スポンサーリンク
不定期に気になるストレージ製品を紹介していく。
今回はGen5対応のSSDを比較する。
ストレージに関するニュースのまとめはこちら。
Gen5、つまりPCI/e 対応のNVMe方式のSSDがちらほらと出てきている。
Gen4は自分も購入したがそろそろ成熟してきており、価格も1TBで1万円以下とこなれてきた。(SSD価格が下落しているためでもあるが)
Gen5は出始めということもあり、価格は1TBで3万円程度とまだまだ高い。しかし性能は読み書きともに10GB/s程度とGen4が3~7GB/sであることに対して性能は1.4~3倍程度だ。性能と価格比がまあまあ釣り合っているが、今後は価格が下がって価格対性能が良くなるだろう。
それでも安くなるのを待たずに今、最高の性能を手に入れたい、そういう人の参考になる記事になればと思う。
最低限、以下のものが必要。
順に見ていこう。
WEBで検索するとき、あるいは店頭で探すときに「PCI Express Gen5」と書かれているものを探す。単に「Gen5」と書かれていることもある。
安い製品はGen3なので注意。
PCI Express Gen5に対応しているものを選ぶ。CPUやチップセットが対応していないと通常対応していないので、下記の基準で選ぶ。
CPU | チップセット | |
インテル | 第13世代Core | Z790、H770他 |
AMD | Ryzen 7000シリーズ | X670E、X670、B660E |
どちらもチップセットで提供するPCI/eレーンにはGen5はなく、CPUのものを使用している。従い、Gen5対応のM.2.スロットの有無はマザーボードの製品によるので購入する場合はよく調査しよう。
AtBGCgL@@w܂ƓuOɕVxA^cɂȂ܂B
では見ていこう。
価格コムでGen5対応のSSDを探す。検索パラメータは下記の通り。
検索の結果、5つがヒットした。
メーカ | Crucial | Crucial | 不明 | Seagate | ADATA |
---|---|---|---|---|---|
モデル名 | CT1000T700 SSD3JP | CT1000T700 SSD5JP | CSSD- M2M1TPG5NFZ | FireCuda 540 | LEGEND 970 |
種別 | M.2. 2280 | M.2. 2280 | M.2. 2280 | M.2. 2280 | M.2. 2280 |
容量 | 1TB | 1TB | 1TB | 1TB | 1TB |
インタフェース | PCIe Gen5 x 4 | PCIe Gen5 x 4 | PCIe Gen5 x 4 | PCIe Gen5 x 4 | PCIe Gen5 x 4 |
プロトコル | NVMe 2.0 | NVMe 2.0 | NVMe 2.0 | NVMe 2.0 | NVMe 2.0 |
冷却 | なし | ヒートシンク 付属 | ヒートシンク 一体冷却ファン | なし | なし |
NANDメーカ | Micron 232層 TLC | Micron 232層 TLC | Micron 3D TLC B58R | 3D TLC | 3D NAND |
キャッシュメモリ | 不明 | 不明 | DDR4 2G | 不明 | 不明 |
コントローラ | 不明 | 不明 | Phison PS5026-E26 | 不明 | Phison PS5026 E26 |
シーケンシャルRead | 11.7 GB/s | 11.7 GB/s | 9.5 GB/s | 9.5 GB/s | 10 GB/s |
シーケンシャルWrite | 9.5 GB/s | 9.5 GB/s | 8.5 GB/s | 9.5 GB/s | 10 GB/s |
ランダムRead | 1,350K IOPS | 1,350K IOPS | 1,300K IOPS | 1,300K IOPS | 1,400K IOPS |
ランダムWrite | 1,400K IOPS | 1,400K IOPS | 1,300K IOPS | 1,500K IOPS | 1,400K IOPS |
MTTF | 200万時間 | 200万時間 | 不明 | 180万時間 | 160万時間 |
保証期間 | 5年または 500TBW | 5年または 500TBW | 3年 | 5年 | 5年 |
価格(2023/7/30 時点) | 28,480円 (ソフマップ) | 32,681円 (ソフマップ) | 20,980円 (PCデポ) | 29,700円 (楽天Bic) | 31,980円 (ツクモ) |
メーカ | Crucial |
---|---|
モデル名 | CT1000T700 SSD3JP |
種別 | M.2. 2280 |
容量 | 1TB |
インタフェース | PCIe Gen5 x 4 |
プロトコル | NVMe 2.0 |
冷却 | なし |
NANDメーカ | Micron 232層 TLC |
キャッシュメモリ | 不明 |
コントローラ | 不明 |
シーケンシャルRead | 11.7 GB/s |
シーケンシャルWrite | 9.5 GB/s |
ランダムRead | 1,350K IOPS |
ランダムWrite | 1,400K IOPS |
MTTF | 200万時間 |
保証期間 | 5年または 500TBW |
価格(2023/7/30 時点) | 28,480円 (ソフマップ) |
メーカ | Crucial |
---|---|
モデル名 | CT1000T700 SSD5JP |
