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大人気のASRock製の小型ベアボーンキットが更新された。ASRock DeskMini X600は、AMD X600チップ搭載でRyzen8000/7000を使用できる。CESで発表されるも、発売時期は未定。
PC、周辺機器に関するニュースのまとめはこちら。
ASRock製のベアボーンミニPC、DeskMini X600のまとめはこちら。
容量が1Lの牛乳紙パック2つ分程度のASRockのDeskMiniシリーズ。ベアボーンと呼ばれる半完成品で、メーカ製PCは嫌だけど、自作をパーツ選定からするのも面倒、という諸兄にぴったりの、ケースとマザーボードのセットだ。
あとはCPU、メモリ、ストレージとキーボード、マウス、ディスプレイがあれば完成する。
マザーボードとケースの選定がなくなるだけでも選択肢が狭くなって気楽に作ることができそうだ。
最近はノートPC用のCPUを搭載したミニPCもあって、どっちがいいんだろうと迷ったりもする。DeskMiniはデスクトップ用CPUを搭載するので、ミニPCよりもハイパワーな処理を期待できる。
一方でミニPCは3画面出力やUSB4対応もあったりで目移りするなぁ。
このベアボーンは以前からインテル系、AMD系のCPUにそれぞれ対応したものが出ていて、今回はAMD系のものだ。
インテルの第12/13/14世代Coreプロセッサに対応するB760チップを搭載するDeskMini B760は下の記事で紹介している。
AMDの前機種はずいぶん前のもので、X300チップ搭載のものだ。2020年のものなので4年ぶりの更新になる。
今回はチップセットがX600に更新され、それに合わせ周辺I/Oも若干変わっている。
今回はCESで発表されたのみで、詳細な情報は公式では出ていない。
CESで展示されたスペック表の写真がTom’s Hardwareに掲載されており、参考にさせていただいた。
モデル名 | DESKMINI X600 | DESKMINI X300 | DESKMINI B760 |
---|---|---|---|
メーカ | ASRock | ASRock | ASRock |
CPUソケット | AM5 Ryzen CPU TDP 65Wまで | AM4 Ryzen CPU TDP 65Wまで | 第12/13世代Core TDP 65Wまで |
CPUクーラー | 高さ47mmまで | 高さ46mmまで | 高さ47mmまで |
チップセット | X600 | X300 | B760 |
メモリ | DDR5 SO-DIMM x 2 最大96GBまで 搭載可能 | DDR4-3200 SO-DIMM x 2 最大64GBまで 搭載可能 | DDR4-3200 SO-DIMMx2 最大64GBまで 搭載可能 |
オーディオ | 不明 | Realtek ALC233 | Realtek ALC269 |
有線LAN | 2.5Gbps | 1Gbps | 2.5Gbps |
無線LAN | M.2スロットを用意 | M.2スロットを用意 | M.2スロットを用意 |
拡張スロット | なし | なし | なし |
ストレージ | NVMe Gen5 NVMe Gen4 SATA 2.5インチ ドライブ×2 | NVMe Gen3x4 (type 2280) NVMe Gen3x2 (type 2280) SATA 2.5インチ ドライブ×2 | NVMe Gen5 (type 2280) NVMe Gen4 (type 2280) SATA 2.5インチ ドライブ×2 |
ディスプレイ出力 | HDMI(4K@120Hz) DisplayPort 1.4 D-Sub | HDMI(4K@60Hz) DisplayPort D-Sub | HDMI(4K@60Hz) DisplayPort 1.4 USB-C (DP1.4 Alt Mode) D-Sub |
フロントI/O | マイク入力 USB 3.2 Gen1 Type-C ポート USB 3.2 Gen1 Type-A ポート ヘッドフォン | マイク入力 USB 3.2 Gen1 Type-C ポート USB 3.2 Gen1 Type-A ポート マイクジャックのある ヘッドフォン | マイク入力 USB 3.2 Gen2x2 Type-C ポート USB 3.2 Gen2 Type-A ポート マイクジャックのある ヘッドフォン |
リア I/O | USB 3.2 Gen1 Type-A ポート ×2 | USB 3.2 Gen1 Type-A ポート ×1 USB 2.0 ポート ×1 | USB 3.2 Gen2 Type-C ポート USB 3.2 Gen1 Type-A ポート ×2 USB 2.0 ポート ×2 |
大きさ | 155 x 155 x 80 mm | 155 x 155 x 80 mm | 155 x 155 x 80 mm |
