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日経平均に任天堂が組み込みになるというニュースが来た。
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たくさんある株価を平均した指標はいくつかあるが日本経済新聞社の設計している日経平均とTOPIXが有名だ。
日経平均は銘柄が指定されており、この指数で全社の平均をとるまでもなく、証券取引所のおおよその動向を把握できる指数として設計されている。
そして指数は適切に算出できるように、1年ごとに見直しがある。原因は上場廃止になる場合がほとんどだが、
合併により会社がなくなったりする場合もある。
会社がなくなることを考慮して業種ごとに何社という数を満たすため、入れ替えることがある。
今年10月には、日清紡ホールディングス、東洋製缶グループホールディングス、スカパーJSATホールディングスを除外し、任天堂、キーエンス、村田製作所を採用する。
任天堂以外の2社は製造業では有名な企業だ。
日経平均という指数には、その指数を参照して(連動して)設計される投資信託などがある。
これらの投資信託は当然だが日経平均と同じ動きをしなければならないので、日経平均とほぼ同じ動きをするように組み入れ各社の株を買い、また数もあわせている。
今回のように除外、組み入れがあると、除外される銘柄は投資信託からも除外されるので売られる。
一時的ではあるが株価は売りが多くなるので安くなる。
一方で組み入れられるほうは買われるので、株価は一時的に高くなる。
このため、任天堂の株価は最近はさえない状況であったが、暫く上がる要素ができた。
日経平均銘柄になるという事は名誉なことである。一流の企業と認められたという事だろう。
もちろん組み入れられなくても一流の企業は多いが、そこから選ばれることが名誉であると思う。
京都のカルタ製造会社だった任天堂が株価が上がり、そして日経平均に組み入れられるという事は感慨深い。
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