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HDL2-AA0/eからHDL2-AAXシリーズに切り替わって1年半になるが、1台目の容量が心もとなくなったので2台目を作った。
2.5GbEのLANを備えた地デジ番組保管向けNAS、HDL2-AAXのまとめはこちら。
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地デジ番組はブルーレイレコーダのDBR-T3008を使って録画している。3TBあるが番組保管量は常にいっぱいに近く、1クール(3か月)のドラマで空きがなくなる。
このため外部に書き出している。
1台目を使い始めたのは2021年春頃から。中には1年遅れで開催された東京オリンピックの開会式やコロナウィルスによる影響があったドラマが多数格納されている。
2022年も終わりに近づく中で、2022年の秋ドラマをそろそろ書き出さなくてはいけない。ところが残りが数百GBになっているので、2022年秋ドラマからは2台目が必要になった。
だいたい1年半くらいで新しいNASが必要になっている。そろそろ中身の取捨選択も必要かな。
HDL2-AAX自体はすでに買ってあったので、HDDを用意する。HDDは幸か不幸か、6TBのWD60EZAZが多数ある。もともとは自作NASのNAS4Freeのドライブの容量拡張のために徐々に買い込んでいったものだったが、いざ交換するとRAID構築に失敗。調べたらSMRドライブでZFSは対応できないということだった。
ことの顛末に興味がある方は、下記記事を参照。
幸いZFS以外のRAIDには対応できているのか、HDL2-AAXでもRAID1のフォーマットでこけていないので、SMRでも安心して使える。
今となっては大量に買い込んだ6TBドライブは地デジ番組退避用NASかPCのデータ用ドライブしか使えない。困ったもんだ。NAS4Freeの空き容量は毎月すれすれなので、そろそろCMRのWD80EAZZに交換しようかと思っている。
また2.5GbEのNICを搭載してはいるが、地デジ番組のダビングには1Gbpsでも十分なスピードだ。
まずは、ドライブを入れるため、ふたを開ける。赤矢印の箇所を押しながら上ふたをスライドさせる。
金具をドライブにつける。+ドライバが必要。
3か所あるドライブのねじ穴に対して両側2か所ずつねじ止めする。しっかり止める。NASに上から差し込むので、これが抜けるとHDDを抜き出せなるかも。
金具を付けたHDDを背中合わせに2本差し込む。
外した上ふたを戻す。正面、背面は変わり映えしないが、一応記録しておく。
HDL2-AAXは地デジ番組の退避先以上のことをしていない。つまり通常のPCのデータは、自作NASのNAS4Freeに格納しており、地デジ番組以外の格納はしていない。
このためセットアップはたいしたことはしていない。しいて言うなら、DTCP IP用のライセンスを購入して設定するところか。
では始めよう。
買ったばかりのHDDを設置した場合は、ブート用のプログラムがどこにもないので起動できない。HDL2-AAXはブートプログラムをHDDに書き込む方式なので、最初からHDDを実装しているモデルを買った場合は不要だが、HDDレスモデルの場合はブートプログラムをUSBメモリに書き込み、これをHDL2-AAXに挿しこんで起動する。これでブートプログラムが書き込まれる。
起動ができたら、設定をしていく。まずはパスワード、NASの名称、IPアドレスなどだが今回は省略する。
最初にRAID構成にしたいのだが、みると拡張モードでもいいようだ。あまり説明がないので不明瞭ではあるが、今回は拡張モードを使って冗長構成としよう。
システム>パッケージ>一覧からメディアサーバをクリックし、メディアサーバの設定を行う。
前回もこの辺りの手順を書いているので、不明な場合は見比べてほしい。
詳細ボタンをクリックする。
ここは機能の詳細情報の表示だけ。
改めて、ホームから共有>メディアサーバ設定に進む。
赤線の DTCP-IP対応版へアップグレード ボタンをクリックする。
するといったん再起動を流されるので、ここで再起動する ボタンをクリックする。
再起動してログインし、再度上記と同じ操作をするとアイ・オー・データのサイトでライセンスを購入するように促される。
ここでは黒塗りになっている箇所にライセンスキーを入力するので、いったんアイ・オー・データのサイトに移動する。
アイ・オー・データのサイトに行き、下図の名称のライセンスキーを購入する。メンバ登録をしていない場合はあらかじめ実施しておくほうがスムーズだ。
下記ボタンからそのページに飛べる。
カートに入れると注意事項が表示される。
次に進む ボタンをクリックして進める。
決済手段を選ぶ。自分はクレジットカードしか使ったことがないのでわからないが、決済に時間がかかる、例えばコンビニ決済の場合はすぐにはライセンスキーを得られないので注意。
購入前の確認。問題なければ ご注文を確定 ボタンをクリックする。
ここでクレジットカード情報を入力して決済を行う。終わると下図が表示される。
下のダウンロードリンクから進む。
黒塗りの箇所にライセンスキーが書かれているので、コピーをする。
これでHDL2-AAXの管理画面ページに戻る。
アイ・オー・データのページで購入した結果、ライセンスキーを得ている。これをHDL2-AAXの先ほど入力欄に貼り付ける。再掲する。
入力後、登録する ボタンをクリックする。
表示されたページにはアップグレードが完了した旨、表示されている。
NASのIPアドレスにポート番号の 47829を付与したURLにアクセスする。今回構築したNASの例では下記URLになる。
http://192.168.0.143:47829/dm/doc/web_ui/?dixim-cl=ja
※ IPアドレスは初期設定にて決めたものになる。DHCPを設定するとIPアドレスは不定なので、固定にしたほうが良い。
最近は動画配信サブスクの普及で、手元に録画番組を保管する人が減ったと思う。
それでも手元に置きたい人はコレクタなのだろう。
そういう人にはこの手の機器は欠かせない。ブルーレイディスクへの書き出しももちろんできるが、10年持つのだろうか。
冗長構成のHDDならHDD故障時は早めに交換することでデータを保持できる。
手軽に永久保管できる書き込み方式がでてくると、この手の機器のラインナップも変わってくるだろう。
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