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【WD製8TB使用】NAS4Freeの容量再拡張 8TBドライブでプールを再作成(1)

 

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【WD製8TB使用】NAS4Freeの容量再拡張 8TBドライブでプールを再作成(1)
   

そろそろデータ保管用自作NASの残容量が危機的なので、ドライブ交換に踏み切った話。
NAS4Free/Xigma NASについてのまとめはこちら。

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NAS4Freeの現状

このまる1年はHDDが壊れることもなく、毎週のバックアップを受け入れてくれていた。ありがたい。
ただ、残容量が危機的で、アーカイブ兼用の3TBドライブで作ったプールも、バックアップ専用で4TBで作ったプールも残量が1TBを切ってしまう。
ちょっとOSをバックアップしたり、大きく膨れ上がった写真やHyper-Vの仮想化環境をバックアップすると残容量が500GBを切る。
500GBを切ると途端に性能が落ちるので、500GBを切ったら4TBのプールのほうにバックアップファイルを個別に移動させている。
しかし4TBのプールも残容量が1TBを切っているので、重複していそうなバックアップは削除していく。何とかだましだましバックアップしている。
本当は四半期ごとにバックアップを残したいところだが、今は年単位で残すのが精いっぱいだ。

8TBHDDの採用

このため、3TBのドライブを交換して8TBに変えて3TBx4=12TBのプールを一気に8TBx4=32TBにしようと考えている。
実はこの計画は数年前にも考えており、当時は6TBの安くなったドライブをせっせと買い進め、いざ交換を始めたらエラー多発。
調べたらDM-SMR方式のドライブで、RAID-Zに対応していなかったということだった。
そのあたりの経緯は下記参照。

8TBのドライブは以前から目をつけていた、WDのWD80EAZZ。SATA方式のBlueラインで、デスクトップ用、つまり安価だが堅牢性はそこそこだ。
通常のNAS用途はRedラインなどさらに高価なものを推奨なのだが、自分の使い方はバックアップがメインなのでデスクトップ用途でいい。
WDに対してこのドライブの素性を聞いているので興味がある方は下記記事を参照。

予算と購入方針

まだ1台15,000円くらいするドライブなので、一気に5本買うと75,000円!ちょっと手を出したくない金額なので、昨年中に2本、年末に2本、年明けに1本を買った。
円安から円高に転換してきているのでもう少し待てばさらに安くなるかもしれないが、待てない事情もあるのでここは仕方ない。

購入は楽天ポイントがあったので、上記価格よりは安く買えたものもある。

 

ドライブの交換手順

故障が最近ないので、交換ってどうやったっけ?と自分のブログを確認する。ああ、この手順だったな。

  1. HDDのシリアル番号の確認
  2. 交換順序を決める
  3. 既設ドライブを8TBドライブに交換
  4. Replace Deviceを実行

順番に見ていこう。

1 シリアル番号の確認

まずは3TBプールを構成する3TBのシリアル番号を確認する。
下図のサイズ列に3TBと書かれているものが対象のものになる。交換によりシリアル番号が変わったものは、右端の列に現状のものが表示されているので確認する。

NAS4Free 容量増加 交換前

NAS4Free 容量増加 交換前

2 交換順序

5本のどれから交換するか決まりはないが、設置場所の都合があるのでその点だけ考慮する。
3TBのプールは3本が5インチベイに金具をつけて設置している。交換が少々面倒だ。こちらからやっていくか。

3 ドライブ交換

使っているPCケースによるので詳細は省略するが、電源を切り、ACアダプタからも抜いてケースを開けて作業する。
この時期は静電気にも注意。ケースを開けたら金属部分を触って静電気がなくなるようにするのと、セーターなどは着ないようにすることだ。
既設のドライブのケーブル(SATA、電源)を抜き、設置した3.5インチスロットから引き出して、8TBドライブに交換して戻す。

NAS4Free 容量増加 8TBドライブ

NAS4Free 容量増加 8TBドライブ

4 Replace Device実行

電源につないで起動し、管理コンソールに入る。
ディスク>ZFS>プール>ツールメニューに進む。Replace a device を選択して左下のNextボタンをクリックする。

NAS4Free 容量増加

NAS4Free 容量増加

次の画面で、交換元ドライブと交換先のドライブを指定する。交換元は下図にあるように長い数字で表示されているものだ。コンソール上のリストにUNAVAILABLEと表示されている。
交換先は、選択に注意。データが入っている既設ドライブを誤って指定するとデータが上書きされる。
基本的には2で決めた順序に従っているので、デバイス名(adaで始まっている名前)のものを指定する。ちなみに下の3つはOS起動用のUSBメモリのパーティションだ。

NAS4Free 容量増加

NAS4Free 容量増加

指定をしてNextボタンをクリックすると始まる。

NAS4Free 容量増加

NAS4Free 容量増加

CPU性能によるが、3TBの再構築(英語ではresilver)は7時間程度で終わった。

NAS4Free 容量増加

NAS4Free 容量増加

2本目の交換

1本目同様に実施し問題なし。
3TBがなくて4TBを入れたりしていたようだ。

NAS4Free 容量増加 4TBドライブ

NAS4Free 容量増加 4TBドライブ

3本目の交換

5インチベイに入れている最後のドライブ交換を開始。しかし開始早々に失敗と表示。あれれ?
考えてもわからないので、予定を変えて別のドライブを抜いて再起動したが、再構築実施中の情報が残っているのか期待した結果とは異なるものになった。

NAS4Free 容量増加

NAS4Free 容量増加

ada2を交換する予定が上記のようにエラーになったのでada5の位置に入れ替えたドライブが新ada2になってしまったようだ。

NAS4Free 容量増加

NAS4Free 容量増加

4本目の交換

この状態で4本目を開始すべきではなかった。

NAS4Free 容量増加

NAS4Free 容量増加

始めたところ再度エラー。

NAS4Free 容量増加

NAS4Free 容量増加

以後認識しなくなってしまった。さて、RAID崩壊してしまったかな。どうするかな。
というところで年末年始の休暇が終わる。早く復旧させなくては。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 

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