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ありがとうWindows 7 サポート終了によせて

 

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ありがとうWindows 7 サポート終了によせて

2020年3月27日更新
いよいよWindows7がサポート終了だ。Windows7の功績を振り返る。
Windows10についてのまとめはこちら。

WindowsVistaの後継

21世紀初頭にリリースされたWindowsXPがすばらしいできのため、ずっと使われていた。
マイクロソフトはその後継としてVistaが2006年にリリースされた。

ところが。

XPまでの開発方法を踏襲したのだろう、必要なスペックは増大していく一方だ。
CPUもメモリもXPよりは上を要求する。
代表例はVistaで採用されたAeroだ。
透過ウインドウや3D表示などの視覚効果に力を入れたので、見栄えはよくなった。
しかしそれはGPU処理を要求するもので、グラフィック処理のスペックが低いPCは反応が遅い、
使いづらいものになった。

そんなイメージがあったため、Vistaへの移行は進まず、
XPを使い続けるユーザが多数であった。

Windows7の出発点

そんな状況にマイクロソフトも困ったのか、次のバージョンは徹底的に改良された。
自分が記憶しているのは、今では名前が出てこないスティーブン・シノフスキー氏が
この開発を指揮しリリースさせた。
Vistaで評価を落としたマイクロソフトにとって、軽くて見た目もよいWindows7は
両手を挙げて歓迎したいくらいの製品だっただろう。
実際にWindows7の使い勝手は非常に直感的で軽く、使い易かった。

Windows7は評判がよく、しかし日本ではXPを使い続ける企業ユーザが多く,
XPサポート終了までは劇的にシェアは増えなかったようだ。
やっと最近になってシェア1位をWindows10に譲ったようだ。

Windows7の歴史、特徴

2009年にWindows7がリリースされ、当時はイベントが多くあって盛り上がったようだ。
検索するといくつもみつかる。

初期はバージョン番号、途中でリリース年をバージョンとし(95,98,2000)、
XP,Vistaというネーミングに流れたのちにまた初期のバージョン番号にもどった。
以後10までこの流れが続いている。

自分自身はVistaを使わずXPからいきなり7に乗り換えた。
そのときに思ったことを思い出すと、Windows7の特徴は下記のものだ。

64ビットCPU向けのOS

もちろんXPからあったのだが、完成度はいまいちだったようだ。Vistaはどうかわからないが、
64ビットCPUに代わっていく過渡期であった。7のころは32ビットCPUをあえて使う
必要性がなくなった時期だろう。
ちょうどインテルから新しいCoreiシリーズがはじまった時期だ。
もはや32ビットにもどる必要はない。だってメモリは2GBしか使えないのだ。
(いや、3GBだっけっかな。4GBが上限であった)

安定さ

64ビットOSでメモリが増えたから、なのかもしれないが、当時使っていた動画編集ソフトウェアが
夜通し変換処理をさせると決まって朝はエラーで止まっていたものだ。
64ビット化により短時間でしかも安定して使えるようになった。

直感的な操作

例えば、ウインドウをドラッグして画面隅にぶつけると、ウインドウを
画面の半分に調整して表示してくれる。
並べて表示するのに便利な機能だ。Aero Snapと呼ぶそうだ。

タスクバーの強化

例えばエクスプローラ。頻繁に開くフォルダをピン止めしておける。
Excelなども頻繁に開くファイルをピン止めできる。
タスクバー上で右クリックすると一覧が表示され、上のほうにピン止めしたものが表示される。
Windows7ではピン止め+履歴の表示数を変更できたが、
Windows10では設定変更方法がわからないので残念。

たまにHyper-Vに構成したXPを起動すると、古いなと思う。そのくらい進んだのだ。


2015年1月にメインストリームサポートが終わって、
主力クライアントOSの座を後継のWindows8に譲る予定だったが、
Windows8の不評のためにWindows10に譲っている。
なお、2017年以降にリリースされたCPUではサポートされていない。

Windows8リリース後

シノフスキー氏はWindows8の開発も指揮したが、2012年のWindows8リリース直後に退社している。
当時は次期CEO候補とまで言われたシノフスキー氏の退社(実際にはクビだったとか)は謎だった。
最近はベンチャーキャピタルで投資をしているようだ。

そしてサポート終了

そのWindows7がいよいよ2020年1月14日に延長サポートを終了する。
以降はセキュリティ対策のパッチはよほどのことがない限り提供されないだろう。
(XPではされないといいつつ、よほどの時は提供されていた)
有償の延長サポートは2023年まで続くが、ほとんどの人には関係ない話だろう。

パッケージを購入して更新する場合は、Skylake以前のCPUではWindows10の
最新版に対応しないことに注意。
古いバージョンなら更新できるかもしれないが、もしかしたらインストール途中で
エラー停止となるのかもしれない。

新しいPCを買う場合は、今までのソフトウェア、データの移行に時間がかかる。
WEBブラウザで記憶したパスワードも問題だ。
ソフトウェアとデータの移行は先日評価した移行ソフトウェアの活用を検討するとよいだろう。

上記レビューを参考にして作業すれば、短期間で環境を移行できるだろう。

長らく第一線を務めてくれたWindows7に感謝。これからはWindows10一本でやっていく。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 

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