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日本ではあまり見かけないが、USではメーカの言うことよりも第3者が実験した
結果の報告が良く上がっており、HDDについてもそういう報告を見ることができる。
ここではあるクラウドストレージ会社が実際に直面したHDDの故障率の報告について考察する。
大容量ストレージデバイスであるHDDについてのまとめはこちら。
HDDというと、それを使う人の感覚で「このメーカはよく壊れる」、
「このメーカの旧製品は安定していた」という話があるのだが、
ほかの人に聞くとまた別の話が出てくることが多い。
結局のところ、使い道、環境、製造ロットに左右されているのだろうから、
この情報もどこまで参考にできるか、については疑問が残るが、
何の参照データがない状況での指針にはなるだろう。
クラウドストレージを提供するBackBlaze社がまとめた情報がこちら。
2018年のQ3、つまり7-9月にかけての情報になる。
この会社、99636個ものHDDを持っているそうだ。
冒頭で書いていることをかいつまむと
Q3期間についてHDDの故障状況を調べた報告がこちら。
この表によると、故障率が高いのはWDのWD60EFRXになる。
NAS向けのRed、3TB SATAドライブのことだ。
今なら23000円くらいで購入できる。
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最近のシーゲート社の大容量のHDDは故障が少なくなったと聞いたことがある半面、
ここで書かれているWDの6TBが今売っているものと同じロットかどうかもわからないので、
単純に「WDの6TB SATAは故障しやすい」とは思っていないが、
このような実績が公開されると参考になる。
レポートの最後のほうにはこう書かれている。
WDやシーゲートは2023年までに40TBまでHDDの容量を向上していく。たった5年後だ。
価格下落のため、小容量はSSDに代わっていっている。
HDDは大容量を担当するものとして今後も残り続けるが、SSDが500TB という途方もない容量に
なったときは終焉を迎えるかもしれない。
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