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7月末にGoogleが日本の決済会社を買収するというニュースがあったが、
今度はPaypalが買収するというニュースが来た。相次ぐ決済会社を外資が買収だ。
IT業界に関するニュースのまとめはこちら。
古参のネット決済会社であるPayPalは日本の決済会社であるペイディを3,000億円で買収すると発表した。
PayPalは日本での事業を強化するつもりのようだ。
似たような話で、7月下旬にGoogleがpringを買収するニュースがあった。Android Payのテコ入れのためだろう。
ちょっと前から、ビックカメラでなにかを買おうとすると、決済手段の選択にペイディが表示されていることに気づいていた。
Paidy? PayPayではないし、なんだろう?と思っていた。
今回の買収のニュースを聞いて、改めてどんなサービスなのか調べてみた。
公式ページによれば、特徴は以下のもの。
ふーん。
クレジットカードを持てない世代(学生かな)向けのサービスか。
しかし、分割手数料もなしとなると、このビジネスはどこで儲けているのだろう?加入店の手数料だけかな。
注意:分割手数料が0%は口座振替、銀行振り込みのみとのこと。
しかし、クレジットカードをもっている人であれば同様のサービスを得られている。
支払いはまとめて指定されている日に行うので、最大で1、2ヶ月猶予される。今はお金がないけど給料日の後なら支払えるというときに、大昔ならツケ、今はクレジットカード払いだろう。
違いがあるとしたら、クレジットカードは分割手数料が必ずある。
2回だけ無料というカードもあるが、多くはかならず金利が発生する。リボにしたら全然残額が減らないという、リボ地獄がいい例だ。
ペイディはペイディプラスにすることで分割3回でも手数料無料になる。これは驚きだ。
なお、ペイディプラスは本人確認資料をアップロードすることで登録できる上位プランだ。
そして、調べていくと、どうもこういうメリットがあるようだ。
いちいちクレジットカード情報を入力しなくてよい
逆説的な話だが、便利なクレジットカード故に、情報が洩れると他人に悪用されてしまったりとリスクがある。
クレジットカード番号をネットで入力したくないという声はよく聞く。自分の場合は入力はいいのだが、一部のECサイトをのぞくとカード番号の記憶はさせていない。情報漏洩があるのはたいてい、ECサイトのデータからの漏洩だからだ。
ECサイトごとにカード番号をいれるのは面倒だ。ペイディはそれをしなくてよい。面倒くさがりには最適だ。
ペイディプラスにしなければ本人確認資料はアップロードしなくてよい。ということは架空の名前で携帯電話を持つことができれば、詐欺ができてしまうのではないか?
電話の契約は本人確認するので難しいが、契約した回線を売るとか、プリペイド回線という手がありそうだ。もしかしたら
ペイディはプリペイド携帯電話には対応していないのかもしれない。
考えれば考えるほど、ペイディは善意でお金の支払い猶予をしてくれるように見えてならない。
誰だかわからない人の支払いを代わりにやってくれるという事だろうか。
支払いが遅れたときにきっちり回収できるのか。そしてユーザにペナルティはあるのか?
ビジネスモデルが良くわからない。
しかしPayPalは魅力を感じたのだろう。今後どういうビジネスに変わるのかわからないが、しばらく様子を見て行きたい。
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