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動画編集ソフトの有償のライセンスをご提供いただいた。使ってみたら、なかなかいい感じのソフトだったのでご紹介する。
依頼をいただいたレビュー記事はこちら。
依頼をいただくまでこの製作元のWonderfoxという会社を知らなかった。中国の会社で深圳に本社があるようだ。
深圳というと今では香港を抜いて中国のシリコンバレーとも言われる栄えた街だ。行ったことはないがおそらく多くのビルが並ぶITの本拠地なのだろう。ちなみに香港は行ったことがあるが、当時は魔界という形容がぴったりだった。今は色々あるので行きづらい街になったな。
この会社は色々ソフトウェアを出しているが、中でも今回紹介するものが有名らしい。
動画編集ソフトは持っているけどな。そんな言葉が頭の片隅に残りつつも、とりあえずレビューを始めたのだが、いろんな機能があって試しているうちに時間がかかった。
このソフトウェアの売りを一言で言えば、思いのままの動画編集を簡単にできるということ。
その結果、見た目が変わらず容量を減らすことができる。
他にも動画のフォーマットを変えて小さくする、静止画を集めて動画を作る、動画の縦横を入れ替える、など他のソフトウェアにはない、あっても操作が面倒か高価なので買えない、という機能を安価に利用できる。
ライセンスなしでもお試しはできるので、興味があったらまず無償版で試すといいだろう。一部の機能は回数の上限があり、キャプションが入ってしまうものがあるので注意。
気に入ったら購入すればいい。
主機能は下記のものだ。後で説明する。
変換に関する補足説明があるので紹介する。この図にあるように、SDからHD画質への変換、ロスレス圧縮など多彩だ。手を抜かずハードウェアで加速する機能があるところもいい。
こちらは編集に関しての補足だ。特殊効果を入れたり、切り抜いたり、あるいは回転もできる。
昨今はYouTuberが多くなったので、こういう加工ツールは重宝する場面が多そうだ。
下記ページからダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを起動する。ライセンス契約に合意し、インストール先を選ぶ。変更の必要がなければそのままで次へ ボタンをクリックする。これで完了。
なお、インストール中に最新のバージョンがリリースされていないかをチェックしているようだ。新しいバージョンがあると、ダウンロードしますか?と聞いてくる。気が利く。
アプリケーションを起動すると、やや長いスプラッシュ表示がある。画面の真ん中で長時間表示するものがたまにある。せめて表示するしないを選択できるようにしてほしいものだ。
起動すると割と小さめのウインドウが表示される。下に5つの機能が書かれてメニューになっている。
順番に見ていこう。
変換をクリックするとウインドウが切り替わる。ここでは動画を色々変換、編集できる。
今回は風に揺れる木の動画をシャオミRedmi Note 10 Proで撮影していたのでこれを加工してみた。
変換前の動画はこちら。
まずは編集対象のファイルをウインドウ中央にドロップする。
すると情報が読まれ、ウインドウ左上部に先頭の画像とファイル名、フォーマット情報、サイズ、時間、サイズが表示される。
まずは、動画を切り出そう。ウインドウ中ほどにあるアイコンからはさみをクリックする。ウインドウが開き、真ん中にある期間を示すバーで切り抜く期間を指定する。これは一般的な動画編集ソフトと同じだ。
次に回転してみる。はさみの隣のぐるっと円状になっているアイコンをクリックする。結論を先に言うと、スマホによっては縦で撮影したものは縦という属性がどこかにあるのか、この機能で回転しなくても大丈夫だった。変換した動画が回転により横に寝てしまったのだ。不思議だが、このソフトウェアの問題では無さそうなので、気をつけるしかなさそうだ。
動画の中のあるエリアを切り抜く。回転のアイコンの隣の斜め線のある正方形のアイコンをクリックする。
Pixel 6なら不要な写り込みを消せるようだが、まだ一般のスマホではできない。この機能のように必要なところだけ切り出すほうがいいだろう。
ただ、今回はこの機能を指定すると変換を開始できなかった。グラフィックカードの加速をON/OFFどちらにしても発生している。