種別 | M.2. 2280 |
容量 | 1TB |
インタフェース | PCIe Gen5 x 4 |
プロトコル | NVMe 2.0 |
冷却 | ヒートシンク 付属 |
NANDメーカ | Micron 232層 TLC |
キャッシュメモリ | 不明 |
コントローラ | 不明 |
シーケンシャルRead | 11.7 GB/s |
シーケンシャルWrite | 9.5 GB/s |
ランダムRead | 1,350K IOPS |
ランダムWrite | 1,400K IOPS |
MTTF | 200万時間 |
保証期間 | 5年または 500TBW |
価格(2023/7/30 時点) | 32,681円 (ソフマップ) |
メーカ | 不明 |
---|---|
モデル名 | CSSD- M2M1TPG5NFZ |
種別 | M.2. 2280 |
容量 | 1TB |
インタフェース | PCIe Gen5 x 4 |
プロトコル | NVMe 2.0 |
冷却 | ヒートシンク 一体冷却ファン |
NANDメーカ | Micron 3D TLC B58R |
キャッシュメモリ | DDR4 2G |
コントローラ | Phison PS5026-E26 |
シーケンシャルRead | 9.5 GB/s |
シーケンシャルWrite | 8.5 GB/s |
ランダムRead | 1,300K IOPS |
ランダムWrite | 1,300K IOPS |
MTTF | 不明 |
保証期間 | 3年 |
価格(2023/7/30 時点) | 20,980円 (PCデポ) |
メーカ | Seagate |
---|---|
モデル名 | FireCuda 540 |
種別 | M.2. 2280 |
容量 | 1TB |
インタフェース | PCIe Gen5 x 4 |
プロトコル | NVMe 2.0 |
冷却 | なし |
NANDメーカ | 3D TLC |
キャッシュメモリ | 不明 |
コントローラ | 不明 |
シーケンシャルRead | 9.5 GB/s |
シーケンシャルWrite | 9.5 GB/s |
ランダムRead | 1,300K IOPS |
ランダムWrite | 1,500K IOPS |
MTTF | 180万時間 |
保証期間 | 5年 |
価格(2023/7/30 時点) | 29,700円 (楽天Bic) |
メーカ | ADATA |
---|---|
モデル名 | LEGEND 970 |
種別 | M.2. 2280 |
容量 | 1TB |
インタフェース | PCIe Gen5 x 4 |
プロトコル | NVMe 2.0 |
冷却 | なし |
NANDメーカ | 3D NAND |
キャッシュメモリ | 不明 |
コントローラ | Phison PS5026 E26 |
シーケンシャルRead | 10 GB/s |
シーケンシャルWrite | 10 GB/s |
ランダムRead | 1,400K IOPS |
ランダムWrite | 1,400K IOPS |
MTTF | 160万時間 |
保証期間 | 5年 |
価格(2023/7/30 時点) | 31,980円 (ツクモ) |
アフィリエイト広告 ここから購入いただきますと当ブログに報酬が支払われ、運営資金になります。
アフィリエイト広告 ここから購入いただきますと当ブログに報酬が支払われ、運営資金になります。
アフィリエイト広告 ここから購入いただきますと当ブログに報酬が支払われ、運営資金になります。
アフィリエイト広告 ここから購入いただきますと当ブログに報酬が支払われ、運営資金になります。
AtBGCgL@@w܂ƓuOɕVxA^cɂȂ܂B
実物はないので仕様の比較になるが、下記のポイントで選ぶとよさそうなSSDが見えてくる。
順に見ていく。
高価なSSDを買うのなら、性能が良いものがいい。性能はシーケンシャルとランダムの2点があり、それぞれReadとWriteがある。
シーケンシャルとは連続読み書きの場合で、大きなファイルの読み書きの場合に当たる。動画ファイルの編集などでは有効だ。
一方でランダムアクセスは複数のファイルを同時にアクセスするような場合に、アクセスポイントがばらばらになるようなケースだ。
HDDの場合はランダムアクセスの場合、その都度ヘッドが移動してアクセスの準備をするので、ランダムアクセスはどうしても性能が下がる。
SSDは物理的なヘッドがないので、移動のためのタイムラグもない。このため、SSDはランダムアクセスが多いワークロードに向いた製品だ。
シーケンシャル、ランダムともに性能がいいのはCrucialの製品、ランダムアクセスだけよければいいのであればADATAもいいだろう。
NVMe SSDは単なる基板にチップが載っているだけだ。半導体は熱を生み出すものなので、高負荷になれば発熱がひどくなる。
従い、高性能なGen5製品であればヒートシンク装着は必須と考えたほうがいいだろう。
今回の5製品にはヒートシンク付きの製品が2つあるが、別売りでも購入できるので問題はない。
例えばこういうものを購入する。
3年あるいは5年保証となっているが通常は年だけでなく書き込みデータ量も条件になる。
使う用途に応じて保証の有無と価格を天秤にかければいいだろう。ちなみにCrucialの保証に書かれている、5年または500TBWとは、5年間か書き込みが500TBに達するかどちらか早いほうという意味だ。
性能と価格を考慮すると、Crucialのヒートシンク付き、CT1000T700SSD5JPがいいだろう。
PR