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Lavie LightにChromiumOSのインストール4 SSDで起動編

 

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Lavie LightにChromiumOSのインストール4 SSDで起動編

往年の32ビット機の活用を考えて、ChromiumOSを入れてみた。
今回はSSDから起動しない問題を解決した話。

SSDへの書き込み失敗

USBメモリでは起動する。しかし手順に従ってSSDにコピーすると、だんまりモードになる。
これって、SSDがGPTで起動しようとしているのではないかな。

Lavie LightはどうやらGPTに対応していない。MBRでフォーマットしないとUSBメモリからも
起動していない。であれば、SSDへのコピーもMBRでなければだめだ。

検索してみると、MBRでコピーする方法を見つけた。

SSDへのコピーに再チャレンジ

まずはCtrl+Alt+tを同時に押す。developer shellの croshが立ち上がる。
「crosh>」と表示があり、入力待ち状態になっている。
いきなりここで
shell
と入力する。Linuxライクなシェルが起動するようだ。
続いて
sudo su
と入力する。Linuxではよくある、一般ユーザから特権ユーザへの昇格コマンドだ。
パスワードを求められるので、passwordと入力する。

コマンド

コマンド

続いて下記の様に入力する。
chromeos-install --payload_image=/dev/sdb4 --dst=/dev/sda

コマンド

コマンド

この時、/dev/sdb4はUSBメモリのOSが入っているパーティション、/dev/sdaはSSDデバイスを指している。
使うPCによりデバイス名が変わっているかもしれないので注意。

数行表示されて、コピー先のストレージのデータがすべて消えると警告が表示される。
もちろんyを入力して進める。

警告

警告

ざあーーと表示が流れ、USBメモリからSSDへコピーが続く。

コピー中

コピー中

そして終わったと表示される。シャットダウンしてUSBメモリを抜き、指をパチンと鳴らして
起動せよとのこと。

コピー完了

コピー完了

しかし起動しない

下記コマンドを入力していったん電源を落とし、USBメモリを抜いた。
shutdown -h 0

電源ボタンを押して起動する。いいぞ。
あれ。どこかで見ただんまりの再現。
なんでだろう。
しばし考える。

  • USBメモリもSSDもMBRで書き込んだので起動できるはず。
  • USBメモリで起動するときはbootオプションを手打ちで指定している。
  • SSDはそれが反映されていない?

反映されていなければbootオプションで起動できたという成功事例に合わないから、これが原因か。

SSDにはコピーは終わっている。
SSDの中にある設定ファイルを編集して、デフォルトで起動するオプションを指定できれば良いか?
そのためにできる方法は、下記2通りか。

  • USBメモリ中のファイルを編集してそれをコピーする
  • SSDを覗いて直接編集する

まずはUSBメモリを編集してコピーする方法で考える。
Linux用にフォーマットされたUSBメモリはWindowsから直接編集できない。探したらツールがあった。
Ext2Fsdというもの。

ダウンロードしてWindowsにインストールした。
もちろん手元にLinuxがあればツールなしで内部をみることはできる。

Ext2Fsdの準備

インストールを開始する。ダウンロードしたパッケージをダブルクリックして起動する。

Ext2Fsd

Ext2Fsd

格納場所は好きなように。

Ext2Fsd

Ext2Fsd

特に操作するものがない。

Ext2Fsd

Ext2Fsd

Ext2Fsd

Ext2Fsd

自動起動は不要なので先頭のチェックボックスは外した。

Ext2Fsd

Ext2Fsd

これでインストールは完了。ChromiumOSをいれたUSBメモリを差し込むと、マウントして
Gドライブとして認識している。

Ext2Fsd

Ext2Fsd

ここには4つのパーティションがあり、3つ目がおそらくOSが入っている。
boot時のオプション設定はOSには入っていなく、ブート用のパーティション、つまり2つ目に入っている。
このため2つ目のパーティションをマウントし、Mドライブとしてアクセスできるようにした。
目的のパーティションでダブルクリックするとダイアログが表示されるので、ドライブレターを
決めてやるだけ。

Ext2Fsd

Ext2Fsd

Mドライブを開くとこのようになっている。赤線のsyslinuxに設定ファイルがある。

ブートパーティション

ブートパーティション

syslinux/default.cfgをエディタで開き下記の様に編集した。
DEFAULT chromeos-usb.A acpi_backlight=vendor

編集を終えて先の手順でSSDに書き込み起動するも、やはりだめ。うーむ。

SSDの直接編集

となると第2の方法であるSSDの直接編集を試みる。
起動したChromiumOSからはブートパーティションにはアクセスできなかった。これはLinuxでもそうだ。
何か特殊なコマンドでできるかもしれないが、深追いしなかった。
一方でUSBメモリでできたのだからSSDを取り出してUSB接続にして、Ext2Fsdにすれば簡単じゃないか?
そう思って試してみる。
USB接続には以前から使っているこれを使っている。

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つなぐと、先ほど同様にGドライブが見える。Fatと書かれている小さなパーティションにあると思うので一番下の
パーティションをマウントしようとしたが、うまくいかない。上から1つ目の小さなあパーティションは
RAWなのでアクセスできない。この手もダメか。

SSDをマウント

SSDをマウント

それじゃあどうするか?

  • USBメモリなら起動する
  • USBメモリは動作が遅い
  • しかしSSD単独では起動パーティションやブートオプションの指定ができないので、単独利用ができない。

そういうことなら、組み合わせてみるか。
起動はUSBにしておいて、起動デバイスとブートオプションを指定してあとはSSDで行う。
これができれば問題ないだろう。

そう考えて下記の様に設定を変更。
USBメモリのsyslinux/default.cfgを下記の様に書き換え。
DEFAULT chromeos-usb.A root=/dev/sda3 acpi_backlight=vendor

/dev/sdaはSSDでそのOSパーティションを指定している。後はブートに必要なオプション。
これをUSBメモリに書き込んでUSBメモリから起動すると、あとはSSDから読み込んでそこそこの
スピードで操作できる。

難点は、そういうことになると思っていなかったので、インストールに使ったのは大きなUSBメモリだ。

Kingston キングストン USBメモリ 128GB USB 3.1 Gen1 R:130MB/s Data Traveler 100 G3 DT100G3/128GB

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これは買い直して小さくて邪魔にならないやつにしよう。
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このあたりのものなら、ちょうどいい。

USBメモリ

USBメモリ

これ

USBメモリ

USBメモリ

これでSSD起動で使えるようになった。
次回は性能測定。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 

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