５G対応のミッドレンジスマホ用に新たなSoC登場　Snapdragon780G

最終更新：2021年5月27日
投稿：2021年3月29日

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クアルコムからミッドレンジ向けSoCの最新版がリリースされた。Snapdragon 780Gで5Gにも対応。
CPU,SoCニュースのまとめはこちら。

IrvineのもっとPC自作日記

CPU、SoC、パーツニュース

🕒️2019年1月2日

CPU、SoC、他のパーツなどのニュースを聞いて、思ったことを書いている。

特徴

前回はこちら。

IrvineのもっとPC自作日記

ミッドレンジスマホ用に新たなSoC登場　Snapdragon750G

🕒️2020年10月2日

先日記事にしたSnapdragon 732Gの上位SoCが発表された。CPU,SoCニュースのまとめはこちら。特徴前回はこちら。前世代のSoCである730Gと比べると、性能が20％、内蔵GPUは10％向上という。さらにAI処理用のエンジンを搭載して、AI性能は20％向上している。先日発表された732Gと比べると、下記が改良されている。モデル番号750G732Gアーキテクチャ、コア数8コアCoretex-A76+A558コア最大クロック2.2GHz2.3GHz/1.8GHzメモリ規格LPDDR4X 2133MHz(2x16bit)LPDDR4X 1866MHz(2x16bit)モデム下り　1.2Gbps(LTE)3.7Gbps(5G)上り　210Mbps(LTE)1.6...

750Gの次が780Gになったようだ。半年程度で次の新しいSoCが出る、目まぐるしいレンジなのだろうか。クアルコムからはニュースリリースが出ている。

Snapdragon 780G

出典：クアルコム　WEBページ

クアルコムのVPのKedar Kondap氏の話によれば、下記の通りだ。

3年前に7xxシリーズを発売してから、すでに350以上の機種に採用されている。780Gはプレミアムな体験をもたらす。

ニュースリリースによれば、SoCの特徴は下記に挙げられる。

ISPにより3つのカメラで同時に撮影可能。
HDR10+でプロ並みの夜景写真を撮影できる。
4K HDRで撮影可能。
AIプロセッサにより通話中のノイズ低減や音声支援ができる。
2021年2Qに端末がリリースされる予定。

750Gとの比較

モデル番号	780G	750G
SoCモデル名	Kyro670	Kyro 570
最大クロック	2.4GHz	2.2GHz
メモリ規格	LPDDR4X ? MHz(2x16bit)	LPDDR4X 2133MHz(2x16bit)
AIエンジン	Hexagon 770 12TOPS	Hexagon 694
ISP(カメラセンサ)	Spectra 570 同時に3つのカメラを使用可能	Spectra 355
モデム	5G: Sub-6 ピーク時下り　5G:3.3Gbps 4×4 MIMO	5G: sub-6 ピーク時下り　5G:3.7Gbps/ LTE:1.2Gbps ピーク時上り 5G:1.6Gbps/ LTE:210Mbps 2×2 MIMO
WiFi	WiFi6/6E対応　3.6Gbps	WiFi 6対応
その他	Hypervisor対応

今後の端末展開

現時点では採用を表明しているメーカは聞いてないが、ミッドハイレンジの最高機種に載ってくるだろう。

750G

780G

AIエンジン

著者プロフィール

irvine

　ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
　仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
　自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
　新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー（自腹購入、ご依頼）と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
　2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。