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格安旅行代理店で有名なHISが提供するHISモバイルが大胆に値下げをする。
MNO(キャリア)、MVNO、SIMフリーのまとめはこちら。
2019年頃に参入し、当時はインバウンド目当ての臨時のSIMカード提供でやっていくようだった。
ところがその後のコロナウィルスの蔓延で旅行業がダメージを受け、HISモバイルも方針転換をしたのだろう。
今は他社と同じく、普通に使えるMVNO事業者として、安さを武器に徐々に広まっているように思う。
今回発表されたプランは、まず月額290円から使えるものがある。
この価格は先日の日本通信のプランと同価格だ。
HISモバイルのプランの詳細を見て行こう。
月額290円でできることは下記の通り。
通話料は日本通信が11円/30秒なのでHISモバイルのほうが安い。
一方でデータ容量の点で、日本通信に負けている。
従い、データ通信速度が同じであれば、音声通話が中心ならHISモバイルを使うほうがお得だ。
HISモバイルは同時に、かけ放題プランなども発表している。
5分かけ放題が500円、完全かけ放題が1,480円だ。この点でも日本通信より安い。
あまり見ないが、他社との比較表を掲載している。この手のことは楽天モバイルが良くやっているが、他の事業者はあまりやっていない。
やっていないので参考情報として助かる。ただし対象はOCNモバイルONE、mineo、IIJmio、イオンモバイルで、日本通信は入っていない。
表を見れば明らかでこの中では最安になっている。
以上のように通話が主体でデータ通信を使わない人には最安値だ。
HISモバイルもそこを訴求し、ガラケー用のSIMとして売りたいようだ。
ガラケー、あるいはガラホについて、キャリアを変えて安くしたい人にはいいだろう。
ガラケーを使う世代を考えると、キッズあるいはシニアが多いと思う。そういう世代はMVNOへの切り替えは難しそうだ。
auの3G回線終了によりガラケーユーザがかなりスマホに移動したと思う。スマホユーザでは100MBでは全く足りない。
となるとこれから3G回線終了で少なくなっていくドコモのガラケーユーザがターゲットとなる。果たしてユーザの何%が乗り換えてくれるのか。疑問を感じる。
一方で、スマホを固定電話のように使う手がありそうだ。
自分の場合、povoで普段はパケット契約をせず、通話定額のみにしている。1,650円だ。
同様に、HISモバイルでそれをやると、 最低限のプラン290円に通話定額1,480円で、1,770円になる。
惜しい。データ通信なしにして290円がなければpovoを抜く最安の通話放題固定電話にできるところだった。
今のところpovoが最安になっている。当面変わりそうにない。
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