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MS Buildというと年次のマイクロソフトのイベントで、しかも有料で参加したことはなかった。昨今のコロナウィルス対策のためオンライン開催となったおかげで、無料で視聴できた。
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マイクロソフトが主催する年次のイベントで対象は開発者だ。awsもRedHatもこういうイベントを開催するが、開発者と利用者の半々くらいを対象にした内容にしている。マイクロソフトの場合、利用者向けのイベントは記憶にない。
あったとしても有料なので参加できないなぁと記憶から消していたかもしれないが。
開発者向けのBuild2021が無料で参加できることになったので、早速応募して視聴した。
出典:Build 2021ビデオ 以下同じ
ただ、回線品質が良くないのか頻繁に止まってしまっていまいち感が残る。
また夜中に生放送された録画を日本向けに放送しているためだろうか、こちらも日本語の通訳などもないので、ちょっと気を抜くと何の話をしているのかついていけなくなる。なかなか難しいな。
マイクロソフトの開発製品というと以前はOSであるWindows、アプリであるOfficeが主流であったが、CEOがナデラ氏に代わってからはクラウドシフトを鮮明にし、今ではOSと同じくらいの稼ぎ頭にAzureがでてきている。
箱売りビジネスは限界を迎えた。これからは月額課金で収入を維持できるサブスクリプション制だ。awsの成功を見た各社が同じようにシフトしたのであろう。マイクロソフトも今はAzureに開発リソースを集中し、Windowsの開発は二の次の状態。最近は目立った機能は見えていない。
そんな中で、ナデラ氏の基調講演の中で驚くべき発言があった。
基調講演の中で、ナデラ氏は下記趣旨の発言をしている。
この10年間で最も重要なWindowsアップデートの1つ
Windows10は開始される際に、最後のOS製品と宣言され、Windows11とかそういう後継製品は出ず、ずっと10のままでバージョンアップされるとされている。
今までの製品ではメジャーバージョンアップの際にアプリや設定を引き継ぐことが難しく、ユーザに多大なる負担をかけていた。その反省からこういう方針になったと推測している。
このため、Windows10の最初のリリースから今まで、後継製品は出ず、ずっとバージョンアップが繰り返されている。いったんOSを購入したユーザは改めてOSを購入することなく、引き続き最新のOSを使うことができている。
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この方針をかえてWindows11が出るとは考えにくい。単なる10の中での大幅なバージョンアップだろう。
となると、インサイダプログラムで提供されているアイコン変更などのこのバージョンが、その新しいWindowsなのだろうか。
見た目は変わったが、Windows8のように操作性が変わったわけでもない。大きく騒ぐような状況ではなさそうだ。
6月24日(日本時間は25日)に何らかの発表があるようだ。まずは発表を聞こう。
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