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CentOS8の後継の一つ、Alma Linuxから次のバージョンである9.5が正式提供、GAしたと公表されている。
CentOS後継問題のまとめはこちらから。
ベータ版提供の記事はこちら。
本家RHELでは半年ごとのマイナーバージョンのアップデートが続いている。
5月の9.4のリリースから半年たったので、予定通り9.5がやってきた。
対応するアーキテクチャは、x86_64,aarch64,ppc64le, s390xとのこと。9.3と同じだ。
詳細はリリースノートを参照。
目立つ機能追加はなく、基本的に更新だ。ベータ版の記事で書いたものを引用する。
8.9から、Alma LinuxはソースコードレベルでRHELの完全互換ではなくなっている。これはRedHatのソースコード開示の方針変更により、いわゆるクローンOSをライセンス違反なしで作ることが困難になったためだ。
Alma Linuxはソースコード互換を捨て、アプリケーションレベルでの互換性維持を目指している。
このため、良かれと思ってバグを解決するコードをAlma Linuxが盛り込んでも、RedHatはそれをまだ実施してない、という意味でのソースコード不一致の可能性がある。
RedHatの方針変更によるいざこざについての結論は下記記事を参照。
9.x系を使う人はdnfで更新することが可能だ。従い新規にインストールする必要はない。
8.x系を使う人は、脆弱性の問題やパッケージのサポートを理由に9.xに移る必要があれば、移行先の候補になるだろう。メジャーバージョンの更新時はいろいろなソフトウェアで互換性問題が出る。十分な検討評価期間が必要だ。
ダウンロードはここから。
なお、本家RHEL10が来年初夏にリリースを目指して作られているそうだ。Alma LinuxもRHEL10互換に向けた開発を進めている。
詳細は下の記事を参照。
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