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故障率の高いHDDはどれ? 安定した高性能HDDを求める旅

 

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故障率の高いHDDはどれ? 安定した高性能HDDを求める旅

日本ではあまり見かけないが、USではメーカの言うことよりも第3者が実験した
結果の報告が良く上がっており、HDDについてもそういう報告を見ることができる。
ここではあるクラウドストレージ会社が実際に直面したHDDの故障率の報告について考察する。
大容量ストレージデバイスであるHDDについてのまとめはこちら。

  

HDDについての想い

HDDというと、それを使う人の感覚で「このメーカはよく壊れる」、
このメーカの旧製品は安定していた」という話があるのだが、
ほかの人に聞くとまた別の話が出てくることが多い。

結局のところ、使い道、環境、製造ロットに左右されているのだろうから、
この情報もどこまで参考にできるか、については疑問が残るが、
何の参照データがない状況での指針にはなるだろう。

USの情報

クラウドストレージを提供するBackBlaze社がまとめた情報がこちら。

2018年のQ3、つまり7-9月にかけての情報になる。
この会社、99636個ものHDDを持っているそうだ。
冒頭で書いていることをかいつまむと

  • 3TBのドライブはサヨナラ(4年程度使ったものらしい)
  • 12TBのHGSTドライブを使い始めた。このため、HDDというと、総数が減った。
  • にもかかわらず、総容量は40PBに及ぶ。(1PBは1024TB)

Q3期間についてHDDの故障状況を調べた報告がこちら

この表によると、故障率が高いのはWDのWD60EFRXになる。
NAS向けのRed、3TB SATAドライブのことだ。
今なら23000円くらいで購入できる。

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4.64%という故障率は4倍の期間を費やしているシーゲート社のST6000DX000の3倍の故障率であり、
かなり高いといえる。このシーゲートのものは最初のコンシューマ向け6TBドライブで、
もう市場ではほとんど見つからない。実際の故障した件数で言うと、WDの6TBは383台中5件、
シーゲートは1523台中8件。少ない台数の割に故障していることがわかる。

考察

最近のシーゲート社の大容量のHDDは故障が少なくなったと聞いたことがある半面、
ここで書かれているWDの6TBが今売っているものと同じロットかどうかもわからないので、
単純に「WDの6TB SATAは故障しやすい」とは思っていないが、
このような実績が公開されると参考になる。

レポートの最後のほうにはこう書かれている。

WDやシーゲートは2023年までに40TBまでHDDの容量を向上していく。たった5年後だ。

価格下落のため、小容量はSSDに代わっていっている。
HDDは大容量を担当するものとして今後も残り続けるが、SSDが500TB という途方もない容量に
なったときは終焉を迎えるかもしれない。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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