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【気になるストレージ】REGZAタイムシフト対応全録SSDをIOデータが発売

 

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【気になるストレージ】REGZAタイムシフト対応全録SSDをIOデータが発売
 

気になるストレージ新製品を紹介しつつ勝手にレビューするシリーズ。今回はスティック型のSSDながらREGZAのテレビが提供するタイムシフトマシン機能に対応し、最大6chの録画が可能なSSD。IOデータから発売されたので見ていく。
高速ストレージデバイスであるSSDについてのまとめはこちら。

  

SSDをTV番組録画に使う

数年前は高価すぎ、容量が少なすぎてTV番組の録画用には使えなかったSSDだが、近年の低価格化、大容量化により1TBで1万円前後にまで下がっている。
SSDはHDDN位比べると以下の点で有意だ。

  • 堅牢性 回転する部品がないので、故障しにくい。唯一といっていいほどの問題点はNANDフラッシュメモリの書き換え回数に上限があることだ。
  • コンパクト HDDは2インチ弱の大きさまでの製品があった。回転する円盤に磁性体を塗り、そこに記録する。どうしても小さくすることには限界がある。
    一方でSSDで記憶をするNANDフラッシュメモリは印刷と同じ論理で作られるが、近年は回路の幅が3nmくらいになっている。指先大のチップで数GBの記録が可能だ。
    したがってスティック型のSSDが最近登場している。
  • 低電力消費 外付けのHDDケースには外部電源が必要だが、SSDはUSBでPCやテレビから給電する電力で足りる。

要は、十分安くなればSSDの方がメリットが多いのだ。高いから今でもHDDを使っている、といってもいいだろう。(データセンタで使う30GB超のHDDは現状ではSSDで代替できないので、必要ではある)
そんなスティック型SSDが出てきたのはこの1年だろうか。先日自分も購入し、自分の部屋にあるテレビに接続し、同時に1chだけではあるが録画できるようにした。
詳細は下の記事を参照。

背面に差し込むので無駄に後ろ方向に飛び出てしまうが、差し込むだけで使えていい。レコーダがダビング作業などで使えないときにちょっと見たい番組があればこれを使っている。

IOデータのタイムシフト対応SSD

そろそろタイムシフトマシン対応でHDDではなくSSDのものが出るだろうと思っていた。メーカのREGZAが出してくると思っていたが、意外にも3rd Partyの老舗、IOデータが出してきた。

AVSSD-RSシリーズ IOデータ REGZA 全録対応

AVSSD-RSシリーズ IOデータ REGZA 全録対応 出典:IOデータ 以下同じ

購入はamazonなどの量販店か、IOデータの直営で可能。

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その特徴は、下の文章に尽きるだろう。

録画専用設計『IOオリジナルAVRecording』方式を採用することで、安定した6チャンネル同時録画を実現いたしました。

AVRecordingとは

IOデータのWEBにも書かれているが、通常のSSDと同じ読み書きの特性ではないので、テレビ録画用にチューニングしたそうだ。
具体的にはWEBで書かれている説明を引用する。

『IOオリジナルAVRecording』方式とは
一般的なSSDはパソコン向けに最適化されているため、速い速度を引き出すためのチューニングがされています。 一方、テレビ録画は連続したデータを継続して処理するような速度の安定性が必要となるため、専用のチューニングが必要となります。
『IOオリジナルAVRecording』方式では、当社独自のノウハウを活かし、テレビ録画に最適化するためのチューニングを施しました。これにより、「6チャンネル同時録画」や「2チャンネル録画+追いかけ再生」などの高負荷な動作を安定して実現しています

AVSSD-RSシリーズ IOデータ REGZA 全録対応

AVSSD-RSシリーズ IOデータ REGZA 全録対応

番組データはPC用のデータとかなり異なるワークロードを示す。読み書きはテレビ番組の場合は一定時間内に一定のデータ量をこなさなければならない。
テレビ番組の再生は、一定間隔でフレームを等間隔で表示しなければならない。ストレージが暇だからといって全データを先に読み込むようなことはしない。している場合は読み込んだデータをキャッシュに置いているはずで、そのキャッシュから一定間隔でデータを取り出し、等間隔で再生しているはずだ。
これができないと、再生時はフレームが落ちるので、コマ送りが発生する。見苦しい状態だ。

これを制御するためのチューニングがAVRecordingと称しているものだろう。具体的に何をどのようにしているかはわからないが、機能リストからは、同時6chの書き込み要求があっても破綻せずに書き込める必要がある。
不思議なのは同時録画は6chなのに全録は4chまでなのだそうだ。やっていることは同じと思うがなんでだろ。

もちろん追っかけ再生にも対応している。出だしを見逃してタイムシフトで頭から見ることはよくやる。録画が終わるのを待たずに再生を開始できるのは助かる。

AVSSD-RSシリーズ IOデータ REGZA 全録対応

AVSSD-RSシリーズ IOデータ REGZA 全録対応

これからの全録対策

HDDでタイムシフトマシンを作る場合は、HDDを格納するケースが必要だ。これが2,3万円かかり、なおかつ電源が必要だ。
我が家の11年もののREGZA 55Z7は背面のVESAマウントのところにHDDユニットがある。

REGZA 55Z7 タイムシフト 背面

REGZA 55Z7 タイムシフト 背面

SSDに変えると、ストレージの価格はもはや大差ないので(録画用のHDDは高い)、ケースが不要なだけSSDが有利だ。しかも電源が不要であり、コネクタにSSDスティックを挿すだけでいい。
気になるのはNANDフラッシュメモリの書き換え回数がHDDNお需要とどちらが長いか。我が家はHDDを交換後、もう6年以上使っている。
SSDは6年程度持つだろうか?現状のHDDは2TBで1週間程度の番組を記録しているので、週1回書き換えられると考えていいだろう。上限数は1万回を超えると聞いたことがないので仮に1万回とすると1万週、つまり152年持つという計算になる。実際には発熱による劣化などもあるだろうから10年も使えたらいいほうだろう。
と考えると、同じ価格で寿命も長いのであればSSDをタイムシフトマシンにすることはメリットしかない。

一点だけ気になるのは、今のHDDでは1台当たり3chの全録と追っかけ再生が可能だ。しかしこのSSDでは、追っかけ再生時は2chしか録画ができないように見える。
そうすると、1chは録画を停止することになる。この点はHDDより機能が落ちる。確認が必要だ。

次のテレビのタイムシフトマシンはSSDにしようかな。テレビ選びとともに考えよう。

AVSSD-RSシリーズ IOデータ REGZA 全録対応

AVSSD-RSシリーズ IOデータ REGZA 全録対応

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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