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第10世代が発売開始されたことで、旧世代がヒッソリと消えていく。
中でも特徴的なものについて思ったことを書く。
CPU,SoCニュースのまとめはこちら。
第9世代のトップに君臨する9900Kも他と同様に終了していく。ただ、他の第9世代CPUは暫く併売する様で、
最上位のこのCPUは役割が終わったということだろう。
このCPUの特徴はコア数でもクロックでもない。
パッケージだ。
自作するものならだれもが見たことあるだろうし、実際買った諸兄もいるだろう。
12面体でできたパッケージ。運びにくい、詰込みが難しいとでメリットしか感じないのだが、
インテルはこのパッケージで一体何を訴えたかったかはいまだ謎。
Coffee Lake世代の14nmプロセスで作られ、8コア16スレッド、最大5GHzの性能を発揮した。
12面体のパッケージの販売のみ6月26日で終了。以後は通常パッケージ版は販売を継続する。
Core i9-9900Kの後継は10900Kに受け継がれる。
第9世代のリリースが難しかったためか、第7世代のKaby Lake後に出た第8世代は広く使われた。
ノートPCなど見ても第9世代を採用したものよりも第8世代のものが多く見受けられる。
実際のところ、自分が昨年購入したノートPCは第8世代であるが、性能面で不満を感じるものはない。
第1,2世代から見たら第9世代の性能は大きな飛躍を感じられるが、第8世代からではあまりない。
低価格、設計のしやすさなどから第8世代が好まれたのではないだろうか。
また長らく4コア8スレッドで固定していた構成を6コア12スレッドにするなど、AMDに対抗するために
いろいろ試したCPUもいくつかある。後年思い出深いCPUと語り継がれるかもしれない。
CPUの仕様は下記インテルのサイトで検索できる。
そんな中で、第8世代も終了の時期が来たようだ。インテルから8700KなどCoffee Lake世代の
生産終了のアナウンスが出た。
最終オーダは12月中旬。まだ時間はあるが、予備のパーツが欲しい人は買っておくとよいだろう。
2021年6月の出荷が最終とのことなので年内はまだまだ大丈夫であるが。
次々変わっていくCPU。テクノロジの変遷はそんなに激しいかなと思ったりもするが、
変わるときこそ自作PCを更新するタイミング。給付金も出たことで、第10世代で新たに作るのもいいだろう。
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