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マイクロソフトから3年に一度発売される、Office 2024が発売された。
同時期にグラフィック界の巨人、Adobeから初心者向けのPhotoshop elementsが発売された。
どちらの会社も主戦場はサブスク商品に移行しており、ライセンス買い切りという珍しいものになる。
ソフトウェアのまとめはこちら。
1990年代前半の頃はまだMS Officeという製品はなかった。単品のWORDやEXCELはあるにはあったが、まずMac用だった。
GUI環境が出遅れたWindowsではGUI環境ありきのこれらのソフトの発売ができそうになかった。
状況が変わったのはWindows95が出たころだろうか。PCにバンドルしてWORDとEXCELが使えるようになり、あっという間に広まった。
それまで日本語ワープロといえばジャストシステムの一太郎だったが、あっという間に消えてしまった。
今でも日本語変換システムは一太郎付属のATOKの方が優秀と思うが、無料でついてくるワープロソフトとMS-IMEがあるから企業には一気に広まった。
ワープロソフトと表計算ソフトから始まって、プレゼンテーションソフト、メールクライアントが生まれ、他にもACCESSやVISIOなんかも生まれた。
それ以降、だいたい3年おきに新しいOffice製品が出てきている。2010,2013,2016,2018, 2021だったかな。サポートはおおよそ10年くらい続くので、今は2013までのオフィスは終了している。
PCへのバンドルはずっと続いてきたが、流れが変わった。クラウドの登場と、サブスク課金の登場だ。
提供側からすれば、メディアに焼き付けて販売する永久ライセンスの商品はメンテナンスが大変だ。問い合わせが来た時に、ある人は最新のプログラムに更新している、しかし他の人は買った時のままという場合がある。手間がかかる。手間を減らすには、クラウドと連携して、ソフトウェアを使う場合は必ず最新版をダウンロードする。これでかなり手間が減る。
なおかつこのダウンロード権に月額料金を設定すると、全く使っていなくても常に収入が入ってくる。
提供側にとってはこんなにも夢のような仕組みなのだ。
一方で使うユーザ側にはメリットが薄い。
1,2か月で使用をやめるつもりなら、つまり短期的に人を増やすがすぐにいなくなるアルバイトの人が使うPCにオフィスソフトが必要な場合はサブスク課金制は素晴らしいソリューションだ。
使用期間だけか金を払えばよい。買取ライセンス制のものでは誰も使わないライセンスが残ることになる。
一方でずっと使う場合はとんでもない金額になる。上述のようにオフィスのサポートは約10年だ。機能が古くなったら買い替えたくなるのかもしれないが、個人ユースならそうでもないだろう。
あとで紹介するがOffice 2024 Home&Business、ライセンス買取制のものは43,980円。年あたり4,398円だ。
一方でそれに相当するサブスク制のプランはMicrosoft 365 Personalだろうか。14,900円/年だ
最新機能がMicrosoft 365はどんどん追加されるという差はあるが、そのために3倍の料金を払うことになる。長く使うほど サブスク制は損なのだ。
話が大きくそれたが、自分が思うサブスク制の問題はこういうところだ。
マイクロソフトは先日ライセンス買い取り制のOffice Home 2024 / Home & Business 2024 を発売開始した。上述のように2021から3年ぶりのバージョンアップだ。
まずはHome & Businessから。WORD、EXCEL、POWERPOINT、OUTLOOKが入っている。2台までのPCまたはMacにインストール可能だ。
Microsoft 365との差はよくある質問に書かれている。OneNote、Publisher、AccessがMicrosoft 365にはあるが、Home & Businessにはない。
またHome & Businessはバージョンアップされることはない。サポートが切れたら、新たに購入することになる。
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以前はPersonalといっていたと思うが、Homeに名前を変えたようだ。こちらはHome & BusinessからOUTLOOKが含まれない。PersonalではPOWERPOINTもなかったと思う。
メールクライアントはいらない、安く買いたい人はこちらかな。
なお、Microsft 365との差分についての詳細はこちらを参照。
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AdobeのPhotoshopはずいぶん前からの定番のグラフィックソフトだ。写真の加工から絵の修正までできる優れものだ。残念ながら今はサブスク制になっており、月1,000円くらいの支払いが必要だ。
一方で機能を限定したPhotoshop Elementsは初心者向けであり、ライセンス買い取り制だ。自分も写真の補正に使っている。
Adobeが新たなバージョンをリリースした。
Photoshopで使えるAI機能が追加された。
Googleの消しゴムマジック的な機能ももちろんある。
面倒な切り抜きもワンクリックだ。写真編集がサクサク進む。
いままでのPhotshop Elementsのライセンスは永久に使える買取制だ。しかし昨年発売の2024から3年間のライセンスに変更されている。
3年経ったら編集ができなくなるのだ。ここにもサブスクの流れが来ている。これは知らなかった。ひどいよ、Adobe。
Photoshop Elements単体は19,580円。3年なので6,527円/年だ。Photoshopの半額というところか。
AI機能は欲しいが、高いなぁ。当面はAI機能なしで今使っているものを使い続けるか。
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