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iPad Pro(2021)が発表された。昨年と異なり今年は驚くべき改善がいくつか入っている。着実にローエンドPCの代わりとしてiPad Proは進化している。
iPad(2018)のまとめはこちら。
昨年はいろいろ予定外で、オンライン発表会もなくいきなりの発表だった。
今年は予告があって、その後にオンラインで発表会が開催された。ほかにiPhone12の新色、iMacが発表されている。
出典:アップルWEBページ 以下同じ予約は4月30日開始。販売は5月下旬の予定。11インチモデルは94,800円から、12.9インチモデルは129,800円から。色はシルバーとスペースグレイ。従来機種通りWiFiモデルとWiFi+Cellularモデルを用意。
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前モデルは2020年春の発売だった。その時と同じ画面サイズは12.9インチと11インチで今回と同じ。
大きくかわったのは以下の点。
MacBookで昨秋採用され、今回同時発表されたiMacでも採用されたM1チップをiPad Proが採用した。iPad ProはもともとArmコアのSoCを使っていたので、豊富なアプリは上記コンパイルなしで使えるだろう。価格さえあれば採用されるのは時間の問題だった、という事と思う。
周辺を統合したM1チップにより、CPU性能は50%、グラフィックは40%向上している。
噂に出ていた画面については、想定通りだった。
ミニLEDといわれる技術は、従来の画面のバックライトに使われるLEDを置き換えるもので、大きな部材ではなく無数の小さなLEDをバックライトとして敷き詰めている。
部材が増えるだけでメリットがないように一見見えるが、不要なバックライトを消す制御を行うことで、省電力になる。つまりバッテリで使える時間が延びる。
アップルはこの登場して間もない技術を投入し、iPad Proの厚みを6.4mmで維持している。
ミニLEDは輝度調整でも活躍し、100万:1のコントラスト比を実現。Liquid Retina XDRディスプレイだ。
WiFi6対応は昨年バージョンでも対応していた。今回のiPad ProはSIMモデルでは5Gに対応している。
アップルは近年eSIM対応をしており、SIMカードなしで設定のみで通信ができるようになる。
これも大きな変化だ。従来の充電用&拡張用端子であるUSB-C端子がThunderbolt4に変わった。
Thunderbolt4とはUSB4でもある。
外観はUSB-Cそのものだが、内部の制御が変わっており、USB3.2 Gen2の1GbpsがThunderbolt4では40Gbpsになる。
このスピードはThunderbolt3と同じだが、下記エンハンスがされている。
詳細は下記参照。
このエンハンスは、まさにiPad ProのPC化に欠かせない、周辺機器との接続、拡張性を解決するだろう。
例として、プロ用のディスプレイであるPro Display XDRにiPad Proをつなぎ、6K動画の再生が可能とのこと。
iPad Proの進化はつづく。昨年はキービードの追加により、より一層PCの使い方ができるようになった。
今年の進化では、SoCの高性能化、そして周辺機器との接続をエンハンスし、よりPC用途ができるようになった。
来年は何がエンハンスされるだろう。もはやiPadProはタブレットではなくインテルの言う2in1のジャンルといえる。
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