色々なフィルタを設定できる。クロップの隣にある、魔法の杖のようなアイコンをクリックする。
ぼかし、グレースケールとともに、今回は古い映画風と言うものを使ってみた。
右側の変換後の画像のフレーム周辺が黒く額縁のようになっていることがわかる。あとは古い映画風なので時折ノイズがのる。
いわゆる盗作防止のために入れるサインだが、動画でも入れることが可能だ。効果設定の隣にあるスタンプのようなアイコンをクリックする。
右下に斜めに入れているのがわかるだろうか。
動画のフォーマット指定ができるのはもちろん、スマホ機種の指定ができる。
フォーマットは知らないと言う人にも優しい選択肢を提供している。
こちらはフォーマットの指定。
こちらはいろいろなスマホやタブレットを指定する。
最終的にXperia XZに対応するフォーマットで書き出すことにした。サイズがかなり減るようだ
なお変換時にグラフィックカードの加速について表示があった。日常的に動画編集するなら、対応するカードがあるほうがいいだろう。
ライセンス未登録についての表示がされる。なお、ライセンス登録後は表示されない。
変換を開始する。変換中は左からじわじわバーが伸びる。短時間で処理は終わる。かかる時間はPCのスペック、変換対象の動画の大きさによるので一概には言えない。
変換後の動画はこちら。
画面上の操作を録画できる。その際、マイクから音声を拾うので、ゲームの録画にいいだろう。実況中継中のゲームの録画ができるとおもうので、そう言う使い方もありそうだ。PCの操作を記録して送るような用途にも良いだろう。
単純にこのブログのトップページを下までいき、別のページに行く操作をした。動画はmp4形式で保存される。
こういうものも以前はフリーのソフトウェアがあったが、メンテされなくなり使わなくなった。欲しい人には欲しい機能なのでありがたい。
GIF作成をクリックすると別のウインドウが開き、ここで画像を追加する。
このソフトの問題点であるが、編集途中をファイルで保存することができるように見えない。その場で作業をやりきること、あとでその作業の続きをすることができないのでやり直しになる点が不満だ。
このため、画像を後から並べ替えるような作業はできない点が注意だ。
変換中はこういうウインドウが表示される。待ち時間がおおよそ分かるのはいい。
今回はあまりいい案がなかったので、楽天のセールバナー1年分をGIFにしてみた。大きさが揃ってないので見た目がイマイチかもしれないが、こういう遊び方ができる。
他のツールがまとまってここに置かれている。
まずはこれ。写真を動画にする。さっきのGIF変換と何が違うのか?こちらはGIFではなくMP4にしてくれる点だ。
何を差しているか分からなかったが、動画から音を抜き出して、着信音にする、といった用途に使える。
2つの動画を1つの画面に入れてしまうという事だろう。2分割してそれぞれを別のソースに割り当てるようだ。
分割の仕方はいろいろある。24のような絵を作るにはいいかも。
字幕データがテキストで入っていて抜き出すのか?字幕イメージをOCRで分析して書き出すといっているのか。
試していないのでわからないが、使い道は少なそうだ。
動画編集は以前からPower Directorを使っているのでこれと比較することになるが動画を切り抜く、エフェクトをつけるという基本的な機能を除くと全く趣向が異なっているように思えた。
Power Directorはタイムライン表示をして映像や音声を右左に動かして調整する。完成したビデオは子供の成長記録から結婚式の映像と多岐にわたり、おそらくプロが使うツールのサブセットといっていいレベルだ。それゆえ難しい。
一方で今回のHD Video Convertor Factory Proはできる機能は少ないが使いそうな機能を手軽に簡単にできるようにしている。
本格的なツールではないが、YouTubeに動画をアップする際にちょっと編集すると見栄えが良くなる。そういう需要に応えられそうだ。
あえてダメ出しをするなら、下記が欲しいところだ。
これらが解決してエフェクトが増えたらYouTuber必携のツールとなるかもしれない。
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