクセスしていた。(2) |
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7月2日 23:00頃 | 時々アンテナピクトがついていたが 今は消えている。テレビのニュースでは復旧は明日という。 |
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7月3日 22:00頃 | 結局夕方頃に復旧したらしいが、 アンテナピクトは今もついていない。 |
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7月4日 22:00頃 | KDDIの公式発表は5日夕方に完全復旧とのこと。 | 昼に電話が使えることを確認。 |
7月5日 16:00頃 | 夜のニュースで完全復旧したと聞く。 |
世間ではauが完全に止まったことで、いろいろな影響があった。
個人レベルでは電話が使えない、ネットを使えないだが、宅配企業のツールであったりATMが使っていたりと広範囲に利用されている。
またコンサートのチケットとしてスマホ前提のQRコードもあり、いかに今の生活が携帯電話に依存しているかがわかることになった。
ここで先の表を見直そう。注目ポイントは2つある。
(1) 障害を知ったきっかけ
スマホはau電波では使えない状況だった。家にはテレビもあり光回線につないだWiFiもある。これらでニュースを確認できるので、なぜ電波を捕捉できないかをメディアで知ることができた。
家にテレビがなく、固定回線がない人は朝起きたときにスマホを使えないことに驚き、慌てて修理店に駆け込むことがあったようだ、とニュースで聞く。
人によってはその場でポータブルWiFiをレンタルする人もいたという。
情報格差、という話をよく聞くが、皮肉にもスマホに集約したことでテレビを不要にした人が世間を知らずに慌てた行動に走ったようだ。ひと昔の国産ガラケーのほとんどはワンセグに対応していたので、テレビがない人でもテレビを見ることができた。それが世界標準ではないガラケー、ワンセグなので、昨今のグローバル仕様のスマホが多い状況では確認する手段がない。ただ、Xperiaは今でもワンセグを使えるようだが。
(2) DSDVの活用
これもテレビではさんざん言われていた。auが使えなくてもほかのキャリアは使えている。であればDSDVに対応するスマホならau回線だけでなく、もう1つのSIMスロットにドコモ回線の安いMVNOを契約して挿しておくとよいだろう。
できればpovoのように使わなければ0円のものがあればよいのだが、そんな事業者はほかにいない。安いところでは日本通信、HISあたりだろうか。
保険と思って使うコストなので安いほどいいだろう。
また、一部の機種はeSIMを持っている。eSIMは物理的なSIMなしで使うことができるので、障害がわかってから契約するのもいいだろう。
音声通話はできないが、データはIIJmioが安い。
以上が今回の障害に対して、ユーザがせいぜい対応できる範囲の対策だ。
障害が起きなければもちろんいいのだが、今回のように交換機の老朽化で交換するようなことは定期的にある。
今までなかったVoLTE対応機能が影響したということもあるかもしれない。音声トラフィックもデータトラフィックに流入するので、3G停波をしたauでは夜中でも相当のデータ量があったのかもしれない。今後も想定できないことは出てきそうだ。
通常なら本番環境とそっくりな環境を作ってリハーサルするのだろう。KDDIも小規模なシステムでおそらくやっているはずだ。しかし規模が大きくなれば全く同じシステムは作れないし、大きいが故に見えてくる問題もある。
障害を起こさないシステムはおそらく作ることはできない。となれば、故障してもすぐ直るシステムの見方で考えるしかない。
ユーザサイドでは、どうしても電話がないと困るなら(2)にあったように、別キャリアで2回線保有することが賢明だ。
モバイルと固定回線でもいいだろう。1つに依存することで大きな影響を受けてしまう。リスクを軽減するにはユーザ側も冗長化するしかなさそうだ。
シンプルなようでいて、社会はどんどん複雑になっていく。高度情報社会ってやつなのかな。
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