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楽天モバイルによるMNO(キャリア)サービスが始まって3か月。
在宅勤務などで十分外では使えていないが、使用感をレビューする。
気になるのは速度だが、現在自宅は楽天モバイルの自社ネットワーク地域に入っていない。
このためパートナ回線であるau網でつながる。
毎月5GBまで使え、オーバしても1Mbpsで使えるというインパクトあるサービスで始まった。
現状はどうだろうか。
同じau回線を使う、Xperia XZ3と比較してみる。平日の昼休み時間帯に都内の自宅にてRBB SPEED TESTで測定した。
楽天モバイル(パートナ回線) | au | |||
スマホ機種 | OPPO Reno A | Xperia XZ3 | ||
SoC | Snapdragon 710 | Snapdragon 835 | ||
LTE下り | 15.82 Mbps | 141.79 Mbps | ||
LTE上り | 23.94 Mbps | 7.39 Mbps | ||
WiFi 下り | 92.95 Mbps | 85.85 Mbps | ||
WiFi 上り | 95.99 Mbps | 89.34 Mbps |
SoCが方やミッドレンジ用、方やハイエンド用と違いはあるが、WiFiの性能はあまり変わっていない。
誤差もあるだろうが通信についてはほぼ同じ性能と考えると、
LTE速度の違いはSoCの違いでは説明できない。
試していないが、楽天MNOのSIMをXperia XZ3に入れてつかえるようにしたら、
おそらくOPPO RenoAと同等の低い速度になるのだろう。明らかにパートナ網を
使うときの通信速度はauの契約の回線と差別化されている。
UQモバイルと同等なのか、あるいはそれ以下か。
UQモバイルは割と速いという評判だったので、au網を使うMVNOより若干早い、という程度だろうか。測定値だけでは判断できない。
楽天の自社回線が使えるようになったら再度速度を調べる必要があるが、
仮に無料期間が終わる来年になってもこの程度の速度で有れば、ドコモ回線のMVNOと大差ない。
音声通信が付いた5GBのプランというと他のMVNOではせいぜい2,200円だ。
楽天モバイルでは2,980円なので高くつく。
もちろんサービスの差として、IP電話による使い放題などある。
うーん、この価格で5GBなら来年の継続はないな。もっとも楽天の自社回線を
つかえるようになったら、上限無制限なので状況は変わる。
楽天はSIMロックなどせず、SIMフリーを謳ってどんな端末でも使える印象だったが今はどうか。
下のリンクにて対応状況を確認できる。
自分が持つ、Xperia XZ3は一部機能対応だが、moto シリーズは不可とのこと。
シェアの大きいiPhoneはどうだろうか。妻が持つiPhone8を見るが非対応だ。
一方で楽天MNOに対応するOPPO RenoAは当然対応しているとして、SIMフリーで
売っているものはどうだろう。実は一部機能に対応していない。
ファームウェアの差分が影響するのだろう。
容量や速度はまあまあ満足、端末は不満という状況だ。
特に端末については事前に話があった「SIMフリー」といううたい文句が反故にされている。
この点は残念だ。
今はまだ在宅勤務が続いて、外でLTEを使うことは少ない。このためau網が速度制限をしている、
あるいはMVNOのようにどこかで処理がひっ迫して速度がでないという理由でLTEが遅いとしても
ほとんど困っていない。このくらい速度がでればMVNOに慣れた自分には問題ないだろう。
端末を自由に選べる、特にiPhoneが使えないと日本では使われにくいMNOになる。
この点が解決できないと楽天モバイルの将来は暗い。
おそらくこの状態を放置することはないのだろうが、若干の時間が必要だろう。
次回は半年後をめどにレビューしたい。その頃には楽天の通信網エリアに入らないかな。
出典:楽天モバイル
OPPO RenoAの電池の減りが最近速い。楽天MNOの問題ではなく、ドラクエウォークのやりすぎかな。
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