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楽天モバイルがMNOサービスを正式に開始した2020年4月に購入したOPPO RenoAが購入から1年経った。恒例の1年経過レビュー。
有機EL画面搭載した高コスパの端末、OPPO Reno Aのまとめはこちら。
仕様は製品発表時の記事を参照。
これを買った理由は、まず1年間無料になる楽天モバイルを試したかった。そのためには事前の調査の結果から楽天モバイルで購入した端末が必要だった。高価な5G端末は買えないし、まだ5Gのエリアはとても狭い。5Gは早くてあと2年、諸条件が許せばLTE電波の停波まで待ってもいいと考えている。
なお、SIMフリーを謳う楽天モバイルなのに端末を買わなければいけないのは、専用のファームウェアを搭載した端末でなければ楽天のSIMカードをアクティベーションできないためだ。1年前はそうだった。あー面倒くさい。今もそうなのかな?
いくつかある候補からこの端末を選んだのは、さっしーのTVCMのためではなく、仕様を見てこの端末は使えそうだと思えたからだ。なんと言ってもSnapdragon 710をSoCとして搭載し、Snapdragon 600シリーズよりも高速に処理できる。ちなみに最近は700シリーズでも5G対応機能も備え、Pixelでも採用されている。
このため楽天のポイントバックはあったものの、当時35,000円くらいのこの端末を購入した。ちなみに楽天カードで支払い、24回の分割にしている。あと1年だ。
楽天モバイルの購入を楽天カードで行うと、分割払いの金利が不要になる。もしかしたら会員ランクも関係するかもしれないが、クレジットカードの金利はけっこう高いのでこれはありがたい。
では、1年使った使い心地を書いていく。
先代のサブスマホであるmoto g7 plusや今もメインスマホのXperia XZ3と比べると若干大きいが薄いこともあり、重く感じない。170gだ。おっさんの片手で十分持てる大きさ、重さだ。ただ、片手操作は無理。必ず両手で操作している。さすがに指は隅々まで届かない。
1年経ち、ほぼ毎日長時間のドラクエウォーク専用スマホとして使っている。コロナウイルス騒ぎがなければ通勤の友として、往復の時間と昼休みだけ使っていたとと思う。1年をほぼ在宅勤務で過ごしてきたので、楽天モバイルの1年無料の恩恵はなく、ほとんどをWiFIで使ってきた。
ちなみに自宅はWiFi5(ac)なので、最新のスマホなら家の無線LANをWiFi6にしたくなるだろうが、RenoAはacなので現状で足りている。WiFiでRBB Speed Testを実施した結果はこちら。休日の昼間に測定している。フレッツ光の契約を考えるとほぼMAXの性能だろう。
一方でLTE通信だが、値段が安くデータ量無制限で使いたい人にはたまらないキャリアである。遅いとも速いともあまり印象がない。昨年試しに測定したが、au網のローミングで接続した時の速度はXperia XZ3よりも格段に遅かった。(それでも体感上は気にならない速さ)
楽天モバイルはちょっと前に自宅が自社網のエリアに入ったが、まだ電波が弱い。基地局が遠いのだろう。弱いなりにも下図のような速度が出ているので、他のMNOに比べたら遅い。一方でMVNOよりは高速だ。(時間帯によるので一概には言えないが)
以前のau網ローミングと比べると速度は落ちたようだ。しかし接続しても体感上は問題を感じないレベルだ。ドラクエウォークを散歩の際に起動しているが、楽天モバイルでは遅さを感じることがまずない。一方でもうひとつのSIMスロットには最近mineoを入れているが、こちらの方が引っかかりを感じる。まものと戦ってフィールドの画面に戻る際に、通信がなかなか終わらない。もちろん基地局の距離、場所、電波状況など色々な条件があるのでmineoが遅いと断言できないが、これに比べると楽天は頑張っている。
楽天の自社網とmineoの測定結果を示す。mineoの方は測定の都度数値が変わっているがこれは良いほうの測定値。いつもこの数字ならmineoだけでいいのだがなぁ。
以前のサブスマホのmoto g7 plusに比べると格段に動きが良い。まず起動までにかかる時間が短い。motoは1分強かかるが、RenoAは30秒程度だ。気づいたらパスワード入力画面になっている。
たくさんのアプリを開いている時も反応が違う。これはSoCとメモリの搭載量が違うから、ということと思う。
