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すでに寒波は落ち着いたかな。過去のニュースになったと思うが、
改めて注意喚起しておく。
IT業界に関するニュースのまとめはこちら。
昨今のいろいろな市場の開放の一環で電力供給も例にもれず、新規参入会社が相次いだ。
にぎわった。2016年に開放となって、一気に異業種が参入した。
こうなった理由は、地域ごとに独占する電力会社が高い電気を供給し続けるので、
競争原理をいれて安くしようという目論見だ。資本主義の成果だ。
今申込むと〇〇をもらえます!
今の電気料金よりも安くなります!
という良くある勧誘で新規ユーザを誘っていた。
異業種が参入し、通信会社、ガソリン、ガス、交通、小売りも参入。今では700社くらいに
なっており、市場シェアは19%前後のようだ。
発電施設を持つであろうガソリン、ガス、交通系の会社はまだいいのだが、実態はブローカの様に
単に他社の発電する電気を自前のブランド(OEM) でユーザに売るだけという会社も雨後の筍の
ように乱立している。
ニュースに出たので知っている方も多いであろう。
楽天でんきの発表を引用する。
電力需要の高まりによる市場状況の変化を受け、楽天でんき・楽天でんき Business の新規お申込みを一時停止いたしました。
電力需要の高まり、とは複合的な理由があるのだが、今回は
という要因があるようだ。寒波は一時的なものであろうが、LNGの供給不足は産出国との関係もあり、
LNGの価格高騰を招いている。つまり電気を止めるわけにいかないので、高くてもLNGを
買いあさっているのだ。
このため、燃費に連動する価格設定の一部の新電力では電気代の高騰が予定されているようだ。
燃費に連動するのは電力市場から購入した価格に連動して電気代を決める新電力会社で数は多くない。
会社数は多くはないが、おそらく市場価格が安い時は従来の電力会社よりかなり安くなるという
うたい文句で勧誘していたはず。
今までは確かに安かった。しかしだ。市場価格が高くなれば10倍、100倍になる可能性がある。
なんか住宅ローンの変動金利みたいだな。
USでもカリフォルニアやニューヨークで数年ごとに大停電を起こしているが、その原因は
電力市場を介した新電力の参入にあると聞く。
地域独占の旧来の電力供給により価格高騰が維持され、資本主義と真逆の形態が維持されるのは
良くないと思うが、そのために電力の安定供給が維持されていたのも事実だ。
我が家ではこの10年で停電を経験したのは、震災による計画停電をのぞくと一度だけだ。
少年の頃はもっと停電は多かったが、昨今はPCや電子製品が増えたために簡単に停電されると
困ってしまう。そういう世間の要請から、安定供給に対する要求が高まっている。
一方で電気供給とは非常に難しいもので、巨大な蓄電池がないので発電した電気は即消費される。
発電量が少なくても消費量が少なくても大停電を引き起こす要因となるので、発電と消費のバランスは
常に監視されている。夏の昼間、暑くなる時間帯に古い発電設備が足りない電力を埋めるために緊急で
動き出すことは当然ある。夜間は発電する設備を止めて電力消費量に合わせている。
天気によって太陽光発電の発電量が変わるので、近年は予想がさらに難しくなったと聞く。晴れた日が
多い九州の方では発電しても買ってもらえない太陽光発電があると聞く。自家消費できればいいのだが、
それができない場合は捨てられるだけ。もったいない。電気自動車があれば充電できるのに。
こうしてブログを書く間に使う電気もそういう電力会社のたゆまない努力で作られている。
改めて、電気の大切さを知るとともに、安定供給のために節電などできることをやっていきたいものだ。
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コメント
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すみません。
楽天でんきは新規お申込み停止しております。最新の記事を掲載することでサイトのアップデートになるかと思います。
最新の記事:https://selectra.jp/energy/kaisha/rakuten-energy
>なしなしさん
コメントありがとうございます。近日更新してみますね。