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HDD御三家のシーゲートからエンタープライズ向けの大容量HDDが発表された。
大容量ストレージデバイスであるHDDについてのまとめはこちら。
オンラインイベントのDatasphere2020にて発表があった。
20TBのハードディスクを12月に発売する予定だ。
出典:Datasphere 2020
いよいよ1スロットで20TBを提供できる。RAID1で保護してもたった2スロットで我が家の
NASの容量をすべてカバーできる。
なお、オンラインイベントはこちらで参照できる。
合わせて今後の技術動向も紹介があった。
まず、全世界のデータ総合計だが、どんどん増えている。
2025年には格納されるデータが17ZB、格納されないものが158ZBという予測だ。
格納って、何だろうと思うが、スマホなどで撮影した写真がスマホ内にあるうちは格納されていない、
つまりクラウドなどに置かれてないという点での区別だろう。
以前聞いた予測ではこの格納されていないほうは入っていなかったので、
これらがHDDなどで保管される必要がでてくると、大容量HDDの要求はますます強まる。
一方で大容量であっても高価なHDDでは使ってもらえない。
次の図はPB(ペタバイト、テラバイトの1000倍)当たりのコスト予測だが、
大容量化により安くなるように要求がある。このためこの図のようにHDDを作っていく必要がある。
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WDも同時期に発売をすると以前アナウンスしている。HDD御三家といいつつ、WDとシーゲートが
2強で有り、東芝はかなり離れた3位だ。
シーゲートからは下図のように今後のマイルストンが発表されている。
20TBまではSMR技術などで提供していくが、それ以上の容量はHAMR(熱アシスト磁気記録方式)と
MACH-2という新しい技術で50TB超をめざしていくそうだ。50TBは5年後。
2年で1.8倍くらいの容量の拡張をしていくようだ。技術の裏付けのめどが立ったのだろう。
今後もHDDは大容量ストレージとして君臨を続けそうだ。今後の動向も目を離せない。
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