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2月になり、そろそろ3月で年度が締まる企業は2020年度の
締めに向かって予算達成めざしてがんばっていると思う。
任天堂が3Qの決算を発表した。
任天堂スイッチについてのまとめはこちら。
前回も説明しているが改めて。
最近の企業はUSの会計方式に倣ったりコンプライアンスを遵守するため多くの企業が3か月で
いったん決算を報告するようになっている。3か月というのが1年を4等分した、つまり四半期の期間だ。
第3四半期とは、4月はじまりの会社であれば7-9月の第2四半期に続く、10-12月の3か月間のことをいう。
任天堂以外の会社も第3四半期の決算報告が続いている。コロナウィルスの影響によって
売り上げが伸びた会社があれば、影響をまともに受けて倒産の回避に全力をあげている会社もあるだろう。
すべての人に元の安心な生活が戻るとよいが。
任天堂のWEBサイトに掲載されている。
どちらも第2四半期よりも前年同期比は下がっている。それでも利益が倍増というのはなかなかないことだ。
売り上げが良くても損して売っている場合が企業では多々ある。
はたして任天堂はもうかっているのだろうか?そのあたりは経常利益、純利益をみればわかる。
子会社を含めた業績予想が出ている。2Q決算時の予想を上回る予想に修正している。
こういう場合はこの企業は絶好調という事だ。
ハードはもともと利幅がなく、ソフトで儲けるビジネスモデルだ。また1台のハードで何本もソフトが売れる。
おもしろいゲームさえあれば何本も売れる。このためだろう、ハードの修正は10%程度なのに
ソフトは倍の20%増となっている。
通常、この手の修正は抑え気味で修正するので、3月末の時点ではこれを上回る結果になっていることが多い。
任天堂の業績は2020年度は相当いいものになるのであろう。
さて、スイッチ自身の売れ方の内訳だ。
2Q決算に続いて、スイッチとスイッチライトでは、2:1くらいの販売台数比になっているようだ。
販売台数の合計は9か月間で2,410万台だ。1か月300万台弱も世界中で売れていることになる。
供給が安定し抽選販売が終わって店頭に並ぶようになってきた。その一方でフォートナイトやマリオ、
モンハンのようなスペシャルセットを出している。
これら特別なセットが貢献をしているのであろう。というのもスイッチは今や一家に一台ではなく
子供に1台になってきている。買えなかったスイッチが買えるようになり、ねだる子供に買い与える親。
携帯ゲーム機でありネットワーク対戦も可能だから、かつてのDSの様になっていくのであろう。
そしてソフトウェアは、あつ森が1,941万本(2Q決算から+500万本)、リングフィットアドベンチャーが
595万本(+200万本)。
あつ森は発売からもうすぐ1年になるというのに、今でも毎月200万本弱も世界中で売れていると
いう事になる。季節のイベントを適宜更新して提供するなど、今までにない方法でユーザの獲得に
成功したといえる。今後もこういうゲームがでてくるだろう。
大きな話題は、大阪のユニバーサルスタジオに作られたスーパーニンテンドーワールドの延期だろう。
2月4日に予定していたが再延期となった。卒業旅行シーズンを取り逃がすので予定した売り上げは難しいだろう。
なお、大阪以外に本場のハリウッド、シンガポールにも開園予定をしているそうだ。
質疑応答にて、次世代モデルの販売予定を否定している。ただ開発はしているだろう。
次の世代のゲーム機を考えないはずはない。
6月頃の2020年決算はとんでもない業績になるのであろう。楽しみだ。
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