スポンサーリンク
Linuxの生みの親といえば、だれもが指し示すのはLinus氏。
そのLinus氏が最近PCを買えたという話。
Linus氏は20年ちょっと前に、だれもが自由に使えるUNIXシステムがないことに不満をおぼえ、
当時あったBSDやGPLソフトウェアを組合わせてLinuxを作り上げた。一人で作り上げたことは偉業であるが、
その後活動をコミュニティ主体に移したため、いろいろな協力者がコマンド、ツールなどを改良し
今日のLinuxの興隆に至った。今やCOBOLで動くメインフレームはほぼ死滅し。高価なUNIXワークステーションを
押しのけて、IAサーバで作られるLinuxシステムでIT業界だけでなく今日のサービスのほとんどは作られている。
と、自分は考えている(超意訳なので詳細誤りがある場合はご容赦を)
Linus氏の名前からとられたLinuxなのだ。
初期に上記のような話を聞いていたが、その後氏の活動を聞いたのはTransmetaというHWベンダに入社したという話だった。2000年ごろだったか。
Transmeta社はクルーソーという省電力のCPUを設計する会社で、おそらくベンチャーだったのだろう。
当時インテル、AMD他CPUの選択肢はあったが、どれも消費電力が多く、重いモバイルPCしかできなかった。
クルーソーは今でいうARMのようなCPUを設計して、省電力に優れたCPUを開発した。
各社こぞって採用し、小さく薄いPCを提供していた。
当時会社から支給されたPCでこんなものを持っていたな。
省電力=非力という図式は今も同じだが、当時もそうで軽い作業には使えるがそれ以上は無理。モバイル用途という割り切りだった。
その後後続のクルーソー2など出たらしいが搭載したPCはあまり記憶がない。当時はかなり仕事がいそがしかったからかな。Transmeta社は2009年に買収されて今はない。
Linus氏がいつ同社を離れたか、などその後の消息が聞こえてなかった。
そしてLinus氏が久々でてきた。今は何をしているのかも知らないのだが、どうやらLinuxのソフトウェア作成にかかわっているようだ。
In fact, the biggest excitement this week for me was just that I
upgraded my main machine, and for the first time in about 15 years, my
desktop isn’t Intel-based. No, I didn’t switch to ARM yet, but I’m now
rocking an AMD Threadripper 3970x. My ‘allmodconfig’ test builds are
now three times faster than they used to be, which doesn’t matter so
much right now during the calming down period, but I will most
definitely notice the upgrade during the next merge window.
Threadripperといえばお化けの様なCPUだ。コンシューマ向け、というには高価かつ高性能だ。
第2世代は下記で紹介した。
第3世代の3970xは2020年2月に発売されたが、32コア64スレッド。発売当時の価格はおよそ25万円。
わが家のJisaku7で使う3600は6コア12スレッドなので、実に5倍以上の能力だ。
開発環境にこんな素晴らしいものをつかえるなんてうらやましい。
これからも3970xをつかった氏の活躍を期待します。
PR