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通信料と端末代の分離を考える 2019年6月

 

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通信料と端末代の分離を考える 2019年6月

2020年3月6日更新
先の国会で秋からの法律施行が決まった。これを受けてキャリア3社が分離プランを提示して、
一部は6/1から開始された。

ドコモ

  • ギガホ   6980円 30GB、超えると1Mbpsに制限
  • ギガライト 1980円から5980円までの段階定額制

契約した回線が2回線のときは月々500円、3回線以上のときは月々1000円を回線ごとに割り引く
「みんなドコモ割」を提供。3親等以内なら、別居でも可。

また、固定回線とセットのドコモ光セット割も提供される。ギガホの場合は月々1000円、
ギガライトの場合は月額料金の段階が1GB以内では割引なし、3GB以内のときは500円、
5~7GB以内のときは1000円が割り引かれる。

結論として、月にデータ通信料が1GB以下のユーザーがギガライトに切り替えることで4割安くなる、
ということなんだろうが。。。


しかし問題もある。

シェアパックが廃止になるため、パケットの配分ができなくなる。親の余ったパケットを子供が使う、
という柔軟な運用ができず、パケットは回線間でやり取りできない。
かえって高くなる場合がある。

au

  • 新auピタットプラン  6/1から開始。1980円から4480円の段階定額制。
  • auフラットプラン7プラス 6/1から開始。5480円。7GBまで通信可能。
    しかもSNSノーカウントなので、使い方によるが、実質10GB程度使えるという想定か。
  • auデータMAXプラン 夏から開始。8980円だが、なんと容量無制限。
    ただしテザリングは20GBまで。5Gを見据えたプランなんだそうだ。

安くするためのオプションとして、家族割プラスがある。割引額は全プラン共通で、
同居する家族が2人とも、契約する場合は500円、3人の場合は1000円割り引かれる。
ただし、ドコモと異なり家族と言っても同居が前提。

ソフトバンク

  • ウルトラギガモンスター+  50GBまでの7480円定額。SNSカウントフリー。
    家族で使うと(人数-1)☓500円引き。家族は同居のパートナ、シェアハウスの友人も対象と幅広い。
  • ミニモンスター 段階定額制 3980円〜 1GBまでなら有効。


モデルの比較

1年間だけ割引などのキャンペーンは除く。


a)単身、家族割なし、30GB利用、通話定額なし

  • ドコモ                  →6980円
  • au auデータMAXプラン          →8980円 ただし、容量無制限
  • ソフトバンク ウルトラギガモンスター+   →7480円

→ドコモ、ソフトバンク、auの順

b)夫婦2人 6GB程度利用、5分の通話定額 小さい子供がいる想定

  • ドコモ 5980+700-500=6180 円×2         →12360円
  • au  5480-500+700=5680円×2          →11360円
  • ソフトバンク ウルトラギガモンスター+ 7480円×2 →14960円

→au、ドコモ、ソフトバンクの順

c)夫婦 1GB使用、5分の通話定額 老夫婦を想定

  • ドコモ 2980+700 -500=3180円×2  →6360円
  • au 2980-500=2480円×2      →4960円
  • ソフトバンク 3980+500=4480円×2 →8960円

→au、ドコモ、ソフトバンクの順

d)夫婦と子供2人 親は6GB、子供は15GB、5分の通話定額 子供が中高生を想定

  • ドコモ 5980+700-1000=5680×2円、6980+700-1000=6680円×2 →24720 円
  • au 5480-1000+700=5180×2、8980-1000=7980×2      →26320円
  • ソフトバンク ウルトラギガモンスター+ 5980円×4     →23920円

→ソフトバンク、ドコモ、auの順

e)夫婦、子供1人 全員3GB、5分の通話定額

  • ドコモ 3980-1000+700=3680円×3   →11040円
  • au  4480-1000+700=4180円×3    →12540円
  • ソフトバンク  6480円×3       →19440円

→ドコモ、au、ソフトバンクの順
簡単にまとめると、こんなところか。

  • 家族全員が大量にパケットを使う  →ソフトバンク
  • 単身、あるいは家族全員が3GB程度 →ドコモ
  • 子供が小さい夫婦、老夫婦     →au

★もちろん、条件やパケット量で変わるのでこれがいつも正しいわけでは
ないことを念の為書いておく。

MVNOとの比較

もしかしたらMVNOは絶滅するのでは、と思っていたが、そうでもなかった。

通話定額を考えるとMNOに統合しても良いかもしれないが、データ専用のスマホを持つことで
毎月のランニングコストは安くなる。通信料の差は小さくなったが、
その分の端末の割引がなくなりMNOでもミッドレンジ機を買うしか選択肢が無くなりそうだ。
(10万円もする端末をホイホイ買えるのは限られた人だけと思う。
無金利で4年分割にしてやっと月2000円だ。)

今はauでXperia XZ1、IIJmioでmoto G6 plusを使い分けているが、
次の更新からはauでもミッドレンジ機を選ぶしかない。

ドコモの戦略

ドコモだけは、分離後も端末代の割引があるかもと示唆している。
どういうやり方になるかは不明だが、また新たな隙間を狙った方法が出てくるのだろう。

端末と通信料の分離という強制的な仕組み変更で、生活がどう変わるのか。
消費税増税に合わせて行われるこの一大イベントの行方を注目していく。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 

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