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【ベアボーン】ASRock製 DeskMini X600の購入(7)生成AIを使ってみる

 

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【ベアボーン】ASRock製 DeskMini X600の購入(7)生成AIを使ってみる
 

Xに投稿したが、ASRock製のベアボーン、DeskMini X600を半年近く待っていたので、自制心がきかず購入してしまった。
さあて何に使おう。今回はDeskMini X600で生成AIをやってみる。
ASRock製のベアボーンミニPC、DeskMini X600のまとめはこちら。

  

生成AIをめぐる状況

実はDeskMini X600は生成AIの状況はよくない。今の生成AIのソフトウェアはたいていはNVidiaのGPUを基準にしている。
別の言い方をすれば、PyTorchを利用できるライブラリがあれば使える。Pytorchから上のレイヤはハードウェアを気にしないからだ。

しかしAMDのRadeonではPytorchのサポートがあまり進んでいない。NVidiaではCUDAドライバによりWindowsでもLinuxでも対応がされているが、AMDではLinuxしかない。
Windows上では使えないのだ。
Windows上にHyper-VでLinuxの仮想マシンを使えばいいかというと、クライアントOS上のHyper-Vでは物理HWを仮想マシンにアサインする仕組みがないのでこれも不可。(これは以前NVidiaのGPUでもやっている)
あとの手はWindows上にLinux環境をもたらすWSL2だが、AMD提供のドライバ、ROCmはこれに対応していない。

これにより、AMDのGPUを使う場合の選択肢は、物理PCにLinuxをインストールして使うしかなかった。(WindowsとのデュアルブートでもOKではあるが)

最近のWindowsプレビュー版ではデュアルブートができなくなる現象もあったという。選択肢はいよいよ狭くなってきた。
そんな中で、ROCmがWSL2に対応するベータ版が出たときいて、しばらく待ってから試してみた。
結論を先に書くと、まだ使えない。CPU内蔵のRADEONでは無理なのかな?

利用の準備

まずはWSL2をインストールする。コントロールパネルからプログラムと機能をクリックして起動し、開いたウインドウの左ペインにある、「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリックする。

DeskMini X600 WSL2 インストール

DeskMini X600 WSL2 インストール

開いたダイアログボックスから「Linux用Windowsサブシステム」をチェックしてインストールする。
WSL2のインストールを行うダイアログが開きインストールを進める。

DeskMini X600 WSL2 インストール

DeskMini X600 WSL2 インストール

DeskMini X600 WSL2 インストール

DeskMini X600 WSL2 インストール

これだけではWSL2は使えない。Power shellを開いて、実際に使いたいLinuxを選定してインストールする。

なんと、いきなりエラー。0x800701bcというエラーコードだ。
検索して対策を調べた。

DeskMini X600 WSL2 インストール

DeskMini X600 WSL2 インストール

下のボタンからWSL2用Linuxカーネル更新プログラムをインストールする。

DeskMini X600 WSL2 インストール

DeskMini X600 WSL2 インストール

インストールしたら再度Power Shellからインストールを実行する。
wsl2 --install
によってインストール可能なLinuxディスとリビューションを表示できる。以下のコマンドでインストールする。
wsl2 --install -d ubuntu-22.04

DeskMini X600 WSL2 インストール

DeskMini X600 WSL2 インストール

DeskMini X600 WSL2 インストール

DeskMini X600 WSL2 インストール

インストールができたので起動する。Power ShellのアイコンにUbuntu 22.04が表示されているだろうから、それをクリックして起動する。
最初にユーザ名、パスワードを登録する。

DeskMini X600 WSL2 インストール

DeskMini X600 WSL2 インストール

DeskMini X600 WSL2 インストール

DeskMini X600 WSL2 インストール

ドライバのインストール

主にROCmのインストールになる。先にドライバをインストールしよう

ここからドライバをダウンロードしてインストールする。子のドライバはROCmがWSL2にベータ版ながら対応しているものだ。

DeskMini X600 AMD ドライバ

DeskMini X600 AMD ドライバ

インストールする。

DeskMini X600 AMD ドライバ

DeskMini X600 AMD ドライバ

続いて、ROCmをインストールする。ROCmはNVidiaでいうところのCUDAだ。これが対応すればPyTorchが動くようになる。
ROCmとは、Radeon Open Compute platformの略で、これをインストールすることでPythonなどのプログラムがGPUを使えるようになる。

DeskMini X600 ROCmインストール

DeskMini X600 ROCmインストール

インストール手順は以下のページに書かれている。

DeskMini X600 ROCmインストール

DeskMini X600 ROCmインストール

DeskMini X600 ROCmインストール

DeskMini X600 ROCmインストール

DeskMini X600 ROCmインストール

DeskMini X600 ROCmインストール

インストールできたら認識しているかを調べてみる。

DeskMini X600 生成AI 実行失敗

DeskMini X600 生成AI 実行失敗

$ rocminfo
ROCR: unsupported GPU

内蔵のGPUでは認識できないようだ。残念。

CPUでどうなるか確認した

GPUは認識しないので、画像生成AIは厳しいが、CPUパワーはメインPCのJisau8を上回るので、テキスト生成AIを使ってみる。
Elyzaのモデルを使って以前試したことを再実行してみた。CPUだけでも動くようなので時間はかかるがまあまあだ。

DeskMini X600 生成AI 実行

DeskMini X600 生成AI 実行

DeskMini X600 生成AI 実行

DeskMini X600 生成AI 実行

実施した内容は以前も書いているので参照を。今回は9分30秒くらい。Jisaku8では13分程度かかっている。

内蔵するNPUの使い方もいまいちわからないので、内蔵するリソースがもったいない。時々ドライバのアップデートがないか、様子を見ていくかな。


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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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