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【気になるストレージ】WD My Book 22TB  2023年2月

 

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【気になるストレージ】WD My Book 22TB  2023年2月
 

気になるストレージ製品を紹介していくシリーズ。
今回はWDの外付けストレージに22TBバージョンが出る話。
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WDの立ち位置

WDは今や世界中で3社しかないHDD製造メーカの1つだ。(ちなみにほかの2社はシーゲートと東芝)
WD自身はHDD専業だったが時代がSSDに流れていく過程で、NAND製造メーカのサンディスクを買収し、HDDもSSDも販売できるメーカにWDはなっている。
なお、国内NANDメーカのキオクシアは、四日市と岩手にある工場をWD(もとはサンディスク)と共同で建設し、製造されたNANDチップを分けているそうだ。
NANDチップ製造は巨額のコストがかかり、1社だけではそのリスクを負えない。そんな理由から共同操業になったようだ。

WD自身はHDD製品を研究開発し製造している。今回紹介するものはCMR方式の22TBドライブを使った、USB接続の外付けHDDだ。

My Bookの概要

My BookはWDのコンシューマ向けのブランドで、USBでPCと接続される。このためNASではないが、NASよりも高速なUSBのインタフェースによりデータの読み書きが速い。
My Book自体は結構前からあると思う。容量が4TBから始まって、今回は22TBだ。大容量のHDDがリリースされる都度、新たなモデルを出してきたのだろう。

WD My Book 22TB USB外付けHDD

WD My Book 22TB USB外付けHDD 出典:WD 以下同じ

HDDの大容量モデルはとうとう20TBを超えている。HAMRなどの新しい技術が安定してきたのだろうか、最近は半年ごとに容量が増えているように思う。
HDD3社で技術の鎬を削る競争をしているので、次の技術の壁に当たるまでは当面は容量増加が続くだろう。ああ、3TBの壁のころが懐かしい。

My Bookシリーズは2つのラインがあり、HDD1台、つまり冗長機能がないMy Bookと、HDD2台、つまり冗長機能を設定可能なMy Book Duoがある。
My Book DuoはRAID0,1だけでなくJBOD構成も可能だ。JBODとは、Just Bunch of Drivesのことだが、複数のドライブがそのまま見える、例えばWindowsならドライブレターが2つ割り当てられる状況になる。
1つの筐体であるのでRAID0や1のようにドライブレターが1つだけと思いがちだが、こういう仕組みもある。

WD My Book Duo 22TB USB外付けHDD

WD My Book Duo 22TB USB外付けHDD

なお、内蔵されるドライブはまだ高価なニアライン用だ。デスクトップグレードではないので、この製品の価格は結構高いだろうと想像する。

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まとめ

NASならまだしも、USB外付けドライブで22TBも必要になるケースを想像できない。NASであれば需要はかなりあると思うが、NASは競合メーカが多いのでドライブメーカのWDが開発するにはちょっと難しいのかもしれない。あるいはHDDを買ってくれるNASメーカの手前、競合することはできないのかもしれない。
WDがその気になればHDDを原価で用意できるので、どのNASメーカよりも安く提供できるだろう。それをしないのは法律の問題か、やはりNASメーカと友好的にやっていきたいからだろう。

あと、22TBでRAID1の同期にかかる時間が何日になるかは気になる。1週間くらいかかったりして。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 

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