スポンサーリンク
2020年4月2日更新
今のメインPCであるJisaku6には、3.1 Gen2対応のUSB type C端子が2つある。
これを使ってストレージ性能を調べた話。
今更だが簡単にまとめるとこうなる。
規格名 | 理論スピード値 | 補足 |
---|---|---|
1.1 | 12Mbps | |
2.0
High-Speed |
480Mbps | TypeA、microB、miniB、TypeC |
3.1Gen1(3.0)
Super Speed |
5Gbps | TypeA、microB、miniB、TypeC |
3.1Gen2
Super Speed Plus |
10Gbps | TypeA、TypeC |
3.2 | 20Gbps |
Jisaku6はすでに構築から2年以上が経ち、すっかりSkylake世代は3つ前になった。
当時は出始めだったことも有り、USB TypeCの周辺機器はあまり見なかった。
Macで採用されたこともあってずいぶん増えた。
Jisaku6の場合、デスクトップなので他のインタフェース同様に背面にある。
前面に持ってこようとすると、マザーボードのインタフェースから回す延長ケーブルと、
3.5インチベイなどにはめてインタフェースを提供するパネルが必要だ。
今ならあるかもしれないが、当時は売ってなかったし、マザーボードにも付属してなかった。
なので、今回も背面のインタフェースを使う。いつもはディスプレイに変換してつないでいるので、一旦外す。
今回はストレージとして、昨年末に買ったシリコンパワー製のSSDを使う。
これはSATAインタフェースなので、USB TypeCに変換するケースが必要だ。いつものように楽天、
amazonを検索して、レビューの評価が良いものを買った。今回はセールなどは関係無しで珍しく購入。
背面のねじを2つとり、引き出しを引っ張り出してSSDを設置する。といってもインタフェースを
はめ込んで、反対側にあるゴム状のもので浮かせているようだ。
あとはUSBケーブルが必要だ。今回はUSBの規格による性能を比較したいので、
TypeC-TypeCとTypeC-TypeAケーブルを用意する。
前者はケースに付属していたものを使う。後者は2.0と3.1Gen1のものを用意して、
PCケース前面にあるUSB3.1Gen1(いわゆる3.0で青いもの)につなぐ。
測定はいつものUWPのCrystal Disk Markを使う。
認識させると最初だけフォーマットなどの作業がある。
まず、3.1Gen2で測定。シーケンシャルリードはおよそ3.7GbpsなのでGen1相当だ。
次いで3.1Gen1。
あれ、Gen1とGen2の性能差が倍くらいあってもいいはずなのに。
シーケンシャルリードはおよそ3.3Gbpsなので上記Gen2と大きな差はない。
最後に2.0。まず、2.0用のケーブルを3.0の端子に繋いだ。
およそ、3.1Gen1の1/10なので予想通り。
次に3.1Gen1用のケーブルを2.0の端子に繋いだ。上記と大差なし。
USB3.1Gen1ケーブルを2.0端子に接続参考までにSATAで直接つながっている
OSを載せている内蔵のCrucialのものの性能はこうだった。
3.1Gen2で理論値10Gbpsであっても内蔵に叶わないのは、変換のためのロスのためか。
あるいはSSDのメーカが異なるためか。
規格が違うと想定通りの性能差が見える。TypeC-TypeCのケーブルを含め、
ケーブルの規格が違うと性能は大幅に変わる。TypeC-TypeCだから3.1Gen2と
思ったらそうではない。つなぐインタフェースの規格も確認が必要だ。
時代の要請に応えて高速化してきたUSB。いつかはThunderboltをも抜く日が来るのか。
PR