価格 | 不明 | 27,980円 | 34,980円 |
モデル名 | DESKMINI X600 |
---|---|
メーカ | ASRock |
CPUソケット | AM5 Ryzen CPU TDP 65Wまで |
CPUクーラー | 高さ47mmまで |
チップセット | X600 |
メモリ | DDR5 SO-DIMM x 2 最大96GBまで 搭載可能 |
オーディオ | 不明 |
有線LAN | 2.5Gbps |
無線LAN | M.2スロットを用意 |
拡張スロット | なし |
ストレージ | NVMe Gen5 NVMe Gen4 SATA 2.5インチ ドライブ×2 |
ディスプレイ出力 | HDMI(4K@120Hz) DisplayPort 1.4 D-Sub |
フロントI/O | マイク入力 USB 3.2 Gen1 Type-C ポート USB 3.2 Gen1 Type-A ポート ヘッドフォン |
リア I/O | USB 3.2 Gen1 Type-A ポート ×2 |
大きさ | 155 x 155 x 80 mm |
価格 | 不明 |
モデル名 | DESKMINI X300 |
---|---|
メーカ | ASRock |
CPUソケット | AM4 Ryzen CPU TDP 65Wまで |
CPUクーラー | 高さ46mmまで |
チップセット | X300 |
メモリ | DDR4-3200 SO-DIMM x 2 最大64GBまで 搭載可能 |
オーディオ | Realtek ALC233 |
有線LAN | 1Gbps |
無線LAN | M.2スロットを用意 |
拡張スロット | なし |
ストレージ | NVMe Gen3x4 (type 2280) NVMe Gen3x2 (type 2280) SATA 2.5インチ ドライブ×2 |
ディスプレイ出力 | HDMI(4K@60Hz) DisplayPort D-Sub |
フロントI/O | マイク入力 USB 3.2 Gen1 Type-C ポート USB 3.2 Gen1 Type-A ポート マイクジャックのある ヘッドフォン |
リア I/O | USB 3.2 Gen1 Type-A ポート ×1 USB 2.0 ポート ×1 |
大きさ | 155 x 155 x 80 mm |
価格 | 27,980円 |
モデル名 | DESKMINI B760 |
---|---|
メーカ | ASRock |
CPUソケット | 第12/13世代Core TDP 65Wまで |
CPUクーラー | 高さ47mmまで |
チップセット | B760 |
メモリ | DDR4-3200 SO-DIMMx2 最大64GBまで 搭載可能 |
オーディオ | Realtek ALC269 |
有線LAN | 2.5Gbps |
無線LAN | M.2スロットを用意 |
拡張スロット | なし |
ストレージ | NVMe Gen5 (type 2280) NVMe Gen4 (type 2280) SATA 2.5インチ ドライブ×2 |
ディスプレイ出力 | HDMI(4K@60Hz) DisplayPort 1.4 USB-C (DP1.4 Alt Mode) D-Sub |
フロントI/O | マイク入力 USB 3.2 Gen2x2 Type-C ポート USB 3.2 Gen2 Type-A ポート マイクジャックのある ヘッドフォン |
リア I/O | USB 3.2 Gen2 Type-C ポート USB 3.2 Gen1 Type-A ポート ×2 USB 2.0 ポート ×2 |
大きさ | 155 x 155 x 80 mm |
価格 | 34,980円 |
グラボを用意しない、ゲーム用途でない人にはいいだろう。騒音が大きいらしいので、テレビの横にリビングに置くのには向かなそうだ。だから、事務用にディスプレイの横にちょこんと置くのがいいだろう。できればUSBの扇風機であぶるほうがいいのかも。
予備のキーボード、マウス、ディスプレイを多数持つ諸兄なら、このベアボーンとCPU、メモリ、ストレージの購入で1つできてしまう。
小さいボディなのでストレージサーバには向かないが、オフィス製品や画像編集など通常の用途なら大丈夫だろう。
Gen5のSSDも載るので大丈夫。たいていのことには使えそうだ。ただ、まだ製品の詳細が発表されていないことと、iGPU内蔵のRyzen 8000/7000を入手できないことが難点だ。このため、発売時期が確定しないのかもしれない。
DeskMiniよりも大きい、ITXマザボを搭載できるベアボーンだ。こちらも詳細は分かっていないが、DeskMini X600と同時期に発売されそうだ。
楽しみな自作パーツの登場。新年早々うれしいな。
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