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任天堂が3Q決算を発表 コロナウィルス騒動で売り上げアップを維持

 

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任天堂が3Q決算を発表 コロナウィルス騒動で売り上げアップを維持

2月になり、そろそろ3月で年度が締まる企業は2020年度の
締めに向かって予算達成めざしてがんばっていると思う。
任天堂が3Qの決算を発表した。
任天堂スイッチについてのまとめはこちら。

第3四半期とは

前回も説明しているが改めて。

最近の企業はUSの会計方式に倣ったりコンプライアンスを遵守するため多くの企業が3か月で
いったん決算を報告するようになっている。3か月というのが1年を4等分した、つまり四半期の期間だ。
第3四半期とは、4月はじまりの会社であれば7-9月の第2四半期に続く、10-12月の3か月間のことをいう。

任天堂以外の会社も第3四半期の決算報告が続いている。コロナウィルスの影響によって
売り上げが伸びた会社があれば、影響をまともに受けて倒産の回避に全力をあげている会社もあるだろう。
すべての人に元の安心な生活が戻るとよいが。

任天堂の決算報告

任天堂のWEBサイトに掲載されている。

かいつまんで内容を紹介する。
任天堂3Q決算

任天堂3Q決算

出典:任天堂WEBサイト 以下同じ
売上高  14,044億円 +37.3%(前年同期比)
経常利益 5,211億円 +98.2%

どちらも第2四半期よりも前年同期比は下がっている。それでも利益が倍増というのはなかなかないことだ。

経常利益、純利益

売り上げが良くても損して売っている場合が企業では多々ある。
はたして任天堂はもうかっているのだろうか?そのあたりは経常利益、純利益をみればわかる。

任天堂3Q決算

任天堂3Q決算

営業外収益が減っているが、経常利益も純利益も前年同期比の倍増だ。売れまくって儲けまくっているようだ。
さぞかしボーナスが良かっただろう。

連結業績の予想

子会社を含めた業績予想が出ている。2Q決算時の予想を上回る予想に修正している。
こういう場合はこの企業は絶好調という事だ。

任天堂3Q決算

任天堂3Q決算

ハードはもともと利幅がなく、ソフトで儲けるビジネスモデルだ。また1台のハードで何本もソフトが売れる。
おもしろいゲームさえあれば何本も売れる。このためだろう、ハードの修正は10%程度なのに
ソフトは倍の20%増となっている。
通常、この手の修正は抑え気味で修正するので、3月末の時点ではこれを上回る結果になっていることが多い。
任天堂の業績は2020年度は相当いいものになるのであろう。

スイッチの販売状況

さて、スイッチ自身の売れ方の内訳だ。

任天堂3Q決算

任天堂3Q決算

2Q決算に続いて、スイッチとスイッチライトでは、2:1くらいの販売台数比になっているようだ。
販売台数の合計は9か月間で2,410万台だ。1か月300万台弱も世界中で売れていることになる。
供給が安定し抽選販売が終わって店頭に並ぶようになってきた。その一方でフォートナイトやマリオ、
モンハンのようなスペシャルセットを出している。

これら特別なセットが貢献をしているのであろう。というのもスイッチは今や一家に一台ではなく
子供に1台になってきている。買えなかったスイッチが買えるようになり、ねだる子供に買い与える親。
携帯ゲーム機でありネットワーク対戦も可能だから、かつてのDSの様になっていくのであろう。

そしてソフトウェアは、あつ森が1,941万本(2Q決算から+500万本)、リングフィットアドベンチャーが
595万本(+200万本)。
あつ森は発売からもうすぐ1年になるというのに、今でも毎月200万本弱も世界中で売れていると
いう事になる。季節のイベントを適宜更新して提供するなど、今までにない方法でユーザの獲得に
成功したといえる。今後もこういうゲームがでてくるだろう。

ハードウェアの販売状況

任天堂3Q決算

任天堂3Q決算

日米欧とあるので、全世界ではないのかもしれない。3Qのスイッチ、スイッチライトの販売は
前年同期を上回り、累計で7,400万台になったそうだ。地球上の人口が70億人といわれる中で、
1%はスイッチを持っていることになる。おそらくアフリカなど販路がない国もあると思うので、
販売地域での実績は10%程度になるのではないか。(中国で売っているのかな?)

ソフトウェアの販売状況

任天堂3Q決算

任天堂3Q決算

ソフトウェアは日米欧の合算なので上で書いた数字と異なるが、4月からの9か月間で
あつ森が1,620万マリオカートが650万、リングフィットアドベンチャーが330万本売れている。
ほかにも300万本以下のソフトウェアが14本も並んでいる。驚異的な数であるし、ソフトウェアの多言語対応、
そして現地の習慣を調べて問題ないことを確認できる仕組みを確立した任天堂の努力のたまものだろう。
また2020年はマリオ35年を記念していろいろ発番されたので、マリオ関係のタイトルが売れたようだ。

モバイル、IP関連

任天堂3Q決算

任天堂3Q決算

大きな話題は、大阪のユニバーサルスタジオに作られたスーパーニンテンドーワールドの延期だろう。
2月4日に予定していたが再延期となった。卒業旅行シーズンを取り逃がすので予定した売り上げは難しいだろう。
なお、大阪以外に本場のハリウッド、シンガポールにも開園予定をしているそうだ。

質疑応答にて、次世代モデルの販売予定を否定している。ただ開発はしているだろう。
次の世代のゲーム機を考えないはずはない。

6月頃の2020年決算はとんでもない業績になるのであろう。楽しみだ。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 

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