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最近自宅のPCのストレージ容量が危うい。データ爆発が起きている。
このため、古いデータを追い出すためのUSB接続の外付けケースを購入した。
USB接続のHDDケース、GW3.5AX2-SU3 Rev2のまとめはこちら。
自作PCの現行メインPCのJisaku7は、初めてAMDのCPU、マイクロATXのマザーボードとケースを使って構築した。初めて尽くしであったこともあり、動くまで半年くらいかかった。うーん。話の詳細は下記参照。
マイクロATXのマザーボードを選んだのは、ケースを小さくしたかったからだけだ。なにせ、机の下に自作PCが3台並んでいる中で無理に1台追加した。少しでも薄く小さいものを探した結果だ。
マイクロATXのマザーボードの仕様は、SATAインタフェースが4つしかないことだ。チップセットは6つまで対応しているが、2つは使えない状態だ。ケースも3.5インチドライブを2つ、2.5インチを2つ格納できるベイになっており、これ以上は設置できない。
そういう仕様であることを理解して作ったのだが、想定外なことが起きた。データ爆発だ。
IDC Japanの報告では、2025年に年間のデジタルデータ生産量は163ZBになるという。ZB、ゼタバイトと呼ぶが、TB、テラバイトの1000倍のPB、ペタバイトの1000倍のEB、エクサバイトの1000倍だ。TBの10億倍という事だ。
こうなっている原因は周囲を見ても思い当たる。例えばスマホで撮った写真。以前はデジカメで10MP程度だった。今年購入したスマホ(Redmi Note 10 Pro)は1億画素、つまり100MPだ。撮影頻度も上がっており、写真データをPCに置くだけでも相当のデータ量になる。
これ以外にもバックアップをとったり、加工したりと増加する要因はたくさんあり、データ用に6TBのHDDを用意していたが、そろそろ終わりが見えてきた。下図のDドライブだ。なにげにOSの入ったCドライブも危険になりつつある。
Dドライブが残り300GB程度になった今、そろそろテコ入れしないとまずい。
まずはどういう方法をとれるか。ちょっと考えてみた。
順番に見て行こう。
以前から使ういちばん容易な手。以前であれば大容量HDDも徐々に価格が下がってきて、購入は難しくなくなる。
しかし2021年の最近は、2012年と同じく例外的だ。2012年はタイの洪水でHDD供給が細り、かなり高額になった。
今年は仮想通貨やコロナウィルス禍後の景気回復を見越した需要などにより、半導体が不足している。そのあおりがHDDにもやってきたようで、6TBの上の8TBを探したが、期待した価格では購入できなかったし、そもそもものが見つからなかった。
短期間ではこの方法は採用できそうにない。
データを削除しても問題ない場合はこの方法を採用できる。前提は、NASが必要な時にすぐ使えるって点だ。
現状のNASは自作のNAS4Freeを使っている。このNASはバックアップがメイン用途で、普段は電源を切っている。
頻度は低いと思うが、データにアクセスするためにHDDを10台積んでいる電力消費が激しそうなNASを起動するのもどうかなぁ。
あと、データがNASだけになってしまうことは少々不安だ。過去にNAS4FreeはRAID崩壊してファイルが消えたことがある。重要なファイルは二重三重に持っておきたい。
が、一応候補としては残しておこう。
今の環境をあまり変えず、バックアップも減らさない方法は外付けストレージで容量を増やすしかない。上1つ目のアプローチと同様だ。異なるのは、内蔵ドライブの容量を確保しつつ古めのデータを退避する点だ。なおかつバックアップ数は減らさない。
今回は1番目を採用できないので、3番目で行くか。
Jisaku7のマザーボードにはUSB-C 3.1のコネクタがある。これを使えば高速転送が期待できる。
が、ちょっと待て。HDDの転送速度を考えると、USB 3.1はオーバスペックだ。3.0で十分だ。
最初はUSB 3.1対応の2ドライブのものを探そうとしたが、思い直して安価なUSB 3.0の2ドライブ対応のものを探した。
2ドライブなのはもちろんRAIDができるものを探してだ。
内蔵ドライブはRAIDにしていないのでやり過ぎ感もあるが、まあ、いいだろう。
この結果、下記製品を探し出して、楽天のセール期間にお得に購入した。
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玄人志向のGW3.5AX2-SU3 Rev2を購入した。届いたので、外箱を眺める。最大8TBまで搭載可能。地デジ録画用にも使え、USB信号に連動して省電力モードにできるようだ。またRAIDモードを0/1で選択でき、他に
SINGLEとJBODも可能。
箱の裏はこうだ。
中味はこうなっている。本体、ネジ、電源アダプタ、ケーススタンド、説明書と1mのUSBケーブルだ。
玄人志向製品はノーサポートが売りだ。説明書は英語で小さく書かれている。PDFが公開されていないかと探したがなさそうだ。うーん。説明書に書いてあることのポイントは外箱に書かれているのでこっちを読むしかないのかなぁ。
改めて本体を眺めてみる。まずは正面。ランプが上から電源、HDD1とHDD2のアクセス。
左側面。
右側面。
背面。大きなファンの下に、電源スイッチ、その下に左からUSB3.0のコネクタ端子、ファンの動作スイッチ、電源ケーブルの端子がある。
この製品、電源はUSB信号でPCと連動し、PCが停止したことを検知するとスリープ状態になるようだ。どのくらい節電するのかはわからないが、地デジ録画用にも電気代を気にせずに使用できるようだ。
上面から。幅はHDDの厚み2個。HDDを長辺で立てて2枚合わせているような形状。
地デジ保管用のNASのHDL2-AAXシリーズがHDDを短辺で立てているのと対照的だ。あの形状はフットプリントは小さくできるが、安定性が大丈夫かなぁと思える。こちらはその真逆だ。
次回はHDDを装填して、フォーマットする。
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