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生成AIをPCでやろうとすると高スペック高価なGPUが必要だ。CPUでは時間がかかりすぎる演算をGPUで高速化している。
AMDがStable Diffusionと組んで、NPU用モデルを開発した。これならCPU内蔵のNPUで利用可能なので、GPUを積みにくいノートPCでの活用が進みそうだ。
画像生成AIについてのまとめはこちら。
Stable Diffusion 3.0は昨年利用したものだ。その後でたFLUX.1の方が画質がいいのですっかり使っていない。
もともとStable Diffusionはいろいろチューニングできるもので取り扱いが難しい一方でいろいろ調整可能だ。FLUX.1はそういう手間はあまりない。
今回、AMDはStable Diffusionと組んで、ブロックFP16を採用したSD3.0 Mediumモデルを発表している。これはNPUを利用して画像生成が可能なモデルだ。


AMD Stable Diffusion 3.0 出典:AMD 以下同じ
なに、NPUを使って画像生成できる?ではDeskMini X600に積んだRyzen 8500Gがやっと日の目を見るじゃないか。
詳細を見ていこう。


AMD Stable Diffusion 3.0
このモデルの特徴は以下の通り。
GPUならビット数をさらに増やして高画質を追求することが可能だがもちろんメモリが必要だ。そこそこの画質でNPUで動くなら役立つ。
MSのCoPilotでは画像生成ができるけど、クラウドでやっているので画質はよいとしてもサブスク契約が必要だ。その点Stable DiffusionならPCで動かすことができるので、通信代もサブスク契約も不要で画像を生成できる。
NPUを搭載するRyzenのCPUなのだが、ここで残念なお知らせ。Ryzen 8500Gは対象外で、最新のAI 300シリーズ、AI MAX+で利用可能なのだそうだ。
誰か移植してくれないかなぁ。
他にはドライバなどダウンロードが必要だ。最近はPytorchがAMD GPUに対応したと聞いているが、NPUにも対応したのだろう。そうなるといろいろなソフトウェアを使ってAIを楽しめそうだ。
ドライバについては下のボタンから詳細の確認を。
サンプルとしてこんな画像が掲示されている。


AMD Stable Diffusion 3.0
どちらもNPUで生成したと書かれている。このくらいの画質なら何も問題ないだろう。


AMD Stable Diffusion 3.0
NPUでも2,048×2,048のサイズの画像を生成可能。これは2段階パイプラインにり2Mの画像を4Mにアップスケールしているとのこと。


AMD Stable Diffusion 3.0
簡単なプロンプトでこんな画像をいくつも生成できるそうだ。
2つ気になる。
Ryzen 8500Gに移植される日を待つかな。
詳細はこちら
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