IrvineのもっとPC自作日記
ソニーストア
Dynabook Direct
デル株式会社
本ページはプロモーションが含まれています。
  
 

【Stable Diffusion3.0】AMD専用NPUモデルが登場 GPUなしで生成AIを利用可能に

 

スポンサーリンク

 
【Stable Diffusion3.0】AMD専用NPUモデルが登場 GPUなしで生成AIを利用可能に
 

生成AIをPCでやろうとすると高スペック高価なGPUが必要だ。CPUでは時間がかかりすぎる演算をGPUで高速化している。
AMDがStable Diffusionと組んで、NPU用モデルを開発した。これならCPU内蔵のNPUで利用可能なので、GPUを積みにくいノートPCでの活用が進みそうだ。
画像生成AIについてのまとめはこちら。

このAIの記事もチェック!
  

AMDの発表

Stable Diffusion 3.0は昨年利用したものだ。その後でたFLUX.1の方が画質がいいのですっかり使っていない。
もともとStable Diffusionはいろいろチューニングできるもので取り扱いが難しい一方でいろいろ調整可能だ。FLUX.1はそういう手間はあまりない。

その後、3.5が出ているがあまり変化なかった。

今回、AMDはStable Diffusionと組んで、ブロックFP16を採用したSD3.0 Mediumモデルを発表している。これはNPUを利用して画像生成が可能なモデルだ。

AMD Stable Diffusion 3.0

AMD Stable Diffusion 3.0  出典:AMD 以下同じ

なに、NPUを使って画像生成できる?ではDeskMini X600に積んだRyzen 8500Gがやっと日の目を見るじゃないか。
詳細を見ていこう。

仕様

AMD Stable Diffusion 3.0

AMD Stable Diffusion 3.0

このモデルの特徴は以下の通り。

  • ブロックFP16に対応し、画質をあまり落とさずモデルデータ量を減らすことが可能。また動作時の必要なメモリを削減
  • テキストから画像、イラストから画像、画像から画像の生成が可能

GPUならビット数をさらに増やして高画質を追求することが可能だがもちろんメモリが必要だ。そこそこの画質でNPUで動くなら役立つ。
MSのCoPilotでは画像生成ができるけど、クラウドでやっているので画質はよいとしてもサブスク契約が必要だ。その点Stable DiffusionならPCで動かすことができるので、通信代もサブスク契約も不要で画像を生成できる。

スペックへの要件

NPUを搭載するRyzenのCPUなのだが、ここで残念なお知らせ。Ryzen 8500Gは対象外で、最新のAI 300シリーズ、AI MAX+で利用可能なのだそうだ。
誰か移植してくれないかなぁ。

他にはドライバなどダウンロードが必要だ。最近はPytorchがAMD GPUに対応したと聞いているが、NPUにも対応したのだろう。そうなるといろいろなソフトウェアを使ってAIを楽しめそうだ。
ドライバについては下のボタンから詳細の確認を。

できる画像

サンプルとしてこんな画像が掲示されている。

AMD Stable Diffusion 3.0

AMD Stable Diffusion 3.0

どちらもNPUで生成したと書かれている。このくらいの画質なら何も問題ないだろう。

AMD Stable Diffusion 3.0

AMD Stable Diffusion 3.0

NPUでも2,048×2,048のサイズの画像を生成可能。これは2段階パイプラインにり2Mの画像を4Mにアップスケールしているとのこと。

AMD Stable Diffusion 3.0

AMD Stable Diffusion 3.0

簡単なプロンプトでこんな画像をいくつも生成できるそうだ。

気になる点

2つ気になる。

  • 生成にかかる時間は書かれていない。どのくらいだろうか。
  • AI 300シリーズ、AI MAX+のみ対応だがこれらは結構高い。ノートPCとしてもハイエンドになってしまう。ローエンドでも使えるくらいにならないと普及は難しい

Ryzen 8500Gに移植される日を待つかな。
詳細はこちら

PR

   
著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です