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レノボの最新の2in1である、YOGA 650を入手したので使い心地をレビューする続き。
Ryzen搭載2in1 PCのLenovo Yoga 650についてのまとめはこちら。
最近は新しいPCを入手するとこの手のテストをやっている。実施するテストと内容は下記の通り。
この他、ノートPCでは気になる騒音も測ってみた。
まずは総合的なベンチマーク。PCMark10はアプリケーションの利用、WEB会議がスムーズか、というアプリの視点でベンチマークを行っている。
結果は下図の通り。以前測定した第8世代Core搭載のDell Inspiron 7380 (Core i5, 8GB)も併せて掲載する。
図のように総合スコアはYoga 650が4,934、Inspiron 7380が3,254となっている。
中堅どころのCPU同士ではあるが、コア数などの違いで差がついたというところか。
顕著な差はProductivityとDigital Content Creationで出ている。SpreadSheets Score(Excelのような表計算アプリ)は倍近く、Photo Editing Score(写真編集)とRendering and Visualization Score(レンダリングによる表示)は倍の値になっている。
表計算の差はわからないが、ほかはグラフィック機能による差だろう。
WinSatはWindows7から搭載されているOS標準のベンチマーク機能だ。Windows8からは手動で実行して、結果表示をわかりやすくするには外部のツールを使うようになった。
結果は下図の通り。
CPU、メモリ、ストレージに問題はないのだが、ボトルネックはグラフィック機能となっている。それでもインテルの内蔵グラフィックに比べたら高いほうだと思う。
比較対象にはならないが、自作PCのJisaku7の測定結果はこちら。ほぼ変わらない。
大人気ゲームソフトであるファイナルファンタシー14を使ったベンチマークだ。
Yoga 650の性能を知るために高品質モードと標準品質で2回測定している。
以前Jisaku7で測定したときとは内容が変わっているので、改めてJisaku7でもやってみた。
インテルCPU内蔵グラフィックのInspiron 7380はやるまでもないので実施していない。
結果はこちら。
デスクトップ版とノートPC版で測定基準が違うのかもしれないが、同じ標準でも3倍のスコア差がある。
ゲームをするならゲーム用と書かれたノートPCを買うか、無難にデスクトップでグラフィックカードを用意するほうが良いのだろう。
ストレージ性能を測定する。シーケンシャル、あるいはランダムで読み書きする。
最近のPCはSATAではなくM.2によるPCI/e直結のものを使っている。性能面ではM.2 SSDのチップ性能の差が出てくるくらいか。
結果は下図の通り。以前測定した第8世代Core搭載のDell Inspiron 7380 (Core i5, 8GB)も併せて掲載する。
ランダムアクセスは大差ないように見えるが、シーケンシャルアクセスは倍くらいの性能が出ている。
PCIのバージョンの差とは思えないので、使っているM.2 SSDのチップ性能の差だろうか。
ちなみにSATAドライブをつかうJisaku7は下記の通り。シーケンシャルリードではYoga 650が5倍の性能を出している。
最近は遅く感じることもあるので、次に更新するときはM.2のSSDにするつもり。
WiFiの速度を測定する。これが遅いからといってPCのせいとは限らないが、同時に測定すればPC以外のボトルネックの影響か否かは分かる。今回はそこまではやっていない。単独で測定した。
性能はどちらが上なのか判定に困る結果だ。Yoga 650はWifi6、InspironはWiFi5であるが、WANがフレッツ200Mbpsなので
性能としての差は見えてこないと思う。
参考までに有線であるがJisaku7の速度。この数字ではWAN側が限界なのだろう。
ノートPCというと、高負荷ですぐにファンが動いてうるさくなる。デスクトップPCはやや話しておけばいいし、ケース次第で静音になるが、ノートPCはそうはいかない。
このため排熱とファンのバランスが大変だと思う。Yoga 650のOSパッチ適用中に測定した。
測定はAndroidのアプリの騒音測定器を使い、排気口にスマホを寄せて測定した。
平均して54dB前後だ。この数値は「注意すれば通常の会話は可能」というレベル。
60dBになると大声でないと会話できないようになるので、54dBは多くの人がうるさく感じるがまだ我慢できるというレベルだろうか。
もっともパッチ適用時ぐらいしか、ファンがうなっているのを聞いたことがない。
Yoga 650は2 in 1 として様々なポーズができ、オフィス用途だけでなくプレゼンやタブレットとして気軽に操作できる。
機械的な機構であるので耐久性は心配だ。
また、3年前のInspiron 7380と比較して、性能がかなり向上している。価格差は大差ないので、Ryzenの性能がかなりよいのだろう。
最新のオフィスが添付されていたモデルなので、事務用にもちろん問題なく使うことができる。クリエイティブな用途も、動画編集などでなければ問題なさそうだ。
グラフィック性能はデスクトップ機に比較して劣るもののほかは大差なく、デスクトップ機の代わりに使う事もできそうだ。興味がある方は一度公式サイトを見て検討を。
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