スポンサーリンク
Google製Pixel6/6Proの発表イベントが開催されて、全貌が判明した。
Google製Pixelについてのまとめはこちら。
事前の情報のように、独自SoCを搭載したAIスマホという印象。
特長は、以下の5つ。
2機種の仕様をPixel5a(5G)と比較する。詳細はこちらに掲載されている。
Pixel 6 Pro | Pixel 6 | Pixel 5a(5G) | |
OS | Android 12 | Android 11 | |
SoC | Tensor | Snapdragon 765G | |
メモリ | 12GB LPDDR5 | 8GB LPDDR5 | 6GB LPDDR4 |
ストレージ | 128GB/ 256GB UFS3.1 | 128GB | |
大きさ | 163.9 x 75.9 x 8.9mm 210g | 158.6 x 74.8 x 8.9mm 207g | 156.2 x 73.2 x 8.8mm 183g |
ディスプレイ | 6.7インチ 3,120 x 1,440 pixel 有機EL HDR対応 120Hz |
6.4インチ 2,340 x 1,080 pixel 有機EL HDR対応 90Hz |
6.34インチ 2,400 x 1,080 pixel 有機EL HDR対応 |
通信方式 | 5G:sub6 1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 14 / 20 /25 / 28 / 30 / 38 / 40 / 41 / 48 / 66 / 71 / 77 / 78 mmWave n257 / n258 / n260 / n261 4G:B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 32 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48 / 66 / 71 3G: 1、2、4、5、6、8、19 2G:850、900、1,800、1,900 MHz |
5G: Sub-6: n1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 28 / 40 / 77 / 78 4G: B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 32 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48 / 66 / 71 3G: 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19 2G:850、900、1,800、1,900 MHz |
|
SIMスロット数 | 1 nano + 1 eSIM | ||
ネットワーク | Wi-Fi 6E(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz + 6 GHz Bluetooth 5.2 NFC/ Felica |
WiFi 5(802.11ac): 2.4 GHz + 5 GHz Bluetooth 5.0 NFC/ Felica |
|
カメラ性能 | 背面:広角5,000万画素(f/1.85) 光学式手ぶれ防止 超広角1,200万画素(f/2.2) 望遠4,800万画素(f/3.5) 前面:1,110万画素(f/2.2) 消しゴムマジック |
背面:広角5,000万画素(f/1.85) 光学式手ぶれ防止 超広角1,200万画素(f/2.2) 前面:800万画素(f/2.0) 消しゴムマジック |
背面:1,220万画素(f/1.7) 光学式、電子式手ぶれ防止 超広角1,600万画素(f/2.2) 前面:800万画素(f/2.0) |
バッテリ | 5,003mAh 24時間以上持続可能 バッテリシェア対応 |
4,614mAh 24時間以上持続可能 バッテリシェア対応 |
4,680mAh |
セキュリティ | Titan M2、指紋認証 | Titan M | |
その他 | USB-Type-C、ディスプレイ内蔵指紋センサ IP68防水、防塵 |
IP67防水、防塵 | |
価格(税込) | 116,600円~ | 74,800円~ | 51,700円~ |
では、特徴を簡単に紹介しよう。
まず、最大の特徴は、自製のSoCを載せたことだろう。これにより、オンデバイスでAIを提供できるようになった。
AIの処理は膨大なCPUリソースを必要とする。このため従来はネットでつながっているクラウド上のコンピュータで処理していた。
20世紀に音声認識の精度がなかなか上がらなかったのはPC上ですべて処理しようとしていたからで、amazonのEchoのようにPCに比べて非力なCPUでも音声で指示できるようになったのはネット経由でクラウド上で音声を分析して指示を理解できるようになったからだ。
それが原点回帰のように、オンデバイスに戻ってくる。そのくらいCPU/SoCの能力は近年上がってきている。
そしてセキュリティ対応にも力を入れており、TitanM2チップに更新されている。PCでもWindows11がTPMを必須にしたように、近年はセキュリティ回りの話題が多い。デバイスを提供するメーカとしては無視できないアイテムだ。
そして写真処理。AI搭載による力を得て、消しゴムマジックという機能が現れた。
この機能、数年前にAdobeがPhotoShopで提供しているもので、それがとうとうスマホでできるようになった。
やることは簡単だ。写真を映した際に必要ないものが映り込んでしまった場合に、それをうまく「なかったことに」できる。
不要なものが映っているのだから、それがなかったらそこに何が映っているか?そんなものは当然だが撮影データには記録されない。でも、周辺の情報からAIで作り出してしまう。
まずは現物を見てみるといい。下の2つの写真を見比べればわかる。とても自然に処理されている。
こういう技術が簡単にスマホでできるようになると、犯罪に使われるのではないかと心配だ。
ちなみに雲を消したらどういう結果になるのだろうな。興味がある。モニター提供お待ちします。
この消しゴムマジックを提供すカメラは下の通りだ。Pixel6では48MPixelの望遠はない。
誰でも下の写真の様に撮影できるのだろうか。iPhone13もそうだが、プロの出番がなくなってしまいかねないできと思えている。
今までのAndroidと異なるデザインになっている。背景の写真のせいもあるが、なぜか華やかだ。
そしてウィジットとして表示されている時計と気温のデザインが円や四角ではなく、凝った形になっている。
個性を表すことができそうだ。
チャットのリアルタイム翻訳や、撮影した中に書かれている言葉の翻訳が可能だ。
これも従来はネット経由でクラウドで処理していたものだが、オンデバイスでできるようになると早く応答してくれるので、ユーザの要求にますます対応できるようになる。
そのうち、オンデバイスで電話の自動通訳もできるようになるのだろう。
iPhone13もそうだったが、驚くほどの機能はない。しかし着実に進化している。
この機能のまま半額ぐらいになればうれしいな。この価格ではまだまだ買えない。
Pixel6/ 6 ProはGoogleストアかソフトバンクで10/28に発売予定。予約受付中。auからはPixel 6のみ販売予定。
PR