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新しいEchoの発表2020年9月 

 

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新しいEchoの発表2020年9月 

音声AIスピーカの先頭を走るamazonのEchoシリーズ。先頃新しい機種が発表された。
amazon Echo, Echo Dot, Echo Show5についてのまとめはこちら。

ラインアップ

日本市場向けに今回公表された製品は下記のもの。

  • Echo
  • Echo Dot
  • Echo Show10
  • Echo Auto


順にみていく。

Echo

新Echo

新Echo

第4世代になるEchoは初めて形状を変えてきた。
今までの「茶筒」と呼んできた円柱形状から球体に変わっている。
この写真は我が家にある第2世代のもの。

Echo

Echo

球体だから安定感はどうなんだろうと思うが、底面はしっかりカットされている。
茶筒形状はちょっと目立つし、高さがあるので邪魔という声があったのかもしれない。
一方で、球状ならほかにもそういう置物があるのでなじむ。
新Echoは、14cm四方の大きさになっている。

新Echo

新Echo

スピーカは3.0インチウーファ、0.8ツイータ x 2を搭載。
Dolby Audioに対応。

10月22日発売。

Echo Dot

新EchoDot

新EchoDot

Echo同様に第4世代になったEcho Dotも球状になった。前世代までは円柱状だが、Echoよりは高さがない、
いわば大判焼のような状態だった。
新Echo Dotは、10cm四方の大きさになっている。Echoよりも4cm小さい球体だ。

スピーカは1.6インチを搭載。音質面ではEchoに劣る。特に高温はツイータがないので厳しい。

10月22日発売。

Echo Show10

新EchoShow10

新EchoShow10

画面付きのEchoであるEcho Showには画面サイズに応じて10インチ、8インチ、5インチがある。
5インチは購入して使っていたが、先ごろFire HD8を購入したので使う頻度が下がった。

持ち運べるFireHDで十分なので、設置型のEcho Showはどう生き残るのか?興味がある。
その回答になるのが今回のEcho Show10だ。

今回の新Echo Show 10の特徴は画面が回転することだ。通話中に移動した場合に追いかけてくれる。
例えば家事をしながら通話をする、映画を見る場合に、移動しても画面をずっと見ることができる。

またこの機能を応用して、不在時のモニタカメラの代わりに、首振り機能を使って部屋全体を
見ることができる。これはいい。従来は監視カメラを別に買わなければいけなかったものが、
Echo Show 10を1つ買う事で足りる。うまいやり方だ。

監視カメラ代用

監視カメラ代用

スピーカは2.1チャンネルシステムを構成して、 1インチツイータ x 2 (ステレオ)と2.5インチウーファがある。
近日発売。

Echo Auto

初の車載用のEchoが登場した。エアコンの吹き出し口に設置するそうだ。

Echo Auto

Echo Auto

いままででは、第2世代のEcho DotがUSB電源で動くので、これを車に載せているという話を聞いたことがある。
自分もそろそろ試そうと思っていた。

しかし第3世代のEcho DotからはUSB電源では足りなくなったため、現行で販売しているEchoシリーズでは
車載で使えるものがなかった。
ここにきて、車載用のEchoがでた。車載にしてもインターネットにつながらない限りは使えない。
MVNOなどで安価に大容量で使えるLTE通信を別途用意しないといけない。
例えば下記のようなサービスを契約すれば、気にせずに使えるのだろう。

このような契約が前提ではあるが、家でEchoを使うのと同様に車の中でも音楽を聴けるし、
誰かと通話することもできる。ニュースを読み上げてくれることもでき、なんだったら、しりとりもできる。
ドライブ中に暇な子供に対して、Alexaが相手をするってことも可能だ。
なお、接続方法はまだ不明瞭だが、おそらくEcho Autoが2つのBluetoothに接続でき、
1つをカーステ、他方はスマホにつなぎ、インタネットへのアクセスはスマホのBluetoothテザリングで行うようだ。

車内で使うものなので特に音響面は考慮する必要がある。家とは異なり常にノイズがある環境だ。
このため本体上面にマイクが8つ設置されている。これによって正確に呼びかけを認識できるようにする。

音はBluetoothかケーブルでカーステにつなぐ。Bluetoothでも一部互換性のない車があるそうなので、
事前に確認が必用だ。Bluetooth対応でない車の場合は3.5mmオーディオケーブルで外部入力できる
ものであれば利用可能。
操作はスマホを使う。スマホのAlexaアプリを使って行うが、これは家庭用でもできる方法だ。

9月30日発売。

今回のラインナップ

Echo、Echo Dotは順調に世代交代。形を変えて老朽化したEchoを使うユーザの買い替えを
狙っているのであろう。一方でEcho Show 10とEcho Autoは新しい需要を取り込むための撒き餌だ。
モニタカメラの代わりになるEcho Show 10は、今後はUSで販売している監視カメラ機能を取り込んで
よりセキュリティ用途に進むのだろう。そのうち監視カメラ画像をAWSに蓄積できるサービスも
始まるのかもしれない。

Echo Autoはこのままではまだ普及には遠いと思う。単なるマイクアレイボックス程度の意味でしかない。
これが真価を発揮するのは、カーステに標準で取り込まれるようになるときだろう。
その時には、安価なLTE通信サービスがあればよいのだが。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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