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USB4が発表 なんとあれがそのまま標準規格に

 

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USB4が発表 なんとあれがそのまま標準規格に

2020年4月13日更新
USB3.2の次世代の規格について、ちょっと驚く発表があった。
その他の周辺機器のまとめはこちら。

ThunderboltとUSBの統合

インテルがThunderbolt3の規格をUSB標準化グループであるUSB Promoter Groupに提供した。
その結果、これを次世代のUSB4とするそうだ。
2019年半ばにも登場予定。

Thunderboltといえば、次世代のチップに統合される予定だ。
インテルCPUを使うマザーボードでは標準機能になりそうだ。

もしかしたらUSB4はThunderbolt3とは若干異なる規格になるかもしれない。
しかし互換性は保証されそうだ。
発表されたPDFから引用すると、

USB4のプロトコル仕様が新しいものになったとしても、既存のUSB3.2、2.0、Thunderbolt3でつながるホスト、デバイスの互換性はサポートされる。(保証される、とまでは書かれていない)

USB4の特徴は下記。

  • 既存のUSB TypeCケーブルの2レーンオペレーションと、認証ケーブルを使った場合の40Gbpsまでの接続
  • 複数のデータとディスプレイのプロトコルで有効に帯域を共有することができる
  • USB3.2、2.0、Thunderbolt3との下位互換性

USBの経緯

USB、Universal Serial Busはそれまでの9ピンシリアルケーブル(主にRS-232Cプロトコルを利用)の代わりに、1996年に登場した。
当時の規格策定のメンバにはIBM、インテル、マイクロソフトのほか、DEC、ノーテルという今はもうない会社も参加していた。
(DECはその後コンパックに統合され、コンパックはHPに統合された。ノーテルは破産)

バージョン1.0では12Mbps程度のスピードであったが、2.0で500Mbps、3.0(3.1 Gen1)で5Gbpsになり、3.1(Gen2)では10Gbpsになっている。

そんなインテルから別の規格であるThunderboltが出てきた当初からおやと思っていた。
やっと落ち着くところに来たようだ。
Thunderboltはインテルとアップルが策定した、2011年からの規格だ。
しかしチップセットが別であることから一部のMac製品向けの外付けストレージくらいしか利用されていない。

Thunderboltはもともとデータ伝送とディスプレイ拡張を目的としていた。
自分も自作PCのJisaku5にてThunderbolt=mini DisplayPort →HDMI変換して、ディスプレイを増やしている。

Thunderbolt3ではUSB TypeCとコネクタを共用し、統合は間近という印象だった。

こんな派生的な規格は今までもあった。

  • FireWire (IEEE1394) 主にアップル製品やディジタルビデオで利用された。2012年ころで採用する製品がなくなった。
  • Lightning アップル製のスマホ、タブレット、Macで2012年から採用されるのみ。旧仕様のDockコネクタの置き換えのために策定されたようだが、最近発表されているiPadではUSB-Cに変わっており、独自路線の放棄は近そうだ。

ちょっと使い勝手が悪いから新しい規格を作った、というケースが多い。
デファクトスタンダードであるUSBに結局戻ってきている。
ユーザから見ればなんとも無駄な寄り道だ。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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