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音声AIスピーカの先頭を走るamazonのEchoシリーズ。先頃新しい機種が発表された。
amazon Echo, Echo Dot, Echo Show5についてのまとめはこちら。
日本市場向けに今回公表された製品は下記のもの。
順にみていく。
第4世代になるEchoは初めて形状を変えてきた。
今までの「茶筒」と呼んできた円柱形状から球体に変わっている。
この写真は我が家にある第2世代のもの。
球体だから安定感はどうなんだろうと思うが、底面はしっかりカットされている。
茶筒形状はちょっと目立つし、高さがあるので邪魔という声があったのかもしれない。
一方で、球状ならほかにもそういう置物があるのでなじむ。
新Echoは、14cm四方の大きさになっている。
スピーカは3.0インチウーファ、0.8ツイータ x 2を搭載。
Dolby Audioに対応。
10月22日発売。
Echo同様に第4世代になったEcho Dotも球状になった。前世代までは円柱状だが、Echoよりは高さがない、
いわば大判焼のような状態だった。
新Echo Dotは、10cm四方の大きさになっている。Echoよりも4cm小さい球体だ。
スピーカは1.6インチを搭載。音質面ではEchoに劣る。特に高温はツイータがないので厳しい。
10月22日発売。
画面付きのEchoであるEcho Showには画面サイズに応じて10インチ、8インチ、5インチがある。
5インチは購入して使っていたが、先ごろFire HD8を購入したので使う頻度が下がった。
今回の新Echo Show 10の特徴は画面が回転することだ。通話中に移動した場合に追いかけてくれる。
例えば家事をしながら通話をする、映画を見る場合に、移動しても画面をずっと見ることができる。
またこの機能を応用して、不在時のモニタカメラの代わりに、首振り機能を使って部屋全体を
見ることができる。これはいい。従来は監視カメラを別に買わなければいけなかったものが、
Echo Show 10を1つ買う事で足りる。うまいやり方だ。
スピーカは2.1チャンネルシステムを構成して、 1インチツイータ x 2 (ステレオ)と2.5インチウーファがある。
近日発売。
初の車載用のEchoが登場した。エアコンの吹き出し口に設置するそうだ。
いままででは、第2世代のEcho DotがUSB電源で動くので、これを車に載せているという話を聞いたことがある。
自分もそろそろ試そうと思っていた。
しかし第3世代のEcho DotからはUSB電源では足りなくなったため、現行で販売しているEchoシリーズでは
車載で使えるものがなかった。
ここにきて、車載用のEchoがでた。車載にしてもインターネットにつながらない限りは使えない。
MVNOなどで安価に大容量で使えるLTE通信を別途用意しないといけない。
例えば下記のようなサービスを契約すれば、気にせずに使えるのだろう。
このような契約が前提ではあるが、家でEchoを使うのと同様に車の中でも音楽を聴けるし、
誰かと通話することもできる。ニュースを読み上げてくれることもでき、なんだったら、しりとりもできる。
ドライブ中に暇な子供に対して、Alexaが相手をするってことも可能だ。
なお、接続方法はまだ不明瞭だが、おそらくEcho Autoが2つのBluetoothに接続でき、
1つをカーステ、他方はスマホにつなぎ、インタネットへのアクセスはスマホのBluetoothテザリングで行うようだ。
車内で使うものなので特に音響面は考慮する必要がある。家とは異なり常にノイズがある環境だ。
このため本体上面にマイクが8つ設置されている。これによって正確に呼びかけを認識できるようにする。
音はBluetoothかケーブルでカーステにつなぐ。Bluetoothでも一部互換性のない車があるそうなので、
事前に確認が必用だ。Bluetooth対応でない車の場合は3.5mmオーディオケーブルで外部入力できる
ものであれば利用可能。
操作はスマホを使う。スマホのAlexaアプリを使って行うが、これは家庭用でもできる方法だ。
9月30日発売。
Echo、Echo Dotは順調に世代交代。形を変えて老朽化したEchoを使うユーザの買い替えを
狙っているのであろう。一方でEcho Show 10とEcho Autoは新しい需要を取り込むための撒き餌だ。
モニタカメラの代わりになるEcho Show 10は、今後はUSで販売している監視カメラ機能を取り込んで
よりセキュリティ用途に進むのだろう。そのうち監視カメラ画像をAWSに蓄積できるサービスも
始まるのかもしれない。
Echo Autoはこのままではまだ普及には遠いと思う。単なるマイクアレイボックス程度の意味でしかない。
これが真価を発揮するのは、カーステに標準で取り込まれるようになるときだろう。
その時には、安価なLTE通信サービスがあればよいのだが。
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