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HDD御三家のシーゲートからエンタープライズ向けの24TBHDDが販売開始された。
大容量ストレージデバイスであるHDDについてのまとめはこちら。
前回の記事はこちら。
以前の発表では2023年末に30TB超のHDDを出荷するということだった。若干時期と容量がずれているが、年明け早々に24TBのHDDが販売されている。
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仕様について見ていこう。
容量は24TB、接続インタフェースは6GbpsのSATA。外形は3.5インチHDDそのままで、おそらくディスクを増やしているのだろう重くなっていると思われる。
24TBを実現した技術は、HAMR、熱アシスト磁気記録方式による。これにより、ごく狭い面積に絞り込んで磁気データの記録ができ、結果的に高密度記録が提供できる。
CMRかSMRなのかは明示されていないが、エンタープライズようなのでCMRであるだろう。またデータセンタなどで使われることを想定しており、PCに組み込むデスクトップレベルの品質ではなく、24時間動作を保証していると思われる。
「思われる」と書いたのはデータシートの閲覧ができないためだ。
これ1台で24TBをカバーできる。RAID1構成なら2台ででき、PBクラス(1PB=1,024TB)の巨大ストレージをRAID1で構成したければ、43組、つまり86台で構成できる。
同じ1PBを8TBのドライブで構成するには128組、256台が必要だ。1/3の台数で構築できるのでコントロールするサーバが減る。
個人でこのHDDを買いたいと思う人は少ないと思うが、いずれ16TBくらいの容量のHDDは個人用、つまりWDならブルーラインで出てくるのだろうな。
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