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チチンペイペイ。
そんな言葉がテレビから聞こえる。ソフトバンクもauに続いてマネーに連動してポイントを獲得できる携帯電話プランを設定した。
先行するauのマネ活と楽天モバイル最強プランと比較した。
ソフトバンクについてのまとめはこちら。
ペイトクは、一言でいえばPayPayポイントがお得にたまるソフトバンクの携帯電話プランだ。
ペイトクプランはお世辞にも安いとは言えない。非常に高価な料金プランだ。
しかしそこにPayPayで買い物をした際にたまるポイントが優遇されて、その結果携帯電話料金が割安になるという。
期間限定であるがキャンペーンでPayPayのポイント還元が最大で15%になる。(最短で2024年2月20日まで)
15%のポイントが付くというのは、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済を見てもなかなかない。上限額が4,000円/月と決まっているので、毎月27,000円の買い物をPayPay決済に変更するだけで4,000円相当のPayPayポイントになる。(キャンペーン後は毎月80,000円の買い物で4,000円相当のポイント)
このまま携帯電話の月額料金に充当すると、ペイトク無制限は5,625円になる。ほかに家族割、光セットの割引も可能だが、これらをすべて適用すると3,128円まで安くなる。
データ通信無制限のプランが楽天モバイルと同じくらいの金額になるのだ。これはすごい。
ペイトクには3つのプランがある。ペイトク30/50/無制限だ。それぞれの詳細は下の図を見ていただくとして、まとめると下記のようになる。
auのマネ活とデータ無制限でポイント還元が関係ある楽天モバイルを比較する。
並べると3社で向かう方向性が異なることがわかる。
サービス名称 | ペイトク無制限 | マネ活 | 最強 |
---|---|---|---|
提供企業 | ソフトバンク | KDDI | 楽天モバイル |
データ容量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
テザリング、データシェア上限 | 50GB | 30GB | なし |
国内通話 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 無料(アプリ) |
月額料金(A) | 9,625 | 7,238 | 3,278 |
家族割(B) | -1,210 | 0 | 0 |
光セット割(C) | -1,100 | -1,100 | 0 |
クレカ割(D) | -187 | -300 | 0 |
銀行還元(E) | 0 | -500 | 0 |
月額料金(A+B+C+D+E) | 7,128 | 5,338 | 3,278 |
ポイント還元(F) | 4,000 | 53 | 0 |
通信料以外の買い物代金 | 27,000 | 0 | 0 |
実質月額料金(A+B+C+D-E-F) | 3,128 | 5,285 | 3,278 |
ポイント還元 | auPAY カードで 10%還元 | SPUで+2倍 | |
クレジットカード年会費 | 0 | 0 | 0 |
年間実質費用 | 37,536 | 63,415 | 39,336 |
サービス名称 | ペイトク無制限 |
---|---|
提供企業 | ソフトバンク |
データ容量 | 無制限 |
テザリング、データシェア上限 | 50GB |
国内通話 | 22円/30秒 |
月額料金(A) | 9,625 |
家族割(B) | -1,210 |
光セット割(C) | -1,100 |
クレカ割(D) | -187 |
銀行還元(E) | 0 |
月額料金(A+B+C+D+E) | 7,128 |
ポイント還元(F) | 4,000 |
通信料以外の買い物代金 | 27,000 |
実質月額料金(A+B+C+D-E-F) | 3,128 |
ポイント還元 | |
クレジットカード年会費 | 0 |
年間実質費用 | 37,536 |
サービス名称 | マネ活 |
---|---|
提供企業 | KDDI |
データ容量 | 無制限 |
テザリング、データシェア上限 | 30GB |
国内通話 | 22円/30秒 |
月額料金(A) | 7,238 |
家族割(B) | 0 |
光セット割(C) | -1,100 |
クレカ割(D) | -300 |
銀行還元(E) | -500 |
月額料金(A+B+C+D+E) | 5,338 |
ポイント還元(F) | 53 |
通信料以外の買い物代金 | 0 |
実質月額料金(A+B+C+D-E-F) | 5,285 |
ポイント還元 | auPAY カードで 10%還元 |
クレジットカード年会費 | 0 |
年間実質費用 | 63,415 |
サービス名称 | 最強 |
---|---|
提供企業 | 楽天モバイル |
データ容量 | 無制限 |
テザリング、データシェア上限 | なし |
国内通話 | 無料(アプリ) |
月額料金(A) | 3,278 |
家族割(B) | 0 |
光セット割(C) | 0 |
クレカ割(D) | 0 |
銀行還元(E) | 0 |
月額料金(A+B+C+D+E) | 3,278 |
ポイント還元(F) | 0 |
通信料以外の買い物代金 | 0 |
実質月額料金(A+B+C+D-E-F) | 3,278 |
ポイント還元 | SPUで+2倍 |
クレジットカード年会費 | 0 |
年間実質費用 | 39,336 |
ペイトク無制限では、携帯電話通信料以外にPayPayで毎月27,000円(キャンペーン後は80,000円)を使うことで4,000円のポイント還元がある。これがある前提で3社の最安値になっている。
27,000円は使うだろうが、一人暮らしでPayPayで毎月80,000円使うのは現実的なのだろうか。会社員が昼の食事を毎回PayPayで払うとして、1,000円なら20,000円だ。夕飯にも使って、日用品も買って、趣味のものも買って、となると一人暮らしではかなり苦しそうだ。
一方でauのマネ活は、3社で一番高くなっている、auPayゴールドカードを支払いに使えば1年間のポイント還元が20%になるのだが、年会費が11,000円かかるので除外している。このためポイント還元は1%になっている。ゴールドカードにして、ペイトクのようにほかの買い物も決済すれば、20%還元が効いてペイトクよりもお得になる可能性はある。
最もマネ活は銀行や証券会社のポイントを増やす効果がある。携帯電話料金を下げつつ、ほかの金融サービスのメリットを増やすプランだ。
一番無難なのは楽天モバイルの最強プランだ。こちらは金融との連携は全くないが、元からデータ無制限であり、契約していることで楽天市場のSPUが+2倍になる。携帯電話料金が下がることはないが、ほかの買い物でポイントがもっとつくというメリットがある。
ペイトクは買い物をPayPayで決済するようにする努力が必要。マネ活はauじぶん銀行やauカブコム証券口座がないとメリットが薄い。何もしなくてもお得なのは楽天モバイルという印象になった。ただし、携帯電波のエリア、速度はここでは考慮していないので、考慮により順位はユーザによって変わると考える。
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