IrvineのもっとPC自作日記
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Lavie LightにChromiumOSのインストール1 準備編

 

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Lavie LightにChromiumOSのインストール1 準備編

往年の32ビット機の活用を考えて、ChromiumOSを入れてみた話。

ChromiumOSとは

最近WEBでよく見る、Chromebook。
低スペックのPCにWindowsを入れると重くて使えない。例えば、一時期流行ったWindowsタブレットだが、
CPUがATOMでメモリは2GBというものがざらにあった。これでWindows10を動かすので、空きメモリは
ほぼなく、ちょっとしたことにも時間がかかり、イライラする原因になったものだ。

一方で時代はかつてのクラサバ方式を発展させた、クラウドありきのサービス提供が主流になって
きている。映画も音楽もストリーミング配信が主流になった。ストリーミング配信とはクラウドの
サーバからデータを流し、ユーザが使うクライアント端末は単に受信したデータを再生するだけ、
という構成だ。かつてのクラサバが大規模になっただけだ。

クラウドが直接の契機ではないが、VDIもクラサバ方式であり、クラウドでサーバを提供して
在宅勤務に使われた。

そんな時代の流れの中で登場したものがChrome OSだ。OSSでの名称はChromiumOS。
グーグルがOSSとして開発、提供し、独自の付加価値を付けたものがChromeOSと呼ばれる。
OSSなのでもちろんChromiumOSで使うこともできるが、OSSではサポートがないのは周知のとおり。

最近Chrombookの広告をよく見る。一定の需要があるのだろう。特に文教関連という学校や教育に
関係するところだろうか。2万円台からでも購入できるので 興味がある→衝動買いという悪い癖がうずく。
ううう。
しかし、待てよ。OSSなのだから古いPCに入れても使えるのではないか?

古いPCの選定

いくつも古いPCを持っているが、約10年前からのPCは基本的に現役だ。
Windowsなら10をいれている。壊れて起動しないものをのぞけば、すべて使うことができる。
そんなPCをつぶしてまでもChrome OSにする気はない。
使うならやはり、OSが終了した10年以上前のPCだ。そうだな、うんうん。

しかしいくらChrome OSといってもHDDがIDEであるとか、CPUがPentium4とかそういう世代までは
さすがにサポートできない。過去に復活させるべく修理したNECのLavieMはIDEだったので無理だ。

さすがにこんなに古いものは無理だな。でも、ちょうどよいPCがあった。Lavie Lightだ。

LavieLightとは

これもNECが当時のはやりであった、ネットブックとしてリリースしたものだ。

Lavie Light

Lavie Light

スペックは下記の通り。

OS Windows XP
CPU Atom N270 (1.60GHz)
メモリ 1GB
HDD 160GB
画面 8.9インチ 1,024 x 600 pixel

OSはなんとWindowsXPだ。Windows7も終了した今では、隔世の感がある。

Windows XP

Windows XP

真っ赤なLavie Light。購入してしばらくは使っていたが、あるときバッテリが完全に使い物に
ならなくなり、お蔵入り。以後は使っていなかった。ひさびさの電源投入だ。

Lavie Light

Lavie Light

ChromiumOSの問題

ところがだ。

今度はOSの問題だ。32ビットのCPUはもうなくなっており、今の主流は64ビットだ。
このため32ビットをサポートするOSも次々と打ち切りになっている。Linuxでもそうだが、
32ビットで使えるOSは現状はほぼない。ChromiumOSで有力なディストリビューションである
CloudReadyも2019年に終わっている。

はて、これでThe Endか。



いやいや。OSは確かに更新されていないが、2019年のものでもインストールして使えるはずだ。おそらく。

色々ネットで検索して、断片的な情報をつなぎ合わせてなんとか完了した。ふう。その手順を紹介。

方針

USBメモリにChromiumOSを書き込み、USBメモリでブートする。
その後USBからHDDに書き込んでUSBメモリとおさらばする。
HDDは元のものでもいいが、他の用途で購入していた120GBのSSDがあったので、これを転用する。

ゴール

SSDにインストールできたら、CPUがAtomではあるが閲覧くらいはできるかな。
さて、やっていくか。
まずはHDDをSSDに交換しておこう。

PCをひっくり返し、手前にバッテリが来るように置く。

Lavie Light

Lavie Light

バッテリを抜くと、右にHDDが見えている。ほう。水には絶対弱いだろうな。左の端子はバッテリとつながって
いるのであろう。

Lavie Light

Lavie Light

PCの底面にあるネジ2本を回して抜く。これだけでHDDを止めている。抜いたら折りたたまれているビニルの黒い
帯を引き出してHDDを引き抜く。

Lavie Light

Lavie Light

引き出したHDDはいまは亡き、富士通製。その後富士通は東芝に事業を売却した。

HDD

HDD

抜いたHDDの代わりにサムソン製のSSDをいれる。

Lavie Light

Lavie Light

HDDと比べて、SSDは薄い。スカスカだ。スペーサを探そうと思ったが、コネクタに差し込んでねじ止めすれば
よいので何とかやった。なお、抜く際にHDDについていた黒い帯のようなものがないと引っこ抜けない。
HDDからはがすことができなかったので、セロハンテープで似せて作った。まあ、ペンチなどで挟めば
引っこ抜けるだろう。

Lavie Light

Lavie Light

バッテリを戻して終わり。さて、次はBIOS設定だ。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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