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気になるPC用ディスプレイが出てきたのでチェックする。
以前の記事はこちら。
フィリップスは老舗の電器メーカだったが今は事業内容を変えている。最近名前を聞くのは安いディスプレイだ。
法人用途で大量に買う場合に割引があるのだろうか、よく目にする。
そしてフィリップスもゲーミング市場に参入するという。日本ではまだ発表されていないがメニューに日本語のサポートがあることから近日発売されるものと思われる。
新たにEVNIAというブランドを立ち上げて、34インチウルトラワイドディスプレイで参入する。この手のものは各社出しているので差を出しにくいレッドオーシャンであるが特徴を見ていこう。
ゲーミング市場におけるディスプレイは最近安くなってきており、数年前はフルHDを横に引き伸ばしたものが中心だったが、最近はQHDを引き延ばしたものに置き換わっている。4Kには及ばないが、34インチであるので倍率100%で利用できそうだ。
またVAパネルなので応答性がよく、ゲームに使える。湾曲型なので没入感があって、ゲーマー向けだ。
先日のiPad Proでも使われているが、省電力の切り札といえる。バックライトに使うLEDを複数個にして、黒表示の際は消灯する方式だ。
HDRにはいくつか規格があるが、1400を採用する機種は少ない。これによって薄暗い場面で敵の姿を視認しやすくなるということと思う。
2つのPCで共用利用する際に、キーボード、マウスもディスプレイのKVM機能で切り替えることができる。
自分には不要な機能であるのであまり興味ない。
これからはHDMIでもDPでもなくUSB-Cで給電もディスプレイも使うようになる。ケーブル1本でできるというところがいい。
USB-CでPD対応の機種はまだ少なく高価であるが、今後安くなっていくことに期待。
スピーカは5Wx2なのだがDTS対応と書かれている。DTSといえばDolbyだよな。5Wのスピーカの割にはいい音を期待できそう。
同様の仕様である、JAPANNEXT様のJN-VCG34144UWQHDRと比較する。JN-VCG34144UWQHDRは現状のこのセグメントの標準的な仕様だ。
(2024/3/20追記 JN-VCG34144UWQHDRは廃番になっている。今ならJN-34VC165UQRか)
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モデル名 | 34M2C76000MV | JN-VCG34144UWQHDR |
---|---|---|
メーカ | フィリップス | JAPANNEXT |
モニタサイズ | 34インチ | 34インチ |
モニタタイプ | ウルトラワイド | ウルトラワイド |
モニタ形状 | 湾曲型 | 平面型 |
画面種別 | 液晶(VA) | 液晶(VA) |
アスペクト比 | 21:9 | 21:9 |
表面処理 | アンチグレア | アンチグレア |
解像度 | 3440 x 1440 | 3440 x 1440 |
HDR | HDR1400 | 〇 |
DCR | メガインフィニティDCR | 〇 |
表示色 | 10.7億色 | 1677万色 |
色域 | sRGB | |
応答速度 | 2.5ms | 1ms |
コントラスト比 | 3000:1 | 4000:1 |
輝度 | 720cd/m2(HDRオフ) 900cd/m2(HDRオン) | 3500cd/m2 |
曲率 | 不明 | × |
リフレッシュレート | 48-165Hz | |
入力端子 | USB-C HDMI DP | HDMI2.0 x 2 DP x2 |
HDCP | 1.4、2.2、2.3 | 2.2 |
FreeSync | 不明 | 〇 |
PIP | 〇 | 〇 |
PBP | 〇 | 〇 |
スピーカ | 5Wx2、DTS対応 | 3Wx2 |
音声出力 | 〇 | 〇 |
USB HUB機能 | 3.2 Gen1 x 4 | × |
USB PD | 〇 | × |
KVM機能 | 〇 | × |
ピボット機能 | × | × |
スイーベル機能 | -20~+20度 | × |
チルト機能 | -5~20度 | -15~+3度 |
高さ調節 | × | × |
VESAマウント | 100x100mm | 75x75mm |
標準 | 不明 | 37W |
最大消費電力 | 不明 | 78W |
大きさ、重さ | 807 x 367 x 132mm 8.58kg(スタンドのぞく) | 454 x 809 x 226mm 7kg (スタンド付き) |
その他 | ミニLED |
モデル名 | 34M2C76000MV |
---|---|
メーカ | フィリップス |
モニタサイズ | 34インチ |
モニタタイプ | ウルトラワイド |
モニタ形状 | 湾曲型 |
画面種別 | 液晶(VA) |
アスペクト比 | 21:9 |
表面処理 | アンチグレア |
解像度 | 3440 x 1440 |
HDR | HDR1400 |
DCR | メガインフィニティDCR |
表示色 | 10.7億色 |
色域 | sRGB |
応答速度 | 2.5ms |
コントラスト比 | 3000:1 |
輝度 | 720cd/m2(HDRオフ) 900cd/m2(HDRオン) |
曲率 | 不明 |
リフレッシュレート | 48-165Hz |
入力端子 | USB-C HDMI DP |
HDCP | 1.4、2.2、2.3 |
FreeSync | 不明 |
PIP | 〇 |
PBP | 〇 |
スピーカ | 5Wx2、DTS対応 |
音声出力 | 〇 |
USB HUB機能 | 3.2 Gen1 x 4 |
USB PD | 〇 |
KVM機能 | 〇 |
ピボット機能 | × |
スイーベル機能 | -20~+20度 |
チルト機能 | -5~20度 |
高さ調節 | × |
VESAマウント | 100x100mm |
標準 | 不明 |
最大消費電力 | 不明 |
大きさ、重さ | 807 x 367 x 132mm 8.58kg(スタンドのぞく) |
その他 | ミニLED |
モデル名 | JN-VCG34144UWQHDR |
---|---|
メーカ | JAPANNEXT |
モニタサイズ | 34インチ |
モニタタイプ | ウルトラワイド |
モニタ形状 | 平面型 |
画面種別 | 液晶(VA) |
アスペクト比 | 21:9 |
表面処理 | アンチグレア |
解像度 | 3440 x 1440 |
HDR | 〇 |
DCR | 〇 |
表示色 | 1677万色 |
色域 | |
応答速度 | 1ms |
コントラスト比 | 4000:1 |
輝度 | 3500cd/m2 |
曲率 | × |
リフレッシュレート | |
入力端子 | HDMI2.0 x 2 DP x2 |
HDCP | 2.2 |
FreeSync | 〇 |
PIP | 〇 |
PBP | 〇 |
スピーカ | 3Wx2 |
音声出力 | 〇 |
USB HUB機能 | × |
USB PD | × |
KVM機能 | × |
ピボット機能 | × |
スイーベル機能 | × |
チルト機能 | -15~+3度 |
高さ調節 | × |
VESAマウント | 75x75mm |
標準 | 37W |
最大消費電力 | 78W |
大きさ、重さ | 454 x 809 x 226mm 7kg (スタンド付き) |
その他 |
解像度、大きさは同等だが、USB-C対応、HDR1400対応、10.7億色の表示、DTS対応はフィリップスのほうが有利だ。逆にコントラスト、入力端子数はJAPANNNEXT様のほうが有利だ。どこに重きを置いてディスプレイを選ぶかはユーザ次第。
フィリップスの価格が不明なので総合的な評価ができないが、10万円を超えるようなら時期尚早と思われる。JN-VCG34144UWQHDRを購入して数年後に安くなった34M2C76000MV相当の仕様のディスプレイを購入すればよい。
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