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NTT東日本/西日本の発表によると、法人向けではあるが広帯域アクセスサービスにとうとう400Gbpsメニューが追加される。
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NTT東日本/西日本によれば、従来から提供している高速広帯域アクセスサービスに400Gbpsを追加するそうだ。従来は10Gbps、100Gbpsだった。
インタフェース仕様は下記の通り。
このサービスはフレッツではない。フレッツは家庭やSOHO用であって、現状では10Gbpsまであるが帯域を保証されない。高速広帯域アクセスサービスは帯域保証サービス、つまり他のユーザと共用しないためNoisy neighbourhoodに影響されない。まさに法人向けのサービスだ。
ネットワークの回線スピードは速くなっていくものだが、今回は4倍の400Gbpsだ。おそらくリーゾナブルな値段で機器をそろえるには400Gbpsが限界なのだろう。あるかどうか知らないが、1000Gbpsはまだ機器が高価で用意できないのではないのかな。
伝送路である光ファイバは伝送速度を制限するような問題があるとは聞いていないが、波長が短い光を使うようになっていけば、おそらくどこかでファイバの材質を変えないとだめだろう。すでになっているのかもしれないが。
400Gbpsサービスの追加の理由は、法人利用で高まっているデータセンタ移行や通信トラフィックの増加だ。
特に近年ではオンプレとパブリッククラウド間だけでなく、マルチクラウドとしてパブリッククラウド間での通信も登場している。DR対応や普段からハイブリッドクラウドとしてオンプレ-データセンタ間の通信量があれば、100Gbpsでも足りなくなっていくだろう。
企業はオンプレからクラウドに移行を続けており、そのために拠点間の通信量が飛躍的に増えている。回線キャリアの仕事は増えるばかりだ。
何年も経てば、フレッツにも100Gbpsサービス、400Gbpsが登場するだろう。でもその時何に使うのだろう?
我が家はまだ1Gbpsにも変えていないが、ずっと在宅勤務になるなら1Gbpsでもいいのかもしれない。
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