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KDDIが三菱商事と組んで、コンビニのローソンを買取り非上場にした。これからは三菱商事、KDDI、ローソンの3社連合でシナジーが進むといわれていたが、その第一弾が発表された。
ローソンの店舗を訪れるとデータ容量を100MBもらえるようになる。頻繁にローソンを使う人にはメリットあり。
KDDIの画期的な基本料0円の携帯電話サービス、povoのまとめはこちら。
KDDIは三菱商事と組んで、ローソンにTOBを実施して買い取った。三菱商事と半々の株を持って3社でタッグを組んでいくという。
商社がコンビニに手を出すという事例は伊藤忠によるファミリーマートもあるので珍しくなかったが、通信キャリアが小売りに参入するのは初めて。
(広い意味では楽天傘下の楽天モバイルと、西友もそうだったが、西友は今は楽天から離れている)
どういうシナジーがあるのだろうと思っていたが、このほど発表された。
KDDIは2024年10月2日、クーポンやコンテンツのセットサービス「auスマートパスプレミアム」を「Pontaパス」へリニューアルし、サービス開始記念に伴う期間限定の特典付与をはじめとした、お客さまがより便利かつおトクにローソンでのお買い物を楽しんでいただくためのサービスを提供していきます。
KDDIのオンライン専用ブランド「povo」との連携
・ローソン来店時にデータ容量をチャージできる「povo Data Oasis」年内開始予定
・ローソン店頭でのデータ専用eSIMを年度内に販売開始予定
など
と、既存のauスマートパスプレミアムのローソンとの連携だけでなく、新たにローソン来店時にデータ量をチャージできるpovo Data Oasisを開始するそうだ。
またローソン店頭でeSIMの販売も始めると言う。店頭で本人確認するのだろうか?
KDDのリリースではこれ以上の情報がないが、CNETにもう少し詳しく書かれている。引用する。
KDDIは9月18日、ローソンに来店するたびに「povo」のデータ通信容量が回復する新サービス「povo Data Oasis」を2024年内に提供すると明かした。来店1回あたり100MB、上限は10回で月間1GBまでデータ容量が回復する。
無制限に増えるとは思わなかったが、1GBもチャージできるとはすばらしい。その目的でローソンへの来店頻度が増えそうだ。
サービスの詳細は後日発表する。KDDIで代表取締役社長 CEOを務める高橋誠氏によると、データ容量の回復に買い物は不要だ。店舗内で「povo」アプリを開くと、GPS情報などから位置を確認して、データ容量が付与される。高橋氏は同サービスによって「ローソンへの来店機会を増やす」と述べた。
来店すればなにか売れる可能性が高くなる。そのための客寄せということだろう。
現状は小売りを持つほかのキャリアはないので、同じ手を出せる会社はない。
通信によりほかの事業を活性化させる施策をやっているのは以下のものだろう。
楽天モバイル 契約者はいつでも楽天市場の購入で得られるポイントが+4倍
ソフトバンク Yahoo ショッピングでの購入時のポイント付与増額
ドコモ 思い当たらない
ドコモだけが思い当たらない。この辺りが最近のドコモの凋落ぶりとして現れているのかな。
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