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moto g4 plus 使用1年レビュー

 

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moto g4 plus 使用1年レビュー

2020年5月4日更新
2017年春のAmazonタイムセールで購入したLenovo傘下のモトローラ製moto g4 plus。
使い始めて1年の使い心地と今後の計画を書き綴る。
moto g4 plusについてのまとめはこちら。

改めて、moto g4 plusとは

2016年夏にモトローラは突如第4世代の本機種を投入し、日本で盛り上がり始めた
DSDS(Dual SIM, Dual Standby)に最適なSIMフリー機種として一躍脚光を浴びた。
本機種の最大の特徴は専用スロットによるDSDS対応だろう。

DSDSとはDual SIM、つまり2枚のSIMカードを挿すことができ、2回線を使い分けることができる。
そしてDual Standby、つまり2つの回線で着信を待つことができ、
最近の機種の場合は1回線を3Gの音声通話、もう1枚をLTEのデータ通信に使うことができる。

moto g4 plusが素晴らしく、他にあるDSDS対応の機種と異なるのは、
SIMスロットが専用で2つあること。
他機種は1枚が専用、もう1枚がマイクロSDカードと排他利用になっている。
同時期のZenfoneもnovaもこの仕様。
モトローラは熱狂的なDSDS信者に支持された。
しかし最新のmoto g5s plusでは2枚のSIM専用スロットから専用+排他利用スロットに
変更され、モトローラを選択する理由をなくしている。

DSDS以外の仕様は平均的なミドルレンジの機種。
SoCはSnapdragon 617、RAM 3GB、ROM 32GB、128GBまでのマイクロSDカードを装着できる。
リリース時のOSは6.0であったが、アップデートで今は7.0になっている。

moto G4 plus

moto G4 plus

機種変更の理由

当時は2015年夏に買ったNexus5を使っていたが、バッテリの持ちの不安と、
秋にOS(6.0)のサポート切れがやってくるリスクがあった。

バッテリの持ち

購入時は自分の使い方では2日に1回の充電で十分だったが、2年弱ともなると
毎日充電しなければならない。
充電を忘れたり、ケーブルの挿し方が悪くて充電できていないと、
使いながらモバイルバッテリで充電しなければといけない。
電源を入れながらの充電は発熱する上バッテリの寿命にも良くない。
従い、ストレスが貯まる。

OSのサポート切れ

サポートが切れると、以後は安全に使えないし、徐々に使えないアプリが増えていくだろう。
(現時点でバージョン4の機種では動かないアプリが結構ある。
バージョン5ではまだ少ないと思われる。
古い機種では非力なSoCに少ないRAMなので、バージョン以前に機種の環境問題の方が多いと思う。)

最近の機種は2年使ったら交換が前提なのだろうか。
MNOとの2年縛り契約のせい、というよりは、技術革新のスピードを考えると2年が妥当なのだろうか。
近年の技術革新のスピードは以前よりは緩くなっている。
バッテリが交換できない機種が多くなり手軽に初期のバッテリ容量に戻せなくなった。
しかし2年と言わず4年くらい使いたいものだ。

moto g4 plusを使ってみて

1年使ってわかったこと。

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DSDS

諸般の事情で、結局SIMは1枚しか使っていない。
宝の持ち腐れなのだが、MVNO同士で2枚SIMを入れる意味があるか?
も疑問があるので、海外に行く機会があれば、現地でSIMを買って使ってみようと思う。
諸般の事情についてはこちら。

バッテリの持ち

新しく買ったmoto g4 plusは当然だがバッテリ容量は最大。
最初の頃はNexus5同様に自分の使い方では2日に1回の充電で十分だった。

1年経って、さすがに2日分(約6時間)は厳しくなって来ている。
5時間ぐらいか。リチウムイオンバッテリの500回まで充電できるという制約を考えると、
1年間で週3回の充電とすると35週で105回。
規定回数の20%程度で充電のキャパも約16%落ちていると言える。

様々なモデルが考えられるのでここから先は勝手な推論だが、100回の充電で
16%容量が落ちるとすると、400回で残り36%、2時間強になる。

100回(1年)超えると1回の充電で2日持たないので、毎日充電になる。
年間200回以上になる。
自分の使い方でも2年でバッテリ容量は50%、約3時間しか使えなくなる。
となると、機種交換する気になるわけだな。なるほど。

Nexus5も使用開始2年を前に急速にバッテリの持ちが悪くなった。
motoを買ったから嫉妬している?
と根拠もなく思ったりしたが、この仮説の通りならそういう時期だったのだろう。
Nexus5はその後電池交換を自力でやった。

OSのサポート

Android7に早速更新し、使っている。
7の特徴は省電力と画面分割くらいだが、画面分割はほとんど使う機会はない。
Webを見ながら電卓で計算したいときぐらいかな。

5.5インチの画面では分割する意味はあまりないが、8でサポートしている
PinP(Picture in Picture)なら、小さい画面にTwitterなど、常時表示したい
アプリを割り当ててWebや何らかのアプリを使うことができる。
できるのと本当にやるかは別だが。

省電力はバッテリの持ちに貢献していると思うが、比較対象がないのでよくわからない。
一方でNexus5はAndroid6のままだが、それで困ることはない。

SHA-1の問題など関係なかったので、脆弱性情報を気にしながらこのまま自宅用に使い続けるつもり。

ROMとマイクロSD

自分の使い方では、ROMのほとんどはアプリが占める。
190くらいあるアプリをすべてROMにおいている。
後は一部のダウンロードしたPDFファイルなど除くと撮影した写真やビデオになる。

motoG4plus ROM

motoG4plus ROM

本体が突然壊れてバックアップしていない写真を取り出せなくて困ったことがガラケーであった。
以来、可能な限り写真の保存先はマイクロSDカードにしているが、この機種はできないのだろうか。

その後、写真やビデオについてはGoogleフォトとOne Driveに自動でアップロードするようにした。
とりあえずインターネットにつないでいた最後の時まではバックアップできる。

音楽はスマホでは聞かず古いiPodを使ってきたが、Xperia XZ1を買ったので始めようかと考えている。

指紋認証

やはり、慣れてしまうと手放せない。

指紋認証以前はパターン認証を使っていたが、1、2秒の差と思うが、手間を感じる。
次に買う機種でも指紋認証は必須と思う。

一方でiPhoneでは顔認証が始まった。
花粉の季節はマスクをずっとし続ける自分に果たして使えるのか。
ちょっと疑問が残る。

その他制限事項

ジャイロがないのでポケモンGOが厳しいと聞く。
Nexus5では少しやったが、motoに替えてからはやっていないので、不便かどうかはわからない。
普通に地図を見るとかで困ったことはないし。

次の機種選定

1年前の記事では次もモトローラと書いていた。

その気持ちが揺らいでいる。
moto g5s plusで排他仕様のスロットによるDSDSになってしまったこと、
それからハイエンド機種でありMNOにつなぐXperia XZ1に触れたからだろう。

近日出てくるであろうmoto g6 plusをみてから考えるが、安さを追求してきた
MVNOはMNOからのサブブランドを使った逆襲により、岐路に立たされている。
FREETELの倒産、楽天のMNOへの進出、これからも統合、廃業はあるだろう。

端末購入を安くできる仕組みができないと、顧客離れが始まりそうに思う。
4月ということもあり、各社キャンペーンが多いが、手軽に買うにはまだ敷居が高い。
課題はまだまだありそう。

まだまだ使うぞ。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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