メモリは6GB搭載している。ちなみにストレージは楽天で販売するモデルは128GB。
有機EL搭載でこの値段は衝撃的だった。当時有機ELといえばiPhoneかXperia XZ3のようなハイエンドしかなかったので、このようなミッドレンジに搭載されたことに驚いた。
今は同等の仕様の端末が増えたが、一方でOPPOからはRenoAの仕様を受け継ぐ後継機は出てこない。Reno3Aがあるが、SoCが665に落ちている。カメラ性能は上がったものの、SoCが下がってはなぁ。
画面の大きさは6.4インチで、ミッドレンジでは一般的だ。これだけ大きいとバッテリ消費も激しいはずだが、有機ELの採用で省電力に貢献していると思う。液晶はバックライトが必要なのでバッテリの減りが早い。黒を表示する時も無駄にバックライトが点灯している。一方で有機ELは画素自体が発光するので、黒は電気を使わずただ、黒い。おかげでバッテリの持ちが長いようだ。
省電力モードにして輝度を最低にして普段は使っている。スリープせずドラクエウォークがずっと動いて負荷を掛けているのに、8時間くらいバッテリがもつ。これでもバッテリがへたってきたので、購入直後は10時間以上使えていたと思う。
残18%でおよそ5時間弱利用できる見込みだ。10時間超使えることになるが、実際には8時間程度になる。使用済み、画面オンが何を表しているのかわからないが、おそらく最初に起動してからの通算なのだろう。
一方で液晶で3年経過しているXperia XZ1は、昨年の時点で既にバッテリの消耗が見られていた。一時期はRenoAと同様にドラクエウォークを動かして輝度を最低限にしていたが、こちらは3時間ぐらいしかバッテリが続かない。ずっと通信状態でスリープモードにならないため、負荷はかなり高いアプリであるうえ、液晶なのでバックライトに若干電気の消費があるのだろうか。あるいはそもそもそのくらい劣化したバッテリなのだろうか。
取り立てて素晴らしいとは思わないが、使うのを敬遠したいと思う酷さもない。要所を抑えたカメラと言える。この1年で様々なものを撮影したが、Xperia XZ3が手元になければこれで代用できる。全く問題ない。ただ、暗所、つまりローライトでの撮影はしてないので、恐らく搭載していない光学式手ぶれ補正の恩恵はないだろう。
太陽光の下でいつも登場するUSBメモリと人形を撮影した。ズームなし。2眼で通常用のレンズで撮影している。2眼なので最新の機種と比べるとレンズの選択はできないが、撮影対象次第では問題ないだろう。
海外メーカ製の端末はコストに厳しいので、たいていは日本独自規格のおさいふケータイは搭載しない。以前モトローラ社長が搭載により価格が1、2万上がると話している。
このためNFCはあってもおさいふケータイは搭載しない端末がほとんどだが、この端末はなんと搭載している。これなら日常使いで多用するキャリア製端末の置き換えになる。最近はQRコード決済が盛んになってきたので、これからはSUICAぐらいが残るだけかもしれない。SUICAもそのうちQRコードに置き換えられるのかもしれない。そんな状況なのでおさいふケータイの重要度は下がっていくと思うが、この2年くらいはまだ重要な機能だろう。
auをpovoに替えたことを契機にMVNOの見直しをすすめている。
楽天モバイルは当面は1GB以内の利用で無料なので制度が変わるまでは残しておく。ちょうど昨夏終わった0SIMの代わりだな。
前述のように今は楽天モバイルとmineoで使っている。mineoはデータ専用なので音声は楽天モバイルしかない。
設定画面から簡単にデータ通信に使うSIMを切り替えられる。通話中にもう1枚のSIMでデータ通信を継続というケースはまだ試してない。
パッチが隔月でリリースされている。いつまで提供されるかは分からない。
気になるのは素のAndroidではなくCOLOR OSってことだな。
バッテリが持つ限り、なにも問題なし。
最近シャオミのスマホを買ってしまったのでサブサブスマホに格下げしたが、時々ドラクエウォークしたり、別のゲームを始めたりしている。
1年で交代する予定ではなかったが、今後も末永く使っていけそうだな。
たまに安く処分セールをしているようだ。最新スマホの価格と天秤にかけて、安く買えるならこの機種をあえて選ぶのもいいだろう。
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