IrvineのもっとPC自作日記
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Linuxの生みの親が使用するPCをRyzen 3970xに更新

 

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Linuxの生みの親が使用するPCをRyzen 3970xに更新

Linuxの生みの親といえば、だれもが指し示すのはLinus氏。
そのLinus氏が最近PCを買えたという話。

Linus氏とは

Linus氏は20年ちょっと前に、だれもが自由に使えるUNIXシステムがないことに不満をおぼえ、
当時あったBSDやGPLソフトウェアを組合わせてLinuxを作り上げた。一人で作り上げたことは偉業であるが、
その後活動をコミュニティ主体に移したため、いろいろな協力者がコマンド、ツールなどを改良し
今日のLinuxの興隆に至った。今やCOBOLで動くメインフレームはほぼ死滅し。高価なUNIXワークステーションを
押しのけて、IAサーバで作られるLinuxシステムでIT業界だけでなく今日のサービスのほとんどは作られている。

と、自分は考えている(超意訳なので詳細誤りがある場合はご容赦を)

Linus氏の名前からとられたLinuxなのだ。

その後のLinus氏の活動

初期に上記のような話を聞いていたが、その後氏の活動を聞いたのはTransmetaというHWベンダに入社したという話だった。2000年ごろだったか。
Transmeta社はクルーソーという省電力のCPUを設計する会社で、おそらくベンチャーだったのだろう。
当時インテル、AMD他CPUの選択肢はあったが、どれも消費電力が多く、重いモバイルPCしかできなかった。
クルーソーは今でいうARMのようなCPUを設計して、省電力に優れたCPUを開発した。
各社こぞって採用し、小さく薄いPCを提供していた。
当時会社から支給されたPCでこんなものを持っていたな。

省電力=非力という図式は今も同じだが、当時もそうで軽い作業には使えるがそれ以上は無理。モバイル用途という割り切りだった。

その後後続のクルーソー2など出たらしいが搭載したPCはあまり記憶がない。当時はかなり仕事がいそがしかったからかな。Transmeta社は2009年に買収されて今はない。
Linus氏がいつ同社を離れたか、などその後の消息が聞こえてなかった。

久々の登場

そしてLinus氏が久々でてきた。今は何をしているのかも知らないのだが、どうやらLinuxのソフトウェア作成にかかわっているようだ。

氏が新しいカーネルであるLinux5.7のリリース候補のリリースノートの中で、AMDのRyzen 3970xに更新し、
従来の3倍程度の速さになったと書いている。(下記太字)

In fact, the biggest excitement this week for me was just that I
upgraded my main machine
, and for the first time in about 15 years, my
desktop isn’t Intel-based. No, I didn’t switch to ARM yet, but I’m now
rocking an AMD Threadripper 3970x
. My ‘allmodconfig’ test builds are
now three times faster than they used to be, which doesn’t matter so
much right now during the calming down period, but I will most
definitely notice the upgrade during the next merge window.

3970xとは

Threadripperといえばお化けの様なCPUだ。コンシューマ向け、というには高価かつ高性能だ。
第2世代は下記で紹介した。

第3世代の3970xは2020年2月に発売されたが、32コア64スレッド。発売当時の価格はおよそ25万円。

わが家のJisaku7で使う3600は6コア12スレッドなので、実に5倍以上の能力だ。
開発環境にこんな素晴らしいものをつかえるなんてうらやましい。

これからも3970xをつかった氏の活躍を期待します。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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