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Chromium版Edgeがでてもう1年か。
旧バージョンのEdgeがいよいよさよならを迎える。
ソフトウェアのまとめはこちら。
IE(Internet Exploler)はWindows 95からの歴史が長いブラウザだが、長い歴史故に温泉旅館のような
作りなのだろう、最新のHTML5に適合できない場合が多くなり、次第にIEは対象外のサイトが
増えていった。このためマイクロソフトがブラウザを再設計したのがEdgeだった。
Windows 10と同時にリリースされている。
当初は非常にプアな機能だったのでまともに使われなかったが順調に機能を増やしていった。
そんな矢先に独自エンジンのEdgeをやめてChromiumベースのEdgeが作られることになった。
Chromiumベースという事はGoogle Chromeとエンジンが同じという事だ。
事の経緯は下記にある。
こうして兄弟ともいえるブラウザがリリースされ、レンダリングエンジンが共通でも
微妙に異なる周辺機能で使い分けている。何がいいって、ブラウザ単位で1つしか覚えられない
ようなユーザ情報を2つのブラウザがあることで使い分けられることだろうかな。
もちろんほかに方法があるが。
下図にあるように3月9日にすでにサポートが終了し、4月13日のWindows 10の定期パッチ適用の中で
旧バージョンを使っているWindows 10において新Edgeに置き換える対応が実施される。
このパッチをスキップすることは技術的にはできるだろうが、お勧めはしないとマイクロソフトは書いている。
出典:マイクロソフト ブログ
似たようなソフトウェアであっても2つもメンテナンスをしていくのは手間だ。コストがかかる。
1年もかけて移行を進め、ついに旧バージョンは終了して、新バージョンのみをメンテナンス対象と
していく方針が実行される時が来た。近年はこういうハードランディングに近いやり方が増えた気がする。
世の中が余裕がなくなったためだろうか。
一方でエンジンのEdgeHTMLのサポートは継続するという。何らかのアプリケーションを作る人には
助かるかもしれないが。ブラウザがないのにエンジンだけあって、何に使えるのか謎だ。
下記が対象になる。これらに入っている旧Edgeは4月の定期パッチ適用時に削除される。
新Edgeは旧EdgeとはUIが異なるところがあるが、Chromeを使っている人ならすぐ慣れるだろう。
以前書いているので上のリンクを参照。
マイクロソフトが切り捨ててきたものは数多くあり、そこにまた1つ追加されただけだ。
言ってみれば、古いOSもすべて切り捨てだ。そういうやり方で今までは通用してきたがそろそろ
難しくなってきている。だからWindows 10では次のOSはないと宣言してずっとバージョンアップして
いくつもりなのだろう。
マイクロソフトの開発リソースはAzureに集められ、Windows 10やEdgeには十分かけられなくなった。
マイクロソフトにとってもはやOSは主力商品ではない、いつの日か消える日が来るのかもしれない。
いや、消えずに形が変わるのかな